まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-第122号(通算)-

2006年06月28日 |  マツタケの林地栽培 
越智さん手製の竹がに



第49回(6月28日)活動日の報告

  本日の参加者には、アメリカから文化人類学の研究者である佐塚さんとAnna Tshingさんがマツタケの食文化上の興味から、マツタケの聖地である京都で京まつたけ復活の活動を続ける我々の活動を取材された(4465,4466).皆さんのご協力に感謝してお帰りになりました.それに能勢農場から中城さんが参加された.
 
 彼らを加えて今日の参加者(敬称略)は、三輪、周田、池内夫妻、三品、石原、加藤、榎本、井本、小吹、橋本(敏)、浅沼、越智、宮崎、渡辺(克)、有山、ツトムちゃん、阿閉夫妻、川崎、杉山、岡阪、猫田、今西夫妻、中川、大井、大月、大石、井上と筆者の34名.
 
 今日は、ひどい猿害にあい、生物保全の難しさに直面.我々の「畑をする」行為は、所詮趣味の産物であるが、それはそれで、収穫の喜びを楽しまんと丁寧に育ててきた.しかし、昨日の朝、比叡山から降りてきた20数頭のニホンザルに、キュウリ、トマト、ジャガイモ、タマネギ、カボチャに果実などすべてを食べつくされた(4472).
ついでにぬか袋も食いちぎっていた(4473).これが、職業としての栽培であったら、「あー、喰われた」では済まない.百姓の生活が掛かっているのである.
 
 狂った生態系の被害者は、獣だけではなく、ヒトも同じである.生態系の破壊は、人間の活動のなせる業であるから、無媒介的にサルを守れという意見に素直に同調は出来ない.適正な規模にサルの頭数を調整せねばならないが、その方法も確かなものはない.
 
 我々も生物保全や自然保護に取り組んでいるが、サルなどを守れという自然保護運動もある.個体を守るのがよいのか個体群を守るのか、感情的に向き合っている現状を打破し議論を尽くさねばならない.
 
 今日は、流しソーメンを食べようとなって、竹を二つに割り、節を採り、中を洗って樋をつくった(4453,4454,4457,4458,4460,4461).ごぼう入りの炊き込みご飯(4471)などを女性陣が奮闘(4463、4464、4471).ソーメンを流し、皆楽しんだ.
 「竹がに」という蟹を始めて見たが、なかなかその形態的特徴が出ていてユーモラスのものである(4462、越智さん手製).

ヒノキ区の地掻作業(4455)をひとまず終了して、7月8日から、岩倉今井山で、山の状況に見合った手入れに入ることになった.人数は、一組5-7人でローテーションを組みたい.昼飯時には、戻ってきて一緒に食事をしましょう.世話人は今西さんである.

 皆さんの活動は、このブログの左下にあるBookmarkのまつたけ十字軍運動写真集(Nikon:今週の活動風景)、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo、ここ1ヶ月分の活動風景)で見られます.それらを覗くにはパスワードが必要.Bookmark中のまつたけ十字軍運動写真集(Nikon)をクリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛びます.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(半角英数)を入れる.これでOK. 

もう一つ、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo)をクリック.Yahoo Japan のフォトに入る. IDはmatsutake40,パスワードはtricholoma(すべて、半角英数).フォトアルバム内の「アルバムを見る」をクリック.画面が変わり、“まつたけ十字軍”の文字をクリックでOK.
スライドショウが見やすい.両者とも必要な写真は、右クリックで保存されたい.
 
お知らせ
1)7月15日は、祇園祭の宵々山ですが、メンバーの松浦さんは、ご存知のように太子山保存会の会長です.激励なのか遊ばせて貰うのか分かりませんが、太子山見学会を行ないます.詳細は7月14日の活動日に報告(集合は、夕方6時30分、下京区油小路高辻上ル太子山前).

マツタケに関する講演会
1)「まつたけ山をつくろう」 6月28日付朝日新聞朝刊参照 7-9月第2・第4火曜日6回連続講演(有料)主催:朝日カルチャーセンター(大阪教室)、問合せ:朝日カルチャーセンター・大阪(06-6222-5222)
 
6-7月の作業日のおしらせ 
第50回活動日:7月08日(土) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第51回活動日:7月14日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第52回活動日:7月22日(土) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第53回活動日:7月28日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分



寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
               口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(連絡先;担当責任者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所

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