毎年毎年、年も本当に押し迫ってからようやく取り掛かる年賀状の書き込み。切羽詰らないと全く動こうとしないこの性格、我ながらどうにかしたいと思いつつも、やはりそんなに簡単に変るものじゃない。
とか何とか言いつつ、今年はいつもの年にも増してやたらと忙しい年末で、それでも時は同様に過ぎて行き、いつの間にか今日は晦日。さすがにこれはマズイぞと思い、朝から取り掛かろうと思った矢先、大変なことを思い出してしま . . . 本文を読む
雑誌をちゃんと定期的に買わなくなってどれだけ経つだろうか?
先日久々に行った書店の雑誌コーナーで「Switch」の創刊20周年記念号を見かけてふと思ってしまった。
個人的には「映画批評」、「ムービー・マガジン」、「はっぴぃえんど通信」、「わんだーらんど」、「本の雑誌」、「ズーム・アップ」といった雑誌が次々と創刊されていた70年代のあの頃がもっとも数多く雑誌を読んでいた時期だったと思う。
それはさ . . . 本文を読む
略称「チャリチョコ」を少々思い出す秀逸な銃弾製造の工場のシーンから売買が行なわれ紛争国に運ばれ、実際に使用されるまでの過程を銃弾そのものから見た視点で描く、そのスタイリッシュなオープニング、しかもそこで流れるのが、懐かしのバッファロー・スプリングフィールドの曲というその映像センスには、思わず心躍ってしまった。
だが、しかし、ニコラス・ケイジ扮する実在の武器商人をモデルとしたという主人公オルロフの . . . 本文を読む
「ドント・トラスト・オーヴァー・サァーティ」なんて言っていたあの頃、伝説のバンド“ 裸のラリーズ ”のベーシストだった久保田麻琴( = くぼっさん)はソロ・アルバム『まちぼうけ』を発表し、その後、夕焼け楽団を率いて74年にファースト・アルバム『サンセット・ギャング』を発表。
以降『ハワイ・チャンプルー』(75年)、『ディキシー・フィーバー』(77年)と立て続けに傑作をリリースし、(中でも今や何故か . . . 本文を読む
この前何かの映画を劇場で観ていた時、特報!みたいなカタチでブライアン・デ・パルマ監督の新作の告知が流れていた。
1947年にL.A.で実際に起こり迷宮入りになった残忍な殺人事件を題材にしたというこの映画、捜査を担当する刑事役にジョシュ・ハートネットが出演する他、アカデミー女優ヒラリー・スワンクやスカーレット・ヨハンソンも出演。
同じ原作者ジェームズ・エルロイの映画化作品「L.A.コンフィデンシャル . . . 本文を読む
アーサー・ゴールデンの小説「Memoirs of a Geisha」を、『シカゴ』のロブ・マーシャル監督が映像化した話題作。
仄かに伝わってくる前評判から大きな期待は全くしていなかった。だからと言うのではないけれど、ハリウッド映画として存外面白く観ることが出来た。
一人の“ Geisha ”の人生をアメリカ人の監督が中国系の女優を多く起用し、台詞はほぼ全編英語で、ロケもアメリカ中心で撮られたとい . . . 本文を読む
いろいろと評価の分かれている映画「SAYURI 」を観て、ふと思い出したのが、昔々日本でも「アントニオの歌」で一世を風靡したマイケル・フランクスが歌うクリスマスソング“ Christmas in Kyoto ”。
京都の発音はあくまでも「きよ~と」で歌詞の中に「さーき(酒)」とか何故か「わさびー(侘び寂び?)」がやたら出てくる珍品なのですが、それはさておき、あと10日でクリスマスということ . . . 本文を読む
昨日たまたまテレビを見ていたらタレントの石塚英明がTBSの局アナとともに美味しい麺を食べられる店として有楽町のスパゲッティ屋「ジャポネ」を紹介していた。
実は先週久しぶりに食べに行ったところだったので、ちょいとびっくり。
お店そのものの紹介は1年ほど前に書いたコチラa href="http://blog.goo.ne.jp/nikidasu/e/c2ccce84c02cc4b4886c63313 . . . 本文を読む
昨日の夜、某放送局の編成部の人たちの忘年会に参加させてもらった。
会場となったのは、実は前日、どこにするかの相談を受けていて、3つばかしオススメしたお店の中のひとつだった中華のお店。
個人的には多分2年ぶりに行ったのだけど、ここが、出てくる料理、出てくる料理、それぞれが何れもハズレがなく、一同かなり満足。本当に美味しかった。
それにしても「回鍋肉」みたいなちょいとガツン系ももちろん美味しかったけど . . . 本文を読む
亡くなった母の手紙を伯父に届けるため、10年ぶりに故郷アメリカの地を踏む姪、ラナ。誇り高き自由の地アメリカを1人で守ろうとする伯父、ポール。世代も価値観もまったく異なる2人は再会し、ある事件をきっかけに、アメリカを横断する旅に出る……。
ヴェンダースがどうしても撮りたいと願い、16日間という驚異的な日数で一気に撮り上げた作品「ランド・オブ・プレンティ」。
ここでは、“ 9-11 ”その後が大きなテ . . . 本文を読む
「この刀よう切れまんねん、ほんま」
デトロイトで生まれ、サウスカロライナで育ち、7才の頃から武道に興味を持ち、隣町の日本武道の道場で合気道を習得。17才の時に日本に移り住み、15年の滞在期間中に合気道と剣道を大阪で10年間修行をし、自分で道場を構えるまでに熟達。32才で帰国後はスタント・コーディネーターとして映画界に進出し、その後1988年に俳優としてデビューする。
なーんていう経歴を持つご存知 . . . 本文を読む
ずいぶん以前、オヒョイさんこと藤村俊二さんが南青山に出したワインの店『オヒョイ’ズ』に一度だけ行ったことがある。その時ワインリストを見て、最初に並ぶ数々のワインの結構なお値段に驚いて、あわててページをめくり、「なーんだ、4,000円とかもあるじゃん」と思いつつよくよく見るとそれはグラスワインだったりして「どっひゃー!」なんてことがありました。
結局その日は、うしろのほうに紹介されていたワイン(値段 . . . 本文を読む
離婚手続きを行う中年夫婦ジルとマリオン、その後の行為によって改めて二人の関係は既に終わっていることを強く思い知らされる日に始まって、映画はどんどん過去に遡る。
妻を裏切った夜を告白する“ 特別なディナー ”の日、予定より早くなった出産に対して全く対応し切れていない“ 長男の誕生”の日 、すっかり酔いつぶれて初夜のなかった“ 結婚式 ”の夜、そして二人が恋に落ちる“ 出会い ”のとき・・・・。
そ . . . 本文を読む
舞台はオパールの採掘地として有名なオーストラリアの田舎町ライトニングリッジ。そこにイギリスからやってきたオパールで一攫千金を夢見る父と、しっかり者の母、そして幼い兄妹の一家。そんな家族の中で兄のアシュモルには、悩みがあった。それは妹ケリーアンが、架空の友達(イマジナリー・フレンド)のポビーとディンガンに夢中なことだった。そんなある日・・・・・。
身もふたもない言い方ながらこの映画、正直言って、最近 . . . 本文を読む
ブラッド・何故か坊主頭・ピットとアンジェリナ・えらいセクシー・ジョリーの共演という話題だけで(というわけではもちろんないのだろうけれど、とにかく)映画が出来て、アメリカでは見事大ヒットし、日本でもこれからかなりヒットしそうだというこの映画、そうしたことはさておき、ともかく監督があの「ボーン・アイデンティティー」で小気味良いアクション演出をみせてくれ今年公開の「ボーン・スプレマシー」でも制作に関わっ . . . 本文を読む