まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 827

2013年07月17日 |  マツタケの林地栽培 

マメコガネムシ(写真1)というとんでもない害虫が発生 
 見つけ次第、処分された方が良いです。幼虫時代はことごとく植物の根にくらいつき枯らします.成虫は、マメ科植物、ブドウをはじめ果樹全般、ヤナギ、サクラ類の葉など大好物で、その食害は甚大になります. 昼間によく飛びますので、容易に捕まえられる.読者の京都府のIさんから連絡を頂きました.ありがとうございます.
wikipediaによると、
 日本全土に分布。幼虫は他のコガネムシ類同様に地中生活をし、植物の根を食べる。農作物や芝などの根を食べて枯らすこともあり、成虫同様に害虫として扱われる。卵から成虫までの生活史は通常1年かかるが、寒冷地では2年かかることもある。
 成虫は夏から秋にかけて発生し、マメ科植物、ブドウ類、ヤナギ類など様々な植物にやってきて花や葉を食べる。ダイズやブドウなど農作物の葉も食い荒らす。コガネムシには夜行性のものが多いが、マメコガネは昼間によく見られ、1枚の葉に複数の個体が固まって葉を食べていることが多い。人が近づいたり植物が揺れたりすると後脚を斜めに挙げる動作をとる。動きは鈍く、わりと簡単に捕えることができるが、体がすべすべしていて指からすり抜けることもある。

 皆さん!見つけたら駆除いたしましょう! サル、カラスなどの被害に加えて大変ですが、よろしくご配慮お願いいたします. 

1

開催八年でこれだけ成長
 写真2を御覧ください.マツノザイセンチュウ枯損によって伐倒したアカマツの年輪が見えます.樹齢約38年です.黒丸から外が、僕たちが活動を始めてからの成長です.僕たちの喜びも悲しみも”いがみ合いかいじめ”も、このマツは見てきている.
 この中の記録をばっさりと切り捨てました.皆さんの多くは、長年、日本の高度経済成長にいろんな角度から関わり、その関わり方で自らを作り上げてきている.個の人間観・世界観の違いを認めつつ、しかし、正すものは正しながら活動を進めていく必要があります.
 皆さん! あまりにもくだらないことどもに角立てずに 楽しくできませんか? この活動とは、マツタケ山復活を環にした里山再生である.この運営に関わることなら、主催者(吉村)に直接言うようにしましょう! 聞く耳は持っているつもりです.

2)

いま、リョウブの花が満開です(写真3).
 樹皮が一見サルスベリに似ている.昔は飢饉のときの救荒植物として利用された。現在は「令法飯」などの材料にする。 また、5年に一度しか採取できないがハチミツが市場に出ることも。結晶化せず、香り高い。ナメテミタイ!
令法という名は、救荒植物として育て蓄えることを法で決められたからといわれるが、花序の形から「竜尾」がなまったとの説もある。ハタツモリ(別名)は畑つ守などの字が当てられるが、語源ははっきりしない(Wikipedia).

 牧野図鑑によると、幼芽は食用、材は床柱、薪炭材.古名ハタツモリは幾千の白旗が積もるように白い花が群れ咲く姿をいうとある.
 里山の木々は、概して花が小さい.これは極端に小さいがこれらの植物の受粉には、大型の訪花昆虫よりもニホンミツバチなどが受粉に大きな役割を果たしているのかもしれない.僕たちは、そんな役割と蜂蜜を期待しているが・・・・.

3

7月19日(金)、第398回マツタケ山づくりを行います.午前10時に京都市左京区岩倉香川山(自称:ブログ下記の§活動拠点へのアクセスを御参照下さい)にお集まり下さい.  当日の活動報告は、三輪新造さんです.
 
熱中症・マダニ咬傷にご注意を!
 こまめに水分補給を! 立ちくらみ・こむらかえり・大量の発汗時は、熱中症の初期症状です.日陰で休み体温を下げましょう.
 ダニ類に咬まれないようにしましょう!リュックなど荷物は林床に置かずに木の枝にでもぶら下げましょう! 咬まれた後の発熱は、ダニのウイルスなどによるものと疑いましょう!

 §お知らせ
1)7月19日(金) 午前11時~午後2時 香川山 マツタケ山再生と岩倉焼 フォーラム開催(日本文化デザインフォーラム後援)      
2)8月02日(金) まつたけ山復活させ隊活動(まつたけ十字軍運動)400回記念暑気払い!会費3000円(企画担当は猫田哲三さん)
          活動資金集めとして、Tシャツを集めています(詳細は堀井公雄さんまで).  


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§カンパありがとう!  
    
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活!京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

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まつたけ山復活させ隊活動      
 
予定日  2013年7月から8月
回     開催日  報告担当者    男厨シェフ
398    7月19日    金    三輪    
399    7月27日    土    内田    
400    8月02日    金    宮崎    400回記念 祝賀会 
401    8月10日    土    榎本    
402    8月16日    金    三輪    
403    8月24日    土    内田    
404    8月31日    土    宮崎    京都造形芸術大学学生参加 36名

10月19日(土) マツタケ山再生と岩倉焼 勉強会(第2回ラボJIDF後援)開催         
         岩倉焼作品の展示 岩倉焼のぐい呑みでお酒を、岩倉焼の器でまつたけ料理を味わい、里山林と岩倉焼を語る 

【時 間】 午後1時~6時 開場は12時30分
【会 場】 遊狐草舎(京町屋)075-493-9369 京都市北区紫竹西南町17-3 (今宮大徳寺西入る)
                      市営地下鉄 烏丸線「北大路」駅下車、北口より今宮通を西へ約15分
【講 演】 田端英雄氏(植物生態学者)深泥池から岩倉にかけての森林植生の変遷    
                   -須恵器に始まり平安京建設につながる瓦の製造と森林との関係などから考察-
【討論会】 近藤高弘氏(陶芸・美術作家)・若林広幸氏(建築家)+ まつたけ山復活させ隊陶芸班メンバー
【定 員】 展示品鑑賞 定員なし 講演会と食事会30名  
【参加費】 展示と講演会の参加は無料  松茸料理代(要予約)は10000円
 松茸は有名ブランド『岩泉まつたけ』200gを用います.岩倉焼の器に合う松茸料理は、焼き物、松茸ご飯、吸い物と伝統的なものを考えています.しかしその発生は天候に左右されるため、不作凶作時は、松茸料理は提供できないこともありますので、あらかじめご承知おき下さるようにお願い申し上げます.
申し込み締め切りは、10月8日(火).申し込みは、まつたけ山復活させ隊陶芸班世話人内田正明さん(iwakurayaki.lab@gmail.com)まで  

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山 (京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分) 
 活動開始は午前10時頃から,終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.
このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側)40分
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.参加者には現在、食材費(実費)+消耗品費として400円を徴収.見学者は500円(施設等利用料を含む)徴収.

§参加や見学希望の方は、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?


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§主 催
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 matsutake10@gmail.com

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典

 

 

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