田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

春の花香る部屋にて  麻屋与志夫

2013-03-02 11:45:33 | ブログ
3月2日 土曜日

●かすかに花の香りをふくむ空気が部屋からへやへと移動するわたしの鼻孔につたわってくる。

ブラッキーのしぐさを真似て鼻を中空に上げて「クンクン」とやっていたら背後でカミサンの笑い声がした。

「なにやってるの」

「花の香りが鼻についてはなはだいいきぶんだ」

とオドケて応えていると洗濯物をもった彼女の姿はもうそこにはない。

裏庭に干場をつくったので、二階まで洗濯物をもってあがらなくてすむようになった。

●中学生が卒業していった。

最後の授業のあとでH君から花束をいただいた。

   

   

   

うれしいことをしてくれるものだ。

卒業生のひとりひとりが入塾してくれたときの様子を思い浮かべながらふけいく春の夜の静寂の底で蹲踞するわたし。

●来週から塾は新学期だ。

どんな生徒との出会いがあるだろうか。

●そうそう、カミサンのブロ友からも房総の花がとどいた。

   

家の中がまるでお花畑になったようだ。

ふだんはあまりつかわない花器をとりだして各部屋ごとに花をがかざってある。

絵心のあるカミサンの活ける花には風情がある。

●春一番が吹きだしそうな今日このごろのあたたかさだ。

男体山の雪もこころなしか薄くなったかんじがする。

●ハナミズキはいつごろ咲きだすのだったろうか。

図書館のまえで、しばしたたずみそんなことをおもったのは昨日だった。

明日はひな祭り。



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