1991年モンタナ州の訪問 その25
Visit to Montana for digging, 1991. Part 25
1991年7月9日ロスアンジェルス郡立自然史博物館の恐竜特別展を見た後、常設展示室に向かう。ここではぜひ見ておきたいものがある。それは骨質歯鳥に関する展示。
100 骨質歯鳥展示 1991.7.9 Display of Osteodontornis
この標本は、1957年にヒルデガルド・ハワードが報告した物で、カリフォルニア州の採石場で発見された(H. Howard (1957) A gigantic “toothed” marine bird from the Miocene of California)。学名はOsteodontornis orriである。実物は別の博物館にあって、これはレプリカ。鳥の骨格が二枚の石版にみごとに保存されている。この仲間は非常に大きな種類を含むが、全て海で生活する鳥で、始新世から鮮新世くらいの全世界から報告されている。オステオドントルニスという名前はosteo(骨の)dont(歯)ornis(鳥)という語源で、上下のくちばしの骨が歯のような突起をたくさん持っていることから名づけられた。それで日本語では骨質歯鳥と呼ぶ。北九州でも発見されたので、見ておきたかったのだ。
101・102 カリフォルニア産の骨質歯鳥化石 1991.7.9 Holotype of Osteodontornis orri (reprica)]
他にもすばらしい水かきのある鳥の足跡化石が目についた。
103 始新世の鳥の足跡化石 1991.7.9 Bird footprints from Wyoming (Eocene)
ワイオミングの始新世の足跡化石である。
他にも広い館内をうまく使ったジオラマなどが印象的だった。
(つづく)
Visit to Montana for digging, 1991. Part 25
1991年7月9日ロスアンジェルス郡立自然史博物館の恐竜特別展を見た後、常設展示室に向かう。ここではぜひ見ておきたいものがある。それは骨質歯鳥に関する展示。
100 骨質歯鳥展示 1991.7.9 Display of Osteodontornis
この標本は、1957年にヒルデガルド・ハワードが報告した物で、カリフォルニア州の採石場で発見された(H. Howard (1957) A gigantic “toothed” marine bird from the Miocene of California)。学名はOsteodontornis orriである。実物は別の博物館にあって、これはレプリカ。鳥の骨格が二枚の石版にみごとに保存されている。この仲間は非常に大きな種類を含むが、全て海で生活する鳥で、始新世から鮮新世くらいの全世界から報告されている。オステオドントルニスという名前はosteo(骨の)dont(歯)ornis(鳥)という語源で、上下のくちばしの骨が歯のような突起をたくさん持っていることから名づけられた。それで日本語では骨質歯鳥と呼ぶ。北九州でも発見されたので、見ておきたかったのだ。
101・102 カリフォルニア産の骨質歯鳥化石 1991.7.9 Holotype of Osteodontornis orri (reprica)]
他にもすばらしい水かきのある鳥の足跡化石が目についた。
103 始新世の鳥の足跡化石 1991.7.9 Bird footprints from Wyoming (Eocene)
ワイオミングの始新世の足跡化石である。
他にも広い館内をうまく使ったジオラマなどが印象的だった。
(つづく)