田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

田舎暮らしの楽しさは野鳥と外猫の来訪。 麻屋与志夫

2018-07-06 09:47:22 | ブログ
7月6日 Fri.

●雨がやんだ。裏山でウグイスが鳴きだした。ほととぎすも鳴いている。そのほかの野鳥も鳴いて、さわやかな自然の音色をたのしませてくれる。こうしたひとときが田舎町に住む醍醐味だ。

●裏庭のデッキに大きいほうの白猫がきた。まだ濡れているデッキの上を急ぎ足で廊下にたどりつく。餌皿に固形餌を二ツカミほど入れてあげる。ポリポリとハデナ音をたててたべている。でもヤセテきている。リリのように病気なのかもしれない。心配だ。野良ネコの寿命は4年くらいのものらしい。

●昼近く、こんどは小さいほうの白猫がきた。二匹とも名前をつけていない。まだリリとブラッキ―との別れからわたしは、立ち直っていない。おそらく、これからもこの悲しみはずっと消えないだろう。二匹の白猫に名前をつけてムリにでも部屋に上げる気力はない。

●廊下の引き戸を開けたままにして置いた。小さいほうの白はしばらく廊下にはいりこんでいた。

●「おまえらナ、白猫ちゃん。飼ってあげてもいいよ。別れはつらいけど、猫ちゃんと過ごす時間は癒しの泉にひたっているようなものだ。魔法の泉だよな。浮世のツライことなにもかも忘れてしまうものナ」

●食事がすむと帰っていく。どこに帰っていくのだろうか。宝蔵時の縁の下かな。空家になっている越後屋さんかな。

●食事に来たときは「呼んでヨ」。呼べば来るから。いつでも食事はできるから。奥の部屋にわたしはいるから大きな声でニャアとナクノダヨ。



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「象嵌はないだろう。映っていた。と書け」 麻屋与志夫

2018-07-06 03:41:59 | ブログ
7月6日 Fri.

●雨が降ったり止んだりしている。

●若いとき、天候に支配される家業だったので、明日は晴れるか? ということが毎日心配だった。おかげで、彼女とのデートは雨の日にかぎられていた。雨男だった。

●今は毎日書斎で仕事――パソコンで文章を綴っている。

●じぶんのすきな文体で小説を書こうと固執するのをやめればいいのだろうが、どうもそうはいかないようだ。

●晦渋な文体を故意に書こうとしているわけではないのだが、文章のおもしろさだけで読んでもらえる小説を書こうといまだに、この歳になっても思っている。

●バカですよね。

●『水溜りに新宿はゴールデン街のネオンが象嵌されていた』

●「象嵌はないだろう。ゾウガンは――」編集長が絶句。純文学ならいざしらず、大衆小説だよ。とつづけて、怒っていた。ゾウガンなんて書くのはどう考えても、改めて考えなくても、バカですよね。

●『水溜りにネオンが映っていた』

●誰だってそう書きますよね。ほんとに、つくづく、いまさらながら、バカだなぁとおもいながら……これからまたいつものルーテン、小説をかきだします。

●あまり文体には凝らないようにします。

●いまさら、こんな告白をするなんて、お恥ずかしいかぎりです。

●バカですよね。



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