映画「ミリオンダラー・ベイビー」を観て、ふと吉田拓郎の「加川良の手紙」を思い出してしまった。
♪あの日の映画「ダーティー・ハリー」はどうでした
君はニュースの方が楽しそうだったけれど
クリント・イーストウッドっていいでしょう
こんども学割で見られたらと思います
実は何を隠そう高校生の頃、ツェッペリンや GFR 、CCR を聴きつつ密かに吉田拓郎のファンだった。
70年に上智大全共闘メン . . . 本文を読む
いったいどんな映画なのか、ほとんど予備知識なしで観たので、後半の展開には驚いて、戸惑いさえ覚えてしまった。
せっかく有望な選手を育てながら次の一歩に躊躇するため去られてしまうしがないボクシングジムの経営者でありトレーナーでもあるフランキー(クリント・イーストウッド)。そんな彼の元に31歳のボクサー志望のマギー(ヒラリー・スワンク)がやって来て、最初はそんな彼女に見向きもしなかったフランキーだった . . . 本文を読む
セリフは一切なく、哀愁を帯びたアコーディオンとピアノによる音楽(「ドナウ川のさざ波」!)、そしてまるで水墨画を思わせるシンプルでかつ味わい深い絵作りによって少女の人生が淡々と描かれている短編アニメーション映画。
「静謐」という普段自分ではあまり使い慣れていない言葉が浮かんだ。
待ち続けること、想い続けること、そして慈しみ、誰もが持っているであろう想いが、この僅か8分間という時間の中に込められ . . . 本文を読む
♪ すみれ September Love again
今夜は September dreaming
ゆら ゆら ゆられて ラィラィラィラィ一風堂と言えば、やっぱ「すみれSeptember Love」でしょ、という全く無意味な前ふりはさておきーーーー、
27日に金沢で新規オープンするご存知、博多ラーメンの「一風堂」のオープン前の試食会が昨日行なわれていて、早速食べてきた。
味そのものは、以 . . . 本文を読む
いろいろ面白いサイトを教えてくれる友人から久々サイト情報が。
ところで、おもろいサイトを見つけたよ。
http://www.spicyparis.com/paris.html
なんでもH過ぎてクレームが出たため放映しなくなった、
パリスヒルトンのエロいCMが見れるサイトなんですが、
ここのサイトがおもろいの。
画面の左側にある星印(ハンバーガーチェーンのロゴ)をクリックすると、
男の子の部屋に . . . 本文を読む
ウーン、困った、困った。 とにかくニコール・キッドマン(その美しさはただならぬものがあったけどね)そしてショーン・ペンというオスカー俳優二人の芸達者ぶりは垣間見れたのだけど、如何せん、ストーリーがいささか陳腐すぎた。
国連本部に国連通訳として勤務するシルヴィア(ニコール・キッドマン)はある日、彼女の母国の大統領暗殺を企てる会話を偶然聞いてしまう。そして忍び寄る影・・・。事件の真偽のほどを調べ始め . . . 本文を読む
作家志望の新聞記者ダン(ジュード・ロウ)と若いストリッパーのアリス(ナタリー・ポートマン)。そして女性写真家アンナ(ジュリア・ロバーツ)と医師のラリー(クライブ・オーウェン)。豪華キャスト演じる2組の男女が織り成す複雑な関係を描いたこの作品、そのあまりとも言えるあからさまなやりとりに思わずやるせなくなってしまった。
「嘘もつきたくないし真実も話したくない。だから、・・・もう終わり」みたいな思わず . . . 本文を読む
ミステリ界に新ヒーローの登場です。東海岸の賭博師に名を轟かす元刑事トニー・ヴァレンタイン、62歳。引退した今はフリーの一流《イカサマ・ハンター》!
そのデビュー作たる本書で、異常な大勝を続ける客の正体と手口を探るべくラスベガスに乗り込むトニー。だが敵の仕掛けた罠は二重三重、真の狙いは闇の底。不肖の息子のトラブルまで抱え込んだトニーは見事イカサマを阻止できるか? 名脇役も多数の痛快シリーズの開幕です . . . 本文を読む
ペドロ・アルモドヴァル監督の自伝的要素が強く出ているというこの作品、その目眩めくばかりの原色たっぷりの映像によって、モノクロならぬ極彩色のフィルム・ルノアールの趣きでストーリー展開には大いにひきつけられた。
現実の世界と持ち込まれた脚本の世界、そして劇中劇としての製作される映画の世界と何層にも重なる複雑な構造で物語は進行するのだけれど、よほど脚本がしっかりしているからなんだろうけれど、さほど混乱 . . . 本文を読む
昨日映画「コーヒー&シガレッツ」のことを書いてふと思い出したけれど、ニューヨークの街中で、まるで「サントリー・ウエイティング・バー アヴァンテ」みたいに(?)他人の会話に聞き耳を立てて、それを投稿する“ Overheard in New York " なるサイトがあって、今のニューヨークの会話を(文字で、だけど)愉しむことが出来る。
ただ、アーウイン・ショーがかつて書いた短編のような美しい会話は . . . 本文を読む
きっかけは1986年「ダウン・バイ・ロー」の撮影を終えたジム・ジャームッシュが、ロベルト・ベニーニの素晴らしさに感激して即興的にニューヨークで撮影した ---- コーヒーを飲み、煙草を吸う2人の男(ベニーニとスティーヴン・ライト)のコミカルなやりとりを描いた ---- 短編だったというこのショート・ムービー集、久々ジム・ジャームッシュらしいというか、独特のインディ・フィルム的な仕上がりで、単純に面 . . . 本文を読む
『ピンクパンサー』シリーズのクルーゾー警部や『博士の異常な愛情』のストレンジラブ博士で知られるイギリスの喜劇俳優ピーター・セラーズの伝記映画。
夫としてのピーター、父親としてのピーター、そして息子としてのピーター、一人三役の演技を見事にこなした映画『博士の異常な愛情』とは対照的に、実生活の彼は本当に不器用にその三つの役割を担って(演じて)いたのが、痛いほど伝わってきた。
そして多分本当に波乱万 . . . 本文を読む
20世紀冒頭、清朝末期、義和団事件のさなかに起きた光緒帝の妃“ 珍妃 ”が何者かによって井戸に投げ込まれて殺されたという謎の死をめぐって、事件の2年後、イギリス・ドイツ・ロシア・日本の清国駐在の4人の貴族たちが、その真相を探る…というのが大まかなストーリー。
時代的には、かの傑作大河時代小説「蒼穹の昴」で描かれた戊戌政変のあとということもあり、ミス・チャンや蘭琴、そして春児も出てくるとなると、や . . . 本文を読む
自分が中年と自覚する年になるまで「中年の恋」なんて、どこか絵空事だと思っていた。そういう意味では「グッバイ・ガール」みたいな映画でも、20歳代で観たときは例えば映画の中での二人の洗面所のシーンなど、今観て感じるような「ときめき」は多分なかったような気がする。
という前置きはさておき、観よう観ようと思いつつ、すっかり観逃していた「サイドウェイ」を今日ようやく観ることが出来た。そしてこれももちろん絵 . . . 本文を読む
昨日紹介した「グッバイ・ガール」を見てふと思い出したのが、日本ではほとんど見かけることのない『サブレット( sublet )』というシステム。
知っている人も多いとは思うけれど、アメリカやカナダでは、バケーションや里帰り、あるいは長期出張といったように長期間アパートを不在にする際、自分が借りている部屋をその期間中だけ、他人に貸すという、借りるほうにも貸すほうにも多少のリスクはあるにせよ、結構使 . . . 本文を読む