のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

種取りの翁は夜なべにバチをとる油取るため世を変えるため

2012年09月24日 | みのわプロジェクト
「世を変える」とは大きく出たものですが
そのくらいの気構えがないとくじけそうなヒマワリの種のかきとり作業です

8月初めに満開を迎えていました
             

8月中旬にはこうなりました

             

さらに9月半ばにはこんなふう

             

採取の適期はもう少し前でしたが
稲刈りがありましたし天候も雨の日もあって今になってしまいました
稲刈りとかち合わないようもっと遅く種をまきますか
いや そうするとたまたま今年は見舞われなかっただけで
収穫期に台風のリスクが高まる

機械で脱穀ということもできるのでしょうが
中途半端な機械ではごみが混じったり種が傷ついて劣化したりと
油の品質を考えると手作業で種だけをかきとることが大事だと
仲間たちが9月初めにお師匠役のNPOのイベントで体験してきました

厚手のゴム手袋でこするといいと教えられてきましたが
手袋がすぐに破けてしまいますし手も痛い
道具は何かないかと厚さ5mmぐらいの硬質ゴムの切れ端を
三味線のバチのように整形してみました

手袋と効率は変わらないかもしれませんが
手袋は破れませんし手も痛くありません

いくら健康に良い良質の食用油が絞れても
この作業がもっと効率良くなければ事業化は難しい
そもそもF1の種子を使っているわけですから
世の中変えるなんてもっと難しい
なかなか前途多難です