何度となくこのブログで記述するが、もみじの剪定は、冬を迎える前に必ず終了しておかなければならない。
特に私が大事に育てる双幹もみじは、慎重に生育させたいので、万が一でも剪定した枝から樹液が出ないように、例年11月中に葉刈りを済ませ、12月初旬に剪定をして翌年の芽吹きに備える。
しかし、今年は、盆栽に費やす時間に余裕がなく、作業が遅くなり、昨日の葉刈りとなった。
ただ、作業が遅れた分、葉の紅葉が例年に比べ多く見られたが、これももみじにとっては負担。
紅葉の葉を持ちながら冬の乾燥した風に当たると、葉を支える枝自体にまで損傷を与える。
よく見る山奥の赤々としたもみじの観賞できる場所は、一般的に風が少ない、しかし、海に近い私の地域では、この時期は乾いた西風が常に吹きすさむ。
この意味でも私はもみじの葉刈りは早めに済ませるが、それが今年昨日となった。
昨日の葉刈りの作業工程は以下の通り・・・。
【写真↓:葉刈りが遅れた今年は、いつになく赤い葉が目立つが、私のもみじは全体には紅葉しない】
【写真↓:部分的に赤い色の葉もあるが、また緑色の葉も混在する】
【写真↓:葉が重なっていた下の葉は、まだあざやかな緑を保つ】
【写真:裏の姿も紅色はまばら】
【写真↓:葉刈りは私の場合、基本は鋏で切り取る。】
【写真↓:ほぼ中間まで終了。ここまで20分】
【写真↓:葉刈り終了。40分の作業だった。】
【写真↓:剪定した葉が足元に】
【葉刈りの目的は、葉を単に刈ることではなく、刈って枝ぶり、樹形を見て翌年の樹形を想定しながらの剪定作業をするため。昨日は葉刈りまで、今週盆栽教室で、講師に樹形を見て剪定をしていただく。】
【剪定が必要な個所は私なりに理解している。きっと講師は、この部分を剪定すると思うが・・・。】
【写真↓:いわゆる単に伸び切った徒長枝は、真っ先に剪定】
【写真↓:上に延びる枝も不要】
【写真↓:交差する枝は必ず剪定】
【写真↓:今まで大事に剪定してきた繊細な末端の枝。これが葉の重みで柔らかく落ち込み、ふんわりとした全体の樹形を作り上げる。】
【写真↓:秋の吉田町文化祭に出店した時の樹形】
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