のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

山を見よ山に日は照る海を見よ海に日は照るいざ唇(くち)を君 <若山牧水>

2013年02月12日 | 散歩漫歩
利根川、手賀沼周辺には船戸や根戸など「戸」のつく地名が見られます
これは「津」と同じで「港」や「船着き場」「渡し」を意味するそうです

わが家のある「柳戸」もその一つ
むかしは“柳渡”だったといわれ
その由来は、岸辺に柳の木がうえられていたとか
柳のように細長い水路だったからとか考えられます

船着き場だった近くには9世紀の開創と伝えられる古刹があり
『柳戸の観音様』として親しまれてきました
昭和10年代までは毎年8月に『十日市』という市が開かれ
三里四方の村々から人を集めていたそうです

             

かつての水路は今、「観音谷」という名の谷津田になっています
谷津田にも春の日は差し込んでいます