去年「キンキー・ブーツ」を観た時に機会があればと思い出し、昨日久々にDVDで観た本作、やはり今見ても面白いものは面白いと強く実感。
オープニングの古い街の紹介フィルム(これがこれで泣かせる!)にあるようにかつては鉄鋼業で大いに栄えたイングランドの地方都市・シェフィールド。
その街を舞台に、製鉄所を解雇され失業中の金欠中年男6人が一攫千金を狙って自分たちで男性ストリップ・ショーに出演するまでの様子 . . . 本文を読む
停滞前線に湿った空気が流れ込んだ影響で、北陸地方では28日未明から局地的な激しい雷雨に見舞われた。
金沢市中心部を流れる浅野川は数か所ではんらん。市は午前8時50分、2万739世帯の5万453人を対象に避難指示を出し、小学校や公民館など計39か所に避難所を開設した。
金沢地方気象台によると、金沢市医王山(いおうぜん)で1時間に54・5ミリを観測。浅野川は同7時40分に避難判断水位(1・7メートル) . . . 本文を読む
最近自宅近くにオープンし、その前を通るたびに何だか気になっていた和食のお店に、先日ソムリエ・ナカッチを誘ってようやく訪問。
そして最初に頼んだ『刺身の盛り合わせ』の「はす芋」もちゃんと使われ美しい盛り付けに目を奪われ、思わずビックリ。
そのあとも、出て来る料理、出てくる料理、味はもちろんのこと本当にきれいな仕上がりで嬉しくなってしまった。
まさに居酒屋以上、割烹未満を絵に描いたような見栄え . . . 本文を読む
舞台は1930年代のイギリス。大きな屋敷で暮らす上流階級の娘セシーリアと、屋敷で働く女中の息子ロビーは幼なじみ。やがてふたりは愛し合うようになるが、セシーリアの妹ブライオニーの心に植え付けられた誤解が発端となって、愛するふたりは引き離される……というイアン・マキューアンの小説「贖罪」を『プライドと偏見』のジョー・ライト監督が映画化。
多分誰しもが思うであろう少女時代のブライオニー役に扮するシ . . . 本文を読む
春に大学進学して以来ずっと音沙汰のなかった長男が今日帰ってきた。
時はちょうど土用丑の日、それならばと、たまたま仕事を早めに切り上げることができたので夕方近くに息子と一緒に近江町市場へ。
そしていつものように鰻を買いに毎度お馴染みの「杉本水産」に行くと、そこにはまるで有楽町で並んだクリスピードーナツの行列を彷彿させるほどの長蛇の列が出来ていてびっくり。
ちなみに朝8時前からずーと、ずーと続いてい . . . 本文を読む
同世代でありながら、全く違う人生を歩んできた二人の女を主人公とし、発刊当初かなり話題となった本書、その装丁の美しさもあって古本屋でもいつも気にはなっていたけれど、先日めでたく(ウヒョ!)105円コーナーに登場しているのを見つけて早速(というか、今頃になってようやく)購入。
そしてその巧みな心理描写と心にポッと灯が燈るような希望を感じさせる優しさ溢れるラストに強く思い入れしてしまった。
片や普通 . . . 本文を読む
毎度お馴染みのフランス料理の「MAKINO」で一番リーズナブルな料理と言えば、何を隠そう豚の血のソーセージである『ブータンノワール with りんごジャム』ひと匙:100円也
だったりするんだけど、この料理、そんなに量は食べられないものの、熱いうちにパクッと食べると全然臭みのなくあっさりしていて、それでいて濃縮された旨みが伝わってきて本当においしい。
と思っていたところ、先日バスク料理店「アロ . . . 本文を読む
制作 / セントラル・アーツ、プロデュース / 黒澤満、そして脚本 / 丸山昇一と顔ぶれが揃えば、往年の映画ファンなら思わずギャビン・ライヤルの傑作小説「もっとも危険なゲーム」の題名をそのまま拝借した松田優作主演の東映ハードボイルドの『遊戯シリーズ』を思い出すに違いない。
そして実際今回のこの作品、30年前にその松田優作主演を想定して書かれた脚本「カメレオン座の男」をあえて映画化したものだという . . . 本文を読む
1985年、群馬県御巣鷹山で起きた世界でも類を見ない“航空機史上最悪”だった日航機墜落事故を背景に地元の新聞記者たちの姿を描いた社会派ドラマ。
まず何と言っても事故当時に地元紙の記者として実際に事故の取材をした横山秀夫が自らの体験を反映した同名小説が原作( ← 残念ながら未読 )だということもあってその臨場感溢れる説得力たっぷりの個々の描写には思わず目を奪われてしまい、そういった意味では、あっと . . . 本文を読む
昔から金沢の精進料理といえば最初に名前が挙がる尾張町の「壽屋」。
築150年の見事な町屋建築の建物自体、見るだけでも楽しいけれど、遥か昔に初めて本格的精進料理をここで食べたとき、その「もどき料理」の素晴らしさに圧倒され、その究極のヴェジタリアン料理ぶりにいたく感動したものだった。
昨日、そんな「壽屋」さんの近くをたまたま通りがかったとき、色鮮やかで涼しげな暖簾を目にして思わずケータイでパシャ。
. . . 本文を読む
先日自由が丘で友人がオープンさせたちょいとおしゃれ系のお店の開店祝いとして、誕生日に贈ってもらってすっかり気に入ってしまった『メトロのマフィン』を贈ることに。
そしてせっかくだから「個人的にも食べたいね」ということで友人たちと一緒に別途注文し、今回新たに加えてもらった“お食事マフィン”にまた感動。
オーブンで少し加熱したあと食べた「タコスソーセージ」、「たりとっとカレー」、そして嫁が大喜びし . . . 本文を読む
今から60年前の1948年、イスラエルの建国と同時に400以上の村が消えた。強制的に村を追われ、国内外に離散したパレスチナ人は75万人以上ともいわれる。イスラエル軍による「民族浄化(Ethnic Cleansing)」計画のもとで、虐殺されたパレスチナ人の正確な数は、いまもって明らかではない。パレスチナ人はこの事件を「NAKBA(大惨事)」と呼ぶ。40年間にわたってパレスチナとかかわり続けてきた、 . . . 本文を読む
一昨日の夜はちょいとした“ 接待(なのか?) ”で久々「玉響」へ。
そしていくつかメニューを頼んだところ、お店のスタッフで友達のE川ちゃんから発せられた言葉が「ずいぶんヘルシーなチョイスですね」。
言われてみればなるほど、確かに最近自分から食べるものって野菜系が圧倒的に多い気がする。
この日もこの前「四遊」でも食べた『茶豆』に始まって、
甘味の強いスィートコーンを品種改良して栽培され、野 . . . 本文を読む
映画的な評価はさておき、30年もの時を経て、今なお輝きを放つジョイ・ディヴィジョンの音楽性の高さを再確認させられ、思わず TSUTAYA へ走ってしまった作品。
基本的には1976年、あのセックス・ピストルズのマンチェスターでのギグをきっかけにバンド結成されたというジョイ・ディヴィジョンのボーカリスト、イアン・カーティスの半生を描いているのだけど、モノクロ画面とファッションや小道具によってあの頃 . . . 本文を読む
先週末、久しぶりに「四遊」へ行った際、最初に、
「まだ、旬の走りですが…」
という言葉とともに佐伯くんから『駄々茶豆』を出してもらったとき、思わず
「こうした“走り”って、小ぶりだけれどその分味が濃くて美味しいんだよね」
とわかったようなことを話しつつ、ふと
「あれっ、こんな言い方って去年もしてたよね?」
と一年前にここで同じように話しながら食べたことを思い出してしまった。
そしてこうして1年がま . . . 本文を読む