のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

日もすがらサギに馳走を振る舞えり

2011年10月04日 | 今年の米づくり
ナシの収穫作業が忙しくないので雨が降る前にと
田んぼに米ぬかを散布して粗起こし作業
いつものようにサギがトラクターにまとわりついて
トラクターに驚いたカエルが飛び出てくるのを待っていました

その前に一工夫
稲の切り株と廃わらをハンマーモアで叩き砕いておくと
一回分のロータリーがけを省けるほど田面に稲わらが残りません
トラクターが二度田んぼを走るのは変わりませんが
モアの方が早く走れるしエンジン回転も上げずに燃料も食いません

ところで
玄米から放射能を検出されなかったとはいえ
米ぬかを田んぼに散布してよいものか迷いました

放射性物質(セシウム)が土壌中からイネに吸収された場合
わらに73% もみ殻7% 白米7% で ぬか10%と言われています 
稲わらをそのまま田んぼに還元するのだから
ぬかぐらいなら大きな差はないだろうとはいえ
わざわざ汚染されたぬかを田んぼに入れることもあるまいとも思います

でも
ぬかを散布したのは10aあたりせいぜい60kg程度
10aあたり8俵の米が収穫できたとして
その一割がぬかとしたら 60kg×8俵×0.1=48kg ですから
おおよそ吸収される前の状態に戻ったという計算

まったく
こんなことを気にしなくてもよい時に戻りたい