のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

春の鴨なぜ泣くの子がいるからよ

2011年05月03日 | 春の梨畑
ナシの花の満開状態から2週間
4月17日の様子はこちら
棚下だけでなく棚上も緑一色となりました

4月26日に交配用のハチが回収されてから
風の様子をみながら多目的防災網を順繰りに開いてきました
春は東風の吹く割合が多いので
東向きの風が吹いたときに網を開く方向が風下になるように
網を設置してあるのですが
今年は強い風の日も多いうえに西向きの風も多い
道理で寒いわけです

最後の畑で網を開き終わり
留めひもを棚に結びまわっている時
ふいに足元から大きな鳥が飛び立っていきました
カモでした

              

足元の草むらを掻きわけると9つの卵
棚の線上を人間が歩き上空を白い網で覆われても
じっと卵を抱き続けていたのでしょう

飛び立った親鳥は簡単に上空に逃げられるわけでなく
あちこちの棚線にぶつかっては落ちまた飛び立っては落ちてを繰り返し
逃げ回っていました
すでに畑中が網で覆われていますから
捕まえようと思えば捕まえられたかもしれません

入口は網を開けておきましたが
親鳥がうまく逃げられたかどうか
それでも卵を抱きに戻ってくるのかどうか
たぶん卵はだめでしょうねえ