俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

進化したスネオヘアー

2004年12月29日 01時40分06秒 | 時系列でご覧ください
CDを買う場合、普段はシングルCDはまず買わないのだけど、今年は4枚も買ってしまった。
1枚目は実は2003年作品だけどTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT のエンディングがかっこいい解散直前の傑作 "エレクトリックサーカス" 。続いて映画のサントラにでもしてみたいちょっと早川義夫的要素が入っている「スーパーカー」の" Last Scene" 。そしてタイトルが曲をそのものを表していて、それでいて実はちょいと切ない「くるり」の "ロックンロール"。
で、最後に買ったのがご存知映画「お父さんのバックドロップ」のエンディングで流れていた「スネオヘアー」の "ストライク "。
ちなみにこの曲ちょうど5分の曲なので、クルマで移動する際にリピートしながら聴くことが多かったから、ここまで「3ストライク」の距離だったなとか、「1ストライク」か、近っ!なんて、ひとりごちしたりしていました。

まあそんなことはさておき、そんなスネオヘアーの1年半ぶりに出たフルアルバム「フォーク」、これが何の衒いもないストレートな仕上がりで、期待していた以上に良い。
先行シングル「ストライク」や「テノヒラ」も収録されているから上質なPOPアルバムに仕上がっているのかと思ったら、あにはからんや歌詞でも曲作りでも、さらに進化していて、軽いだけではない(音的には若干の物足りなさはあるにせよ)聴き応えも併せ持った良いアルバムに仕上がっている。

そして歌われる世界は「フォーク」というアルバムタイトルが示すように日常のちょっとした心理描写が中心となっているのだけど、切なさや諦観の中に前向きさが感じられ結構気に入ってしまった。

ストーリー仕立ての歌詞カード(「フォーク」だから四畳半なのか?)、最後の曲「エコー」のあとに流れてくるクレジットにはないおまけの曲の取り上げ方もかなり微笑ましくて良いと思う。

それにしてもスネオヘアーという名前は、本人言うところの「つかみ」としては正解だったかもしれないけれど、実体とますます乖離していくのは、ま、しょうがないか。



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