う~ん、そのあまりに強引な展開にちょっと困ってしまったフレディ・ハイモア主演のファンタジードラマ。
ヴァン・モリソンの不朽の名作「ムーン・ダンス」が流れる中、NYのワシントン・スクウェアにあるワシントンアーチ近くのビルの屋上で将来を嘱望されていたビオラ奏者である女の子と少々さえないロックバンドのヴォーカリストとが出会い…、といったいかにもという設定には目をつぶったとしても、そのあとの少女漫画 ( . . . 本文を読む
今日の夕方、先日ちょっと世話になった友達のところに差し入れをと思い、久々に小立野の旧道沿いにある『たい焼き』の繁盛店、「中尾」へ。
現在のご夫婦で3代目と、すでに50年続いているというこの店の見た目にも風情たっぷりの昔ながらの鋳型で焼くたいやきは、外はパリッとして中はしっとりとしていて良い感じ。
そしてすべて自家製だというあんの種類は、つぶあん、クリーム、抹茶、宇治金時、ココアの5種類。
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さほど大きな期待を持たず劇場に足を運び、予期せぬ展開に思わず感動してしまった英国人の祖母と、不登校になった少女が過ごしたひと夏の物語。
実は、物語の出だしの中学生の主人公が “西の魔女”と呼ぶ祖母のところに母親と一緒に行き新たな生活を始めるあたりでの、台詞回しや演技、そしてちょっとあざといカメラワークまでもが全体的にギクシャクしていて、正直言ってハラハラもので、今ひとつ集中出来かねていた。
そ . . . 本文を読む
先日、今から10年ほど前にとあるお店の立ち上げにオープニングスタッフとして一緒に働いてもらっていた『後輩未満、息子以上』な若き友人から8年ぶりに電話をもらった。
若い頃の8年という年月は、それこそ嫌になるくらい長く感じるものだけど、そろそろ中年なのかと遅ればせながらでも自覚した途端、その過ぎ行く日々の早いこと!
まさにトホホものだったりするんだな、これが。
なぁんてことはさておき、ちょうどそん . . . 本文を読む
去年初めて読んで以来すっかり気に入ってしまっている二つの側面を持つ作家、森絵都の「つきのふね」や「カラフル」の流れにある同名原作の青春スポーツものの映画化作品。
とにかくのっけから地元ネタで恐縮ではありますが、閉鎖の危機に直面した弱小ダイビングクラブという設定でロケされた金沢市営総合プールの飛び込み台の風雪を耐えてきたやられ具合が何とも良い感じ。
週に何回か通勤の際ショートカットで通るお馴染みの . . . 本文を読む
時代表記があるだけで、全くの台詞なしでその時代背景や人物像をレディオヘッドのジョニー・グリーンウッドの不気味でノイジーな音楽とともに延々と20分近く描写するオープニングシーンから思わず釘付け。
表面上は石油を追い求める一人の男の一代記となっているけれど、題名にあるように彼が求めた「石油」はまさしく資本主義国家を機能させる「血」そのものであり、背景としての時代こそ100年近く前に設定されているけれど . . . 本文を読む
アメリカで公開された際にネットで予告編を見て、ウヒョー! やっぱりクライヴ・オーウェンはBMWが似合うなあ~(そう、知る人ぞ知る、BMWのショートフィルム全作で彼は主役を張っていましたっけ)と惚れ惚れさせられ、そしてポール・ジアマッティの怪しげな演技っぷりにもワクワクさせられ、さらには監督がジョン・ウーから大いに影響を受けているマイケル・デイヴィスだと知って、実はそれなりに期待していたアクション・ . . . 本文を読む
先日、東京から定期的に金沢にやってくる仕事関係の人と柿木畠の「本店いたる」へ行ったときのこと。
いつもながらお任せでオススメを訊いたところ、『カサゴの煮付け』などという、何ともその気にさせてくれるメニューを勧められて、一発で注文。
そしてその味もさることながら良い意味で「いたる」らしからぬ微妙に趣きのある皿と盛り付けに、思わずビックリ。
いやはや、こんな感じで出されるとどこか違う店みたいで、これ . . . 本文を読む
先週末は前々から行こう行こうと思いつつなかなか行けていなかった総合的に紹介するといった意味では日本で初めての個展だという「ロン・ミュエック展」を見に、大人な美大生の友人とともに21美へ。
とにかく、そのハイパーリアルな生々しさと非現実的な大きさに、第一展示室に入ろうとした瞬間に思わずのけぞってしまうがごとき衝撃を受けてしまった。
そしてそうした「衝撃」はそれぞれの展示室に入ろうとするたびに沸 . . . 本文を読む
昨日は世の中的に「父の日」。
とは言え、「母の日」はそれなりに盛り上がりつつも、どうにもこうにも今ひとつ盛り上がりに欠けると言われているこの日は、個人的にわざとらしくあまり好きじゃないこともあってか、我が家でもほとんどスルー状態だったはず、多分。
ということで、そんな日だったこともすっかり忘れて昨日の夜遅く帰ったところ、待っていたのは三男坊が初めて作ったという「すき焼き」と「油揚げと野菜の煮付け . . . 本文を読む
ここ最近、いろんなことが重なって、それでも映画を観たり、本を読んだり、食事に行ったりはしているんだけど、如何せん、ブログを書く時間も根性もなくなりつつあるというか、いささかトホホな状態が続いちょります。
特に「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」の感動なんぞ、ちゃんと書きたいのになぁ。
まあそういう時期もあるんだろうということで、たぶん今週いっぱいは更新できそうにない、かな?
ということで、気が向い . . . 本文を読む