のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

それぞれの長いたたかいが始まる

2012年04月25日 | 農のあれこれ
栗の新芽も展開してきました。
まさに成長の最前線
危うさの半面 無限な活力も感じさせます

しかし この秋 
ぽろりと落ちた実を躊躇せずに口にすることができるだろうか
最近はいつもこんなことばかり…

去年は何も知らずに毎食食べていたわが家のタケノコも
今年は食べていません
口の中に入れた時の苦さで体を春仕様にしてくれる
野良からプレゼントされる蕗もタラの芽も食べていません

例の無主物の原因者に一年や二年分の所得補償をしてもらっても
もとの土は返ってきません
これは新しい公害反対運動です
小額の金でけりをつけてしまおうというのはいつの世でも原因者の常です
簡単に印を押してしまうのはどうなんだろうと思います


「金よりももとの土を返せ」
農産物直売所「かしわで」はこういう主張を原因者にぶつけようと
会員の理解を得ようとしています

いくつかのメディアでも紹介されていますが
「かしわで」は“安全・安心プラン推進委員会”というプロジェクトを進めています
放射能汚染対策、農薬適正利用等を推進しようとする第三者委員会で
消費者、学識経験者、大学、県、市から構成されています

放射能対策では現在
自主的に会員の農地の汚染度合いを計測して現状をまず把握し
そこから対策を模索しようとしています
わが家の田んぼもサンプル計測しました

このような生産者の姿勢を評価してしていただき
広く現在の社会のみならず将来の世代からも信頼を得たいと考えます