信州自由人

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師走に咲くスミレ(1

2018年12月01日 | 趣味の園芸

12月1日、7時の気温は0.7℃の寒い朝、近所の庭のスミレが花を咲かせています。
このスミレ、家の方の話では「ニオイスミレだと思っている」とのことです。


ニオイスミレの特徴を図鑑読み放題サイト図鑑JPなどで調べてみました。
以下見た図鑑:神奈川県植物誌2001(2001).神奈川県立生命の星・地球博物館.
増補改訂版 図説植物検索ハンドブック“埼玉2882種類”(2016).さきたま出版会.
日本のスミレ(1996).山と渓谷社. 日本のスミレ類早見表(2018).同.
日本帰化植物写真図鑑 Plant invader 600種(2001).全国農村教育協会.


前の画像の「ニオイスミレの形質」に沿って、画像を並べてみました。
【①耐寒性多年草】この時期に葉が茂り花を咲かるスミレ、まさに耐寒性は強。
【②地上茎は有るもの(地面を這う)と無いものがある】


幸いにも家の方から数株をお土産に頂き、地下部の写真を撮ることができました。
【③地下茎は長く横に走る】


【④株の付け根は地上】
【⑤葉は分裂せず円心形、葉先は円頭、縁に鋸歯あり】


【⑥葉の両面や葉柄に毛がある】


【⑦托葉は縁に毛状の突起がある】



【⑧花柄には毛がある】
【⑨花は紫色、直径約2cm、距は短く、】ここまでは順調、が、香りがはてな?
家の方にお聞きすると、「香りは強いのだが、今日はしないな」と残念そう。


【⑩柱頭はカギ形】
今回見た図鑑などには、側弁の毛についての記載はありませんでした。
この家で今咲くスミレは、どの花も、側弁に白い毛を持っています。


【⑪果実は球形で密毛】果実が見つかりませんでしたので、子房を撮りました。
芳香は心残りですが、他の多くの特徴からこのスミレをニオイスミレとしました。
次週は、花をもう少し詳しく調べてみます。

コメント
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