俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

「ウィンブルドン」 Wimbledon

2005年04月30日 02時39分24秒 | 時系列でご覧ください
イギリスというか、イングランドの夏は、あっけないくらいに短い。そしてそんなあっという間に過ぎていくイングランドの夏の風物詩といえば、やっぱテニスのウィンブルドン大会だ。 そんなテニスの世界4大大会のひとつでもある「ウィンブルドン大会」を舞台に繰り広げられるライトロマンティクコメディである映画「ウィンブルドン」は、さすがと言うべきか、何と言うべきか、とにかく「ノッティングヒルの恋人」「ブリジットジ . . . 本文を読む

「ビフォア・サンセット」/ 「ビフォア・サンライズ」がセットで DVD に

2005年04月27日 00時54分09秒 | 時系列でご覧ください
何故かローカル上映はほとんどされず、都内でもほとんど単館上映だったため、観る人は観ている状態で、かつ観たその多くの人たちが絶賛し、地方の映画ファンを悔しがらせていたイーサン・ホーク、ジェリュー・デルピュー主演のリチャード・リンクレイター監督作品「ビフォア・サンセット」が9年前に作られた前作「ビフォア・サンライズ <恋人までの距離>」とともにツイン・パック DVD として発売されることになった。(お . . . 本文を読む

「Shall we Dance?」

2005年04月26日 01時57分17秒 | 時系列でご覧ください
周防正行監督によるオリジナルの「Shall we ダンス?」の公開から9年。ハリウッドで作られたリメイク版であるこの作品、オリジナルに敬意を表しつつ、しっかりマーケットを見据えたアメリカ映画として成り立たせていて、とても感心してしまった。 ストーリィそのものはもちろん、主要キャストの設定、ギャグにいたるまで可能な限りオリジナル版を踏襲していて、9年という年月を経て、さらに違う国で制作されながら、 . . . 本文を読む

「夜のピクニック」 恩田 陸

2005年04月24日 01時25分37秒 | 時系列でご覧ください
「当たり前のようにやっていたことが、ある日を境に当たり前でなくなる。こんなふうにして、二度としない行為や、二度と足を踏み入れない場所が、いつの間にか後ろに積み重なっていくのだ。」 単行本として発表されたときから読もう読もうと思いつつ、先延ばししているうちに「本の雑誌が選ぶ2004年ベスト1」になり、吉川英治文学新人賞をとってしまい、ついには「2005年 第2回本屋大賞受賞作品」にまで選ばれてしま . . . 本文を読む

「インファナル・アフェアIII 終極無間 」

2005年04月21日 00時29分35秒 | 時系列でご覧ください
香港ノワールの傑作として大好きな「インファナル・アフェア」三部作の最終章となるこの作品、いろんな意味で感心することしきりだった。 とにかく、前2作で伏線となっていたさまざまな事柄が次々と解き明かされていくという、緻密に計算されつくされたストーリー展開にはほとほと感心してしまった。 それにしても例えばヤン(トニー・レオン)が第1作目で腕にギブスをしていた背景すらちゃんと説明しているように物語のつ . . . 本文を読む

踊るマハラジャならぬ、踊るクリストファー・ウォーケンなのじゃ!

2005年04月20日 08時14分43秒 | 時系列でご覧ください
あのクリストファー “ ディア・ハンター ”ウォーケンがただただひたすら一心不乱に踊るミュージッククリップを知ってすっかりはまっています。 もともと2000年に発売された Fatboy Slim のアルバムの “ HALFWAY BETWHEEN THE GUTTER AND THE STARS ”に収められている “ WEAPON OF CHOICE ”のビデオクリップ。 「アロハを感じ . . . 本文を読む

「舞台より素敵な生活」 HOW TO KILL YOUR NEIGHBOUR'S DOG

2005年04月19日 01時38分49秒 | 時系列でご覧ください
L.A.在住のイギリス人劇作家ピーターは、大の子ども嫌い。そのため子役がカギとなる今度の戯曲が上手く書けず、目下スランプ中だ。しかも家では妻のメラニーから赤ちゃんが欲しいとせがまれ、イライラは募るばかり。そんなある日、向かいに足の不自由な少女エイミーが引っ越してくる。メラニーは愛らしい彼女をすぐさま気に入り、家に招待する。エイミーを避けて書斎に引きこもるピーターだったが、戯曲のために彼女を観察する . . . 本文を読む

「コンスタンティン」 Constantine

2005年04月18日 01時57分11秒 | 時系列でご覧ください
初代ローマ皇帝、コンスタンティヌス1世とその家族も探し求めていたと言われている「ロンギヌスの槍」が登場するオープニングこそ、荒涼とした絵作りも含めて期待させる仕上がりだったけれど、あとに続くストーリー展開が壮大なのか空虚なのかよくわからない消化不良気味なものとしか感じられず、いささか退屈してしまった。 それにしても15歳から毎日30本タバコを吸い続け、その結果肺ガンとなっていながら延命を望む主人 . . . 本文を読む

MG と iPod shuffle そして UK ROCK

2005年04月17日 12時47分10秒 | 時系列でご覧ください
3月から5月末にかけてはオープンでクルマを走らせるには最高の季節だ。 今年は例年より花粉が多いということでどうかなと思っていたけれど、個人的には逆に例年ほど気にならなくて、ここ数日空いた時間を見つけては近場をドライヴしている。 そんな中、去年我が愛車の MG ミジェットの30歳の誕生日を祝して、中古のカセットプレーヤーを取り付けて以来、カセットテープがドライヴの友だったのだけど、そこにこの前から . . . 本文を読む

「古道具 中野商店」 川上弘美

2005年04月16日 02時34分22秒 | 時系列でご覧ください
前作「ニシノユキヒコの恋と冒険」からほぼ1年ぶり。川上弘美の新刊「古道具 中野商店」を読んで、何故か昔、というか1971年に日テレ系列で放送されていた浅丘ルリ子、石坂浩二主演のテレビドラマ「二丁目三番地」を思い出してしまった。 東京の西の近郊で妙な中年おやじがやっている骨董屋ではなく古道具屋を舞台に繰り広げられるこの物語。 いい奴らなんだけど、何だか世間様とうまくやっていけない、そういう人たち . . . 本文を読む

「小指の想い出」 もしくは informed-consent

2005年04月14日 17時50分28秒 | 時系列でご覧ください
またまたちょっと痛いネタだけど、今日銀行の駐車場でクルマを降りてドアを閉めた際、何故か小指をドアに挟んでしまった。トホホホ。 挟んだのは左手の小指で、通常自分でドアを閉めてそんなことになるわけがないだろうに、我ながらどうしてこうなったのかさっぱり訳がわからなくて、ホント、「大丈夫か、自分?」状態ですな、ここまでくると。 それはともかく「イタタタタ」と情けない顔をして用事を済ませるため銀行の窓口 . . . 本文を読む

「インファナル・アフェア II」  無間序曲

2005年04月13日 22時03分07秒 | 時系列でご覧ください
「インファナル・アフェア」3部作の第2章である「インファナル・アフェアII 無間序曲」を THUTAYA で借りてきて、早速昼間の空いた時間にインターネット喫茶(最近では複合喫茶と呼ぶらしい)に持ち込んで、シアタールームにて鑑賞してしまった(我ながら、真昼間から何してんだかね)。 前作でアンディ・ラウ、トニー・レオンといったスター俳優を配しながら、本作では彼らを敢えて登場させず主人公二人にショー . . . 本文を読む

「インファナル・アフェアⅠ」 無間道 INFERNAL AFFAIRS

2005年04月12日 20時43分07秒 | 時系列でご覧ください
香港警察へ入隊し、マフィアにその内部情報を流す潜入員となった、マフィア組員のラウ。そして、マフィアの潜入捜査官となるために、警察を去ったヤン・・・。そして舞台は10年後のある夜。大きな麻薬取引が行われた際、組織と警察は互いに”情報漏れ”に気付いた。警察はラウに、組織はヤンに、それぞれ内通者を探すよう命じた。内部調査課長に昇進し、恋人との結婚を控えているラウと、長年の潜入捜査に疲れきっているヤン。時 . . . 本文を読む

Norah Jones in kanazawa

2005年04月10日 23時43分58秒 | 時系列でご覧ください
昨日、ノラ・ジョーンズのコンサートに行ってきた。 セカンドアルバムからの曲が続いた序盤から中盤にかけては、実のところホールで聴くのはいささかしんどかったけれど、グラム・パーソンズの曲(ちなみに彼女、04年7月に開催されたこのカントリー・ロック生みの親と呼ばれているグラム・パーソンズに捧げるトリビュート・ライヴにもキース・リチャーズとともに出演していた)のカヴァーあたりから俄然引き込まれ、続いてのト . . . 本文を読む

エターナル・サンシャイン・オブ・ザ・スポットレス・マインド

2005年04月07日 01時38分26秒 | 時系列でご覧ください
予告編程度の予備知識だけで観てしまった「エターナル・サンシャイン」は、久々に観ている側を挑発する仕掛けたっぷりの映画だった。 何しろなかなか出てこなくてその存在すら忘れかけていた頃にタイトルが出てくるのだけど、そこにいたるファーストシーンというか、主人公二人の出会いすらもどんでん返しにあって、とにかく時空を超えた物語の展開の妙にすっかりやられてしまった。 ストーリーそのものは実は単なるボーイ・ . . . 本文を読む