「あの頃、あの場所、あの時間 いつまでも続く気がした ---」
たった一人で作り上げたアニメ「ほしのこえ」で注目を集めた新海誠監督作品「雲の向こう、約束の場所」。
日本が南北に分断された、もう一つの戦後の世界を舞台に、米軍統治下の青森に住む少年ヒロキとタクヤ、そして二人の憧れの同級生・サユリという男二人女一人という古典的なパターンの組み合わせの3人が織り成す青春ストーリーとして前半は展開する。
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CDを買う場合、普段はシングルCDはまず買わないのだけど、今年は4枚も買ってしまった。
1枚目は実は2003年作品だけどTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT のエンディングがかっこいい解散直前の傑作 "エレクトリックサーカス" 。続いて映画のサントラにでもしてみたいちょっと早川義夫的要素が入っている「スーパーカー」の" Last Scene" 。そしてタイトルが曲をそのものを表して . . . 本文を読む
もう今年もあとわずかということで、人並みに昨日から年賀状を書いているのだけど、そんな時のBGMとしてオススメなのが "nullsoft shoutcast" という世界中のいわゆる「インターネットラジオ」のサイトにリンクしているウェブサイトだ。
ジャズ、カントリー、ブルース、ポップスはもちろんトランス、テクノからレゲエ、サルサにいたるまでなんでもござれ。最近のお約束の韓流、[Republic o . . . 本文を読む
12月14日に「バーガーキングの変なページ」で紹介したさまざまな企業の企業PRを行なっている制作会社Crispin Porter + Bogusky のホームページでまたまた面白いページを見つけた。
ヴァージン・アトランティック航空のものなのだけど、エンタメ機能満載というか、機内でのゴルフ(これが相当に難しい!)とか、座席シートを使っての単純なジャンプ、そして寝ているときに見た夢を書き込むと夢判断 . . . 本文を読む
マーティン・スコセッシ製作総指揮による“ザ・ブルース・ムーヴィー・プロジェクト”7部作の1本である「レッド、ホワイト&ブルース」。イギリスのロックミュージシャンたちにブルースがどう受け止められたか、そして彼らによってアメリカでも見放されかけていたブルースを世界中が再確認するのにどんなに大きな力になったかを伝える映画だ。
エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、トム・ジョーンズ、ヴァン・モリソン、ジ . . . 本文を読む
この前の出張のとき、最近読んだ「バッテリー」の続編「バッテリーⅡ」が空港の書店にあったので買い求めて、またしても一気に読んでしまった。
小学生から中学校という決まりごとが急に増える環境に進む主人公・巧。前作同様、傲慢なまでもの自分の才能に対しての自信から家庭でも学校でも衝突を繰り返しすが、彼はここでもあくまでも自分を貫き通す。そして「ただ野球がしたいだけ」というストレートな巧の想いは、時として勝 . . . 本文を読む
はっきり覚えていないけれど、初めて買ったブルースのレコードは多分 B.B.キングだったと思う。本当にB.B.キングは良い曲をいっぱい作ってくれていたし、好きだった。
ただ、一般的なことはさておき、ブルースファンにしてみれば、そんな彼はある意味あまりにメジャー過ぎて、ちょっと距離を置かざるを得ない側面があって(なんて勝手に思い込んで)、やっぱロバート・ジョンソンだわとか、よりオーセンティックなところ . . . 本文を読む
大俯瞰で映し出されるソウルの夜景を背景に、あたかもハリウッド映画みたいなオープニングシーンで流れるボブ・ディランの "Knocking on Heaven's Door"(カヴァーなんだけどね)から主演の二人が観ていて気恥ずかしくなる雨の中で戯れるシーンで使われるジャクソン・ブラウンでお馴染みの名曲 "Stay"(こちらもカヴァーだったけれどね)、さらには存在しなくなった恋人を追い求めるシーンでは . . . 本文を読む
新しいお店を見つけようと思った時にここ数年来よく利用するウェブサイトがアスク・ユーのレストランガイド。
ここは評論家とか雑誌の記者、はたまたフードライターなる胡散臭い輩とは一切関係なく自腹で食べた人たちが評価を下しているので、おおよそ正しい評価がなされていて、参考にして実際に行ってみても結構外れがなく気に入っている。
で、そんな中この前、和食特集をやっていて思わず久々買ってしまった雑誌「ブルータ . . . 本文を読む
60年代のパリの裏町ブルー通りを舞台に展開されるこの映画、思春期の少年の成長物語とも見れるし、年老いた老人の黄昏を描いた物語とも取れる。あるいは民族と宗教という、多民族、多宗教が蠢く大都市パリの物語だ、とも言えるといった具合に、さまざまな見方の出来る映画だ。
とは言え、実際に観ているときは、老人と少年との心の触れ合いを微笑ましく思えたし、要所要所で流れる当時のヒットチューンを網羅した音楽を含め、 . . . 本文を読む
最近いろんなところでお目にかかる2次元コードの一種である「QRコード」。
聞くところによると、バーコードは、一方向だけにしか情報を持っていないのに対し、2次元コードは横、縦の両方に情報を持っているため、バーコードの数十倍から数百倍のデータをコード化させることができるそうで、そしてQRコードの場合、データの領域面積の最大30%が汚れたり破損しても、データを復元して識別することが可能で、なおかつ 36 . . . 本文を読む
昨日前々から一度行ってみたかった銀座インズ3の1階にある噂のパスタ、否スパゲッティ屋「ジャポネ」に行ってきた。
まず普通の通路にいきなしカウンターがついたような、まるで大阪の地下街にあるような店作りからして充分そそられる。
そして出されるスパゲッティは2mm以上はあろうかと思われるぶっとい麺でほとんど細い焼きうどんに近い!
加えて、アルデンテ?なんじゃそりゃ?っていうのりで麺はもちろん茹で置きで、 . . . 本文を読む
この前紹介した、訪問者が自分の犯した罪の告白を入力すると、それが女性の手のひらに文章として現われ、それを method の石鹸液で洗い流す映像が出て来て、インド訛りの澄んだ女性の声で、懺悔の内容に沿った助言を与えるという『ComeClean.com 、 』をウェブデザインした会社は実はハンバーガーチェーン Burger King の変な Web サイトを作ったところと同じ会社だということを今日はじ . . . 本文を読む
今日はじめて企業がサポートして制作し、ウェブ上で公開している短編映画を観た。きっかけはたまたまだったけれど、そこには監督・大森一樹の名前がクレジットされていた。
1970年代後半のあの頃、今から思えば日本映画はある意味とても面白い時期だった。それまで商業映画は基本的に映画会社の監督が撮るものであったのに対して、それに対抗して制作されるインデペンデントな映画はそれこそ頭でっかちで自己満足的で難解な . . . 本文を読む
昨日、"Bleecker St. Cinemas" のことを書いた後、たまたまアマゾンから■【最大50%OFF】DVD 冬のバーゲンセール実施中 というメールが来て、それを見てみると、トリュフォーの「野生の少年」「アデルの恋」「暗くなるまでこの恋を」などが入った5枚組みBOXセット、ウディ・アレンのこれまた「アニー・ホール」「インテリア」「マンハッタン」などが入った6枚組みBOXセットがそれぞれ半 . . . 本文を読む