のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

営みの甘き匂いと温さかな

2012年02月17日 | 梨の土づくり
立春を過ぎてからぼかしづくりを始めました

いつもの年は春肥えの代わりに
ナシの花の咲く前に生ぬかを表面散布しています
今年は昨年夏に仕入れた米ぬかが残っていて
当然のことながら固まってしまいそのまま散布することができません
もみがらくん炭もあるものですから
合わせてぼかすことで散布しやすくしようとひと手間かけました

ところが光の春のこの寒さです
5日たっても一週間過ぎても変化がありません
こりゃ米ぬかだけでは空気が抜けちゃって発酵しないのか
失敗かと思っていたのですが
10日目になにやらほのかな香りが…
積み込んだ米ぬかの中に手を差し込むと淡い温み
この寒さで発酵が遅れていたようです

でもこの匂い いつもと違います
いつもより甘いいい匂いです
例の納豆とヨーグルトとドライイーストと砂糖で作った
発酵液「えひめAI」で水分調整したからでしょうか