泣けた。
再結成したレベッカの最後のライブ。
おそらくもう二度と再結成しないだろうから、見納めとなる。
泣けた。
とにかく泣けた。
最初ライブが始まったときは「うわっ!」と引くぐらいNOKKOが老けている。
「おいおい、これで大丈夫なのか?」と心配になるぐらい見た目が劣化していて(51歳だから仕方ないのだが)、歌声もイマイチで(51歳だから仕方ないのだが)、正直「ああ、やっぱりもう無理なのか」という感じがする。
しかしライブが進むにつれどんどんNOKKOが見た目も歌声も若返っていき、最後の曲『Maybe Tommorow』を歌い上げているころにはもう彼女はNOKKO以外の何者でもないのだ。
そこには完全なるNOKKOがいた。
僕らが80年代から90年代にかけて見たNOKKOがいた。
素晴らしい。
泣けた。
51歳で(ごめんしつこくて)、よくぞここまで仕上げてきたなという感じ。
そりゃ20代だった全盛期と比べるのは酷だよ。
しかし見ているこちらも同じく年を重ねてきたのだ。
その年月を共に経て、至った場所である2015年の横浜アリーナ。
ああチケット取って行けば良かったと心底後悔した。
泣けた。
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