田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

初夏の朝

2012-06-04 09:40:54 | ブログ
6月4日 月曜日
●爽やかに晴れた朝。
庭ではカミサンがバラの世話をしている。

●わたしは新藤先生の葬儀のようすをテレビで見ていた。
津川雅彦の弔辞がさりげないはなしかけの口調でその悲しみがよくでていた。
涙をさそった。

●外に出てみるとカミサンは咲き切った花を摘んでいた。
いつまでもつけておくとバラの木に負担がかかる。
それで少し早めに摘むのだという。
カミサンには色々なことをおそわっている。
植物の名前などなにもしらなかったのに。
さいきん小説をかいていても、きがるに花の名前をかくことができる。
心理描写にいろどりをそえることができてうれしい。

●小久保さんの家の上の電線に雀が一羽とまっていた。
背景は初夏の青空。
まだ梅雨入りしていないので、大気がたしかに爽やかだ。
ほほにふきかかるバラの芳香をふくんだ風がほんとうにきもちがいい。
生きている実感がある。

●部屋に戻った。
電源を切るのを忘れたテレビではオウムの菊池直子の逮捕を報じていた。

●あの事件からもう17年になる。
雑誌にかく原稿のため、カミサンと青山まで取材に駆け付けた時のことを思い出した。
あのころまではまだ若かったなぁ。
時の流れの速さに、慄然とする。
かきたい小説がまだまだある。
生きている。
かき続ける。
まだまだ老いるわけにはいかない。
肉体は老いても、精神にはおいはない。

 
   ラベンダーピノキオ
    
  
   マチルダ
    

   ルイ14世
    





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