田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

エマノンを読む

2007-07-27 19:51:29 | Weblog
7月27日 金曜日 晴れ
●セブンイレブンまでエマノンをとりにいった。カミサンが留守なので、山菜と煮物のお弁当(七穀米)を買った。温めてくれた。便利な世の中になったものだ。すなおに感心した。だってセブンイレブンでお弁当を買ったのも、本を取り寄せたのも、じぶんでお金を払ったのもはじめてだ。カミサン依存型亭主の典型みたいな男だな、オレハと思ったものだ。
●まだ梅雨明け宣言はなされていない。しかし、気分的にも、太陽の強烈な光もすでに夏だ。足もとからの輻射熱も浴びた。暑い中を歩きながら考えた。大型店には根本的には反対だが、この便利さは何なのだ。人間のこの社会はどこにむかつて進化し続けているのだろうか。
●「巣鴨の地蔵通り」に材をとった小説を書き出しているがなかなかすすまない。いつものことだからあわてないが、この遅筆何とかならないのかな。われながらもどかしい。暑い部屋の中でひとりでいらいらしている。
●エマノンはおもしろい。今夜は一晩かけても読みとおすことになるだろう。


冷や水

2007-07-27 06:57:24 | Weblog
7月26日 木曜日 晴れ
●はじめて、インターネットで本を取り寄せた。梶尾真治の「おもいでエマノン」だ。まえから読みたかった。田舎町なので本屋に頼むと三週間かかる。本屋さんには気の毒だが二日でとどいた。田舎町の本屋さんは、前から考えていたことなのだが、営業の形態を変えていかないとこれからさらに厳しい現実に直面することになるだろう。町の本屋さんにはぜひ生き残ってもらいたい。いまや、日本はあらゆる職種で大型店化が進行している。
●日本全国、どこにいってもおなじブランドの看板がたちならんでいたらノッペラボー。不気味ですらありますよね。そういえば、近所にいつのまにか町の本屋さんがすくなくなっている。本、そのものを読む人がほとんどいない。雑誌は読むが本は読まない。悲しいことではありませんか。                                    
●本は読まない。テレビは関西Y系の「お笑い」番組。演歌とスポーツと大河ドラマだけ。そして、気楽な年金暮らし。そんな年寄りにわたしはなりたくない。生きるとしいうことは、真剣勝負だ。
●わたしなど、いま全国をわかしている年金問題とは無縁だ。じぶんのことはじぶんで始末する。年金加入拒否人間なのだ。年金制度ができたとき、べつに粋がっていたわけではないが、納める金がなかった。入るのか入らないのかハツキリシロと市役所の人におどかされて、ついつい拒否しただけのことで、おはずかしいしだいだ。でも、年金のことに関しては将来文句は言いません。と一筆念書を書かされた。驚いた記憶がある。
●食えなくなったら、妻と刺違えて死ぬ。それくらいの覚悟で生きている。おかげで、いまだに現役。今日も十キロの米、リポビタン、アスパラのドリンクのケース、二十キロちかくを背負って帰宅した。夜になれば、塾生が来る。まだまだ年相応の暮らしを楽しむのには、若すぎるのだ。そうなのだ。
●こんなのを、こんなカッコのつけかたを、年寄りの冷や水と呼ぶのでしょうね。
●明日は晴天。蝉の声。ブラッキーの甘え声。カミサンの元気な庭いじり、土とのたわむれ。わたしは「エマノン」とのデート。
●こんなわたしを生かしてくれる小さな田舎町の人たちに乾杯。田舎町で生きているから、守りつづけてこられた生活なのだ。