のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

野良仕事仕方ないから面白い

2009年11月15日 | 農のあれこれ
写真は昨日の夕焼けの一部(南の空)。

夕方ラジオを聞いていたら「もったいない」と同様、
「仕方がない」という日本語も英訳できないそうです。

本当かとネット上の和英辞典でみると、
「どうにもならない」という意味で

there's nothing you can do about it
There was no help
I had no choice

というような表現がありましたが、
ラジオでの説明では
たとえば、「台風で稲が全部倒れてしまった。
仕方がない。また来年つくろう」というような場合には、
no help や no choice とは違う意味になるというのです。
つまり、あきらめるのだけれど“次のある”あきらめというのか、
“まだ先に希望のある”あきらめ というのか。

ヒィリピンのタガログ語には似たようなニュアンスの言葉があるそうで、
農耕文化にはあって狩猟文化にはない単語ではないか。
生物の進化というのも弱肉強食とか能力が高いから生き残るのではなく、
環境の変化に適応できたものが生き残ってきただけ。
そんな話でした。

なるほど。
いつも立ち位置をニュートラルにおいて
常に何が一番大事かということを考えていれば
間違った選択はしないということか。

でも、タイトルが「野良仕事面白いけど仕方ない」では仕様がない。
やっぱり「野良仕事面仕方ないから面白い」でいきましょ。