デヴィッド・フィンチャー監督の最新作を観ることに。
なかなか評判が良かったが果たして?
デヴィッド・フィンチャーはやっぱりお上手。
そういう感想。
今思えば『セブン』や『ファイト・クラブ』はスゴイ映画だった。
『パニック・ルーム』や『ソーシャル・ネットワーク』はたいした映画じゃなかったし、『ゲーム』はある意味酷い映画だったけど、マドンナの『ヴォーグ』のPVとか今観ても格好いいし、まぁデヴィッド・フィンチャーって人は間違いなく天才なのだろう。
そんなフィンチャーらしさがとても出ている本作は、なかなか上質なサスペンス。
2時間半に詰め込みすぎなので若干『なぜ?」な部分が残るし、なにより最終的な謎の真相自体が誰もが最初に思いつく方向なので思わず膝を叩くようなカタルシスに欠けるのは難点。
ただそれでも主演女優ルーニー・マーラの身体を張った迫真の演技で、見応え満点の物語に仕上げている。
正当派美人っぽい顔をしている女優さんなのに、よくもまぁこんな激しい役を引き受けたもんだ。
その度胸だけで、十分。
星は3つ半。★★★1/2
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