OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

葉に付いた綿

2019年09月20日 | 変なもの
葉に付いた綿(変なもの)

 散歩で見かけた落ち葉に、白い綿のようなものが付いていた。

葉の裏の綿毛 2019.9.19 志徳公団

 ご覧のように、桜(ソメイヨシノ)の葉の裏に付着している。何だろう? 長さ4センチくらいで高く盛り上がっている、葉にしっかり付いているから逆さまにしても落ちない。触ってみると、乾いていて脱脂綿のような柔らかい感触。写真で見えている側の葉っぱに近い所で、葉と平行に切れ目があるようだ。

綿毛に付いた小さな葉 2019.9.19 志徳公団

 向こうの側面に別の小さな葉がくっついている。台になっているサクラの葉は茶色く枯れているが、小さい葉には緑が残る。その葉の種類はわからない。ツツジかな? 「綿」をつまんで引き離してみても中には何も見えない。

「綿」を引き剥がしたところ 2019.9.19 志徳公団

 この日は快晴で、「綿」は乾燥した手触り。粘つかないから蜘蛛の糸やカビのようなものではない。人工のものではなさそう。印象としては蛾の繭のまわりの糸のような….。しかし、中に蛹はなく、その抜け殻もない。ひょっとしたらコマユバチの繭(よく知らないが)のまわりの糸だろうか? そうなら小さい繭がたくさん入っているか、羽化後なら繭の殻があるだろう。それにコマユバチが卵を産みつけた虫(蛾の幼虫かな?)が一部「綿」に巻かれているはず。
 落ちていた場所のまわりの落ち葉にも、また頭上の樹にも同じようなものは見つけられなかった。結局正体不明。どなたかご教示をいただければ。

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