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最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

西伊豆に行ってきました その2

2012年11月02日 | 旅行
西伊豆に行ってきました その2
A short trip to west coast of Izu, Part 2

先月(10月末)名古屋に行ったついでに、西伊豆を回ってきた。前回書き漏らしたことから記す。
沼津駅前の蒸気機関車モニュメントだが。向こうにある機関車の「顔」とも言える煙室扉はC58 230 であるが、前にある動輪は別の機関車のもの。C58 194 のであることが、刻印から分かるのだそうだ。C58 194 は1971年に豊橋を最後に引退した機関車で、稲沢・美濃太田などで活躍した。沼津とそんなに縁があったとは思えない。

港大橋を渡ったあと、魚市場付近に移動。ここは、魚市場に隣接して食堂街があり、ちょうど日曜日で大型バスなで多くの観光客がつめかけている。寿司や海鮮どんぶりなどの食堂、また干物の店が立ち並んでいる。


8 沼津港食堂街
Restaurants at Numazu Harbour market

その中に,
沼津港深海博物館「シーラカンス・ミュージアム」というのがあったので覗いてみた。駿河湾の深海生物は重要で、「深海」のコンセプトはいいのだが、なぜ英名は「シーラカンス」なんだろう?シーラカンスの発見物語の関連展示は面白かったが、化石の部分には誤りが多くて残念。ハリモグラの展示が一番面白かった。これまた駿河湾とは関係ない。


9 シーラカンス博物館(裏側)
Coelacanth Museum


10 ハリモグラ
Exhibition of echidnas

ハリモグラは最も原始的な哺乳類の一つで、卵を産む。それなのになぜ哺乳類かというと....長くなるので、興味のある方はネットでお調べいただきたい。
ちょうど昼を過ぎたので、一軒の寿司屋さんで昼食。安くておいしかった。干物もおいしそうだったが、荷物になるので購入をやめた。
時間を過ごして、14時の高速船に乗った。沼津港から戸田(へだ)経由で土肥(とい)に向かう船でホワイトマリン号という。その名にしては、漁船改造型である。


11 乗船した土肥渡船ホワイトマリン二世号
White Marine II (Numazu to Toi)

次第に天候が下り坂。船上からの富士山は望めそうにない。さいわい波穏やかなので船室のソファーで居眠り。戸田(へだ)で下船。なるべく陸上を旅行したいのだ。沼津から土肥までは、修善寺経由のバスがあるが、内陸を通るのでこちらを選択した。下船すると、小雨。景色も良くないので、砂浜歩きもやめ。


12 戸田に着いたホワイトマリン二世号
White Marine II at a pier in Heda

しかたないのでコーヒーか何かと思ったが、観光食堂が一軒だけ。昼食は食べたばかりだし、だれもいないバス停で一時間近く待つ。やっと来たバスに乗って土肥へ。乗客は私一人。「次はどこどこです」というテープ案内がいくつも続く。
(つづく)