近所の道脇で、小さな草が目に留まりました・・・初対面です。
果実の様子から、フウロソウの仲間と見当をつけました。
フウロソウ科といえば、お馴染みのゲンノショウコです。
初対面の株と葉の形はかなり違いますが、果実の形はそっくりです。
フウロソウ科には、オランダフウロ属とフウロソウ属の二つの属があるようです。
初対面の株は、葉の形が羽状複葉であることから、オランダフウロ属でしょう。
ゲンノショウコは、フウロソウ属の特徴の葉が掌状に分かれています。
日本には3種のオランダフウロ属の帰化植物が見つかっているようです。
見分けは、図鑑.jpから神奈川県植物誌や図説植物検索埼玉などを引用しました。
初対面株の特徴は、葉が羽状複葉で、果実の長さは4cmほどでした。
萼の先端には棒状の突起があり、その先に1~2本の刺毛がついています。
果体先端の凹みの部分をルーペで観察しましたが、腺毛は見られませんでした。
これらのことから、初対面株をオランダフウロとしました。
画像は、裏の空き地で毎年花を咲かせる帰化植物のアメリカフウロです。
フウロソウ属の特徴の、葉は掌状、雄しべ10個すべてが葯付きです。
この画像は、土手上の道に生える羽状複葉の謎の植物、来年は花を見てみます。