まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 915

2014年05月31日 |  マツタケの林地栽培 

 

まつたけ産業で地域おこしを! 京まつたけ復活・里山再生市民運動 

 

 第441回(5月31日(土))活動報告

 山作業日和とは行かない暑い一日でした。京都の最高気温は32度、7月下旬並みだったそうです。今日は、精華大学の学生さんが、地域環境論授業の一環で体験参加されました。
 本日の参加者は、松本、TAKE、山本、前田、中野、榎本、川崎、小原、有山、宮崎、松浦、多田、橋本、村岸、斉藤、女坂、周田、上林、森、三品、江差、阿閉(仁)、阿閉(眞)、吉川、三輪、松田、川本、ホリイ、山田、猫田、玉城、中広、吉村の33名+精華大学の学生25名のみなさんでした。

午前中は吉村代表から「まつたけ山作り」と里山再生の関係についてレクチャー。

昼食タイム。

本日のメニューはカレーライス+サラダ。

午後から澤田山各作業エリアの見学、体験へ出発。

途中、吉村代表の恩師にしてマツタケ学の祖「浜田稔先生顕彰碑」のある尼吹山登山口でマツタケ学発祥の由来を解説。
岩倉は“岩倉具視”だけではありません。過去には障害者受け入れの歴史など、なかなかユニークな土地柄なんです。

三品班エリアでは学生さん受け入れ準備中。村岸さんの地掻き実演。
 

前回から参加の新メンバー山本さん、初参加時の丸太運びで肩が痛くなった体験から肩パッドを自作してこられました。これで丸太運びも楽勝?

その上部では、地掻きが終わって赤松の実生芽生えが多く発生しているエリアと地掻き進行中の尾根を見学。まつたけ山作りでの、溜まった腐植による富栄養化の弊害と地掻きの大切さを実感。

中広班作業地ではシイタケ菌打ち体験や岡ワサビ栽培の様子などを見学。

ヤマガラの里エリアでは伐採ヒノキの回収作業などを見学。

峠の小屋でしばし休憩。今日は本当に暑くて学生さんも少しお疲れぎみ。

でも、ベースキャンプに帰ると猫シェフ特製のピザが待っていました。

峠小屋の屋根に置いた養蜂箱で採れたアマ~イ蜂蜜をかけて。
天国の杉山さんも、皆さんに楽しんでもらえるようになったのを見てきっと喜んでられることでしょう。

ピザ担当になった学生さんはピザ作り体験。

最後の最後まで残って、後片付けを一生懸命明るく手伝ってくれた藤井さん、ありがとう。こんな若者がいる日本の未来に希望を持ちたいと思います。

数人の学生さんに「まつたけを食べたことがあるか」聞いてみました。

「小さい頃に食べたことがあるような...」という方もいましたが、ほとんどの方は「大きくなってからは食べたことがない」、「中国産は食べたことがあるけどマズかった」、「べつに食べたいとも思わない」と
このままではまつたけの食文化が消えてしまうことにもなりかねない。おいしい国産まつたけが気軽に食べられるようになるといいですね。

私たち高齢のメンバーは、今整備したところがりっぱなまつ林によみがえって、まつたけが採れるようになるところを見ることは、残念ながらできないかもしれません。
若い学生さんには「20~30年後、今日見た整備地がどんな風に変わっているかぜひ見に来てください。できればこの活動に参加して引き継いでいってください」と、お願いしておきました。

(宮崎 記)

 


 

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