のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

嵐越え孝行するもまた嵐

2014年10月08日 | 散歩漫歩
秋の収穫作業もほぼ終わりが見えてきて
後始末作業の前に老両親を連れて
リフレッシュでもしようかと予定していたのが
たまたま台風18号が襲来していた10月6日
7月の旅の時も台風が来ているときでしたが
わが家の旅が嵐を呼んでいるわけではありません

今回は新潟県柏崎で縁者の墓参りをしてから長野に回り
帰りに小布施でも立ち寄ってこようという旅

小布施というと栗とか葛飾北斎ですが
もうひとつの目玉がガーデニング
時間に余裕がなかったこともあって
町振興公社が運営している花公園と6次産業センターへ直行

ここの6次産業センターのユニークなのは
加工に向いた特徴ある果物を周辺農家に栽培してもらい
それを浸かって特産品を作ろうというもの
すでにあるものを原材料にして何か加工して
商品化しようというのはどこでもやっていることで
特産品といってもどこも同じようなものになってしまいます

小布施の試みは先に商品ありきというか
加工に適した農産物を導入して
商品だけでなく原材料としても供給しようとしています

それは何かといえば
酸っぱいクッキングアップル(加工用リンゴ)と
色鮮やかなサワーチェリー(酸果桜桃)
リンゴは爽やかな酸味をもち、すぐ煮溶けるのが特長
さくらんぼは加熱すると香りたち
ポリフェノールは佐藤錦の5倍含まれているとか

さすが、むらおこしで永年の実績を積んでいる地域です
とかく修景によるまちづくりで商業系に注目が集まりますが
どっこい農業系も頑張っています
もっともあのくらいの規模のまちだと
商業だ農業だと区別することもないのでしょうが

花公園(フローラルガーデンおぶせ)の
1.5haの庭園と庭園に面した洗練されたレストランは
まさに小布施の象徴かもしれません
あちこちにある農家レストランも
あのくらいのセンスがほしいですね



写真は上信越道新井PAでみた光景
今度の台風19号はどうしたものか
まだ畑にナシが残っているのですが