東海地方の今年の夏は、予報によると雨が少なく暑いようだ。
夏に活況を見る牧之原市にとっては、ありがたい予報のようである。
昨年牧之原市には、海水浴客79万5千人、夏季イベントに6万5千人、民宿などの宿泊客(夏季)2万3千人の観光客があったようだ。 これに、市内の各施設、また、サーフィン客などを合わせると、昨年の7、8月は、100万人を超える方々が、市内に来ていただいていることになるとのこと。
牧之原市の人口の5万2千人から見れば、この時期約20倍も人口が膨らむ勘定となり、夏の牧之原市の賑わい振りが容易に想像できる。
そんな夏の牧之原市内では、毎週のように様々なイベント、コンサートなどが行われているが、その中のイベントの一つに、7月6日(日)の「スタ・フェス‘08」がある。
昨年のスタ・フェス’07↓ http://blog.goo.ne.jp/oishi21/d/20070708
FMラジオの公開録音を兼ねた地元出身のミュージシャン桜井大介君とGTPのミニライブをメインに、清水エスパルスの枝村匠馬君も参加してのステージイベントなど、牧之原市の夏の幕開けを告げるイベントのようだ。
このイベントは実行委員会の主催によるものだが、そのテーマを「ECO&MUSIC」に、環境PRに関するブースや市消費者協会による啓発など、音楽を聞きながらエコも考えていこうという意気込みが、若い実行委員でスタ・フェスの随所に組み込まれている。
特に、会場内で販売される、イベントやお祭りには定番の焼きそばやお好み焼き、トロピカルジュースに使われる発泡スチロールの容器を、今年はリユースできる通常のプラスチック容器で可能な限り提供するという。
用意する容器は、リユースカップ2,100個、レンタル皿2,300個だとのこと。
相当な量だが、何とか調達するようだ。
もちろん、家からマイカップ、マイ箸持参もお願いしているとのこと。
よくイベント会場のゴミカゴには、食べた後のスチロール容器が溢れんばかりに積まれている光景を見かける。
しかし、この「スタ・フェス」では、その光景は見られないということになる。
ただし、返却された容器をイベント終了後スタッフ全員で洗うとか。
大変だろうが、きっと汗を流しながら、満足した笑顔で洗っている光景が目に浮かぶ。
また、前日の5日にペア開催される野外コンサート「WINDBLOW‘80SAGARA」では、翌日、つまりスタ・フェスの当日、砂浜でのビーチクリーンが行われるとのこと。
これは、WINDBLOWの恒例となっているもので、コンサートに出場したミュージシャン、スタッフ、観客が翌日まで残り、来たとき以上にクリーンな海辺に戻すよう、汗を流しながらゴミを集める。
また、このようなクリーンキャンペーンは、その他に、サーフィン大会などでも行われている。
過去に行われていたコンサードなどを批判する考えはまったくない。私もその中で音楽を聴き、イベントを楽しんだ一人だ。
ただ、昨今のコンサート、イベントは、単に音楽を聴く、ゲームを楽しむといったものから、環境にやさしく、といったプラスアルファを付け加えた取り組みに変わってきていて、それが、イベントの価値と集客を高めているように見える。
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