のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

しそこない繰り返す間に時が過ぎ

2011年07月25日 | 梨の土づくり
今年も梅雨のうちに秋の元肥用のぼかしづくり
と6月のうちにぼかしづくりを始めました

今年の原料は
米ぬか    4
魚かす    2 (N6-P7-)
もみ殻くん炭 2
くず大豆   1
くず米    1
天然ミネラル 0.2(ケイ酸62%)
過リン酸石灰 0.2(P 17.5%)

数字は原料の体積比

今年の特筆はもみ殻くん炭
いつもより黒いぼかし肥料になりました

が…
いい臭いはするもののなかなか熱が上がりません
いつも使っていたオカラを使っていなかったためか
そういえばいつもより締まった感じがする
生のもみ殻を使わなかったから内部に空気がなくて
カビも働かないのか
とあれこれ考えてみますが
熱の上がる前に切り返して水分を供給しましたら
徐々に上がってきました

水分が足りなかったのかと気付いたのですが
いつもと変わらなかったはずですから
どうやら気温が高くてカビも動けなかったということではないでしょうか

6月下旬といえば梅雨の真っ最中のはずが
今年は梅雨が明けたかのような乾燥気候

米袋200袋分を2回の積み込みでつくりますので
一回目はまだ熱がさめきらないうちに見切りで袋詰めしまして
先日 2回目の積み込みをしました

            

その時 そういえばと思いだしたのが
昨年の不良果を刻んでタンクに詰めておいたナシの実エキス
表面に白いあくのようなものが浮かび実の形の残っているものがあるものの
液体は澄みワインのようないい臭いがします
うまく発酵したようです

2回目のボカシにはこのエキスをつかって水分調整したら
うまく発酵するのではとやってみましたが… 
これもまたなかなか熱が上がりません

早くしないと収穫時期になってしまいます