5月4日、憲法記念日の翌日の記事の紹介です。
都内で開かれた改憲派の集会の模様を再度伝えています。
岸田首相・・ビデオメッセージ
・議論の加速化を要求
・施行から77年、時代にそぐわない部分の果断な見直しを訴え
国民民主党・玉木代表・・集会での挨拶
・緊急事態条項がようやく機運になってきたと、積極的に改憲を進める姿勢
東京都の会社員男性 ( 45才 ) ・・街頭インタビュー ?
・首相は、保守系の国民の人気を取りたいのではないか。
都内で開かれた護憲派の集会についても、公平に伝えています。
主催者発表・・
・約3万2千人が集まった
逢坂誠二氏・・立憲民主党代表代行
・法律を犯しているかもしれない方々に、憲法を議論する正統性があるのか
( 注: 自由民主党の政治資金パーティー裏金事件に関する言及 )
田村智子氏・・共産党委員長
・武力で平和は守れない。憲法9条にこそ力がある。
( 注: 政府が決定した次期戦闘機の輸出解禁などに関する言及 )
横浜市小学校の女性教諭 ( 27才 ) ・・集会後のパレードに参加
・イスラエルのガザ侵攻を他人事でないと感じ、9条は大切だと思うようになった
・自分たちに関わる憲法だからこそ、知らないうちに変わって欲しくない
戦後77年が経過する中で、改憲の動きは次のように積み重ねられてきました。
・昭和31年 4月『中間報告-憲法改正の必要と問題点』・・石橋湛山内閣
・昭和47年 6月 『憲法改正大綱草案(試案)-憲法改正の必要とその方向』・・佐藤栄作内閣
・昭和57年 8月 『日本国憲法総括中間報告』・・鈴木善幸内閣
・平成17年11月 『新憲法草案』・・小泉純一郎内閣
・平成24年 4月 『日本国憲法改正草案』・・野田佳彦内閣
自由民主党の『日本国憲法改正草案』が公表されてからでも、12年の歳月が流れています。その上でなお、与野党共にこの程度の議論しかしていません。
戦後の憲法改正回数は、アメリカ が 6 回、フランスが 27 回、第2次世界大戦 で同じく敗戦したイタリアは 15 回、ドイツは 58 回も行っていま す。実情に合わなくなった部分を、他国は都度修正していますが、日本には頑固な共産党とその親派 ( 立憲民主党など ) がいて、一文字の修正でも拒絶しました。
今回の無内容な記事を読み、日本は憲法に関する限り国際社会の異端児であることを確認しました。「ねこ庭」は記事を紹介しながら、同社に感謝しています。
「無意味な与野党の対立と、無知な国民の意見をよく記事にしてくれました。」
同社が国民代表のように掲載している男女の意見は、国民の異端児の話です。内閣支持率の回復を優先する首相は、民意のないものに力を入れません。改憲を望む国民世論が高まっているから、加速化を呼びかけています。
この点からしても、共同通信社は一般人の選定に失敗しています。
・へえ、世間にはこんな男女がまだいたのか。
記事を読む人々はそう思うだけで、護憲勢力を支援する気にはならないでしょう。
つまり同社は一連のトップ記事で、「情報操作」に失敗したことになります。横並びの好きな大手マスコミを考えますと、5月4日は共同通信社だけでなくNHK、朝日新聞なども、似たような報道をしているのではないでしょうか。確認せず言うのは早計ですが、だとすれば令和6年5月4日は、大手メディアの「情報操作失敗記念日」になります。
記事の紹介が始まったばかりで、先の長さにため息をついていましたが、「情報操作失敗記念日」の記事となれば話が違ってきます。
歴史の記念になるのなら、「ねこ庭」に残す価値があると元気が出てきます。こんな独断に興味を持たれた方だけ、次回も足をお運びください。
「9条は大切だと思うようになった」
開いた口を塞ぐために、このくだりをご亭主殿に読んで聞かせました。
最初の「イスラエル~」部分は真面目に聞いてましたが
次の「9条は~」では嘲笑に近い苦笑。
予想通りの反応で、とりあえずご亭主殿の思考は健在。
「イスラエルのガザ侵攻を他人事でないと感じ」
「9条は大切だと思うようになった」
この先生の意見はそのまま、次に同じです。
「中国の尖閣領海の侵犯を他人事でないと感じ」
「9条は大切だと思うようになった」
前後がどのようにつながるのか、不思議な意見ですが、これを記事にした共同通信社も「つける薬がない」・・。「情報操作失敗記念日」にふさわしい記事です。
上から6行目
誤字・・立憲民主党
訂正・・国民民主党