以前とある酒造企業が地ビール製造に乗り出し、それに伴って開業した地ビールレストランの種々雑多なプランニングに関わったことがあった。
そして実はそこでいささか困ったのが、その会社の社長が「いやぁ、ビールといえば、やっぱりソーセージだよ。ソーセ-ジといえば、僕が若い頃にドイツで食べたソーセージは実に美味しかったなぁ。そうだ、ソーセージさえあればレストランは充分だよ」と言い出したことだった。
とにかく「 . . . 本文を読む
1963年、ワイオミング州ブロークバック・マウンテンで、牧場の季節労働者として雇われた20歳のイニス(ヒース・レッジャー)とジャック(ジェイク・ギレンホール)。二人は、美しい自然のなかで共に時を過ごすうち、互いに友情を越えた愛を抱くようになってしまう。しかし、彼らが人生を共に歩むことを、時代も環境も決して許すことはなかった。そしてやがて二人はそれぞれ女性と結婚し子供も儲けるものの、あの夏から4年が . . . 本文を読む
東芝EMIのサイトに行くと3月22日に行なわれた東京ドーム公演でオープニングで演奏された“ Jumpin'Jack Flash ”とミックの「ツギハ新曲デス」のコメント付きの“ Oh No, Not you Again ”2曲のライヴ映像を見ることが出来ます。
映像的には当然ながらbit数が少ないが故に見づらく、音的にもスカスカではありますが、興味のある人は是非コチラまで
ちなみにもうすぐ行な . . . 本文を読む
前にもちょっと紹介した『 Google Video 』や『 YouTube 』といったネット上でのビデオサービスが面白くなってきた。
そんな中 Google では、そうした Google Video を使ってパフォーマンスする素人連中の面白映像を紹介し、投票による勝ち抜き形式で“ Google Idol ”略してG-idl を決定するという試みを行なっている。
すでに25万人以上の人が訪れ、1 . . . 本文を読む
クリスマスが近づいているロサンゼルスを舞台に36時間という限られた時間の中で起こる、様々な怒りや哀しみ、そして憎しみや喜びといった人間模様が見事に描かれていくこの作品、そのあまりに巧みな脚本と見事な演出にほとほと感心させられてしまった。
正直言って重層的にいくつものエピソードが何人もの登場人物によって繰り広げられていく前半は、決して肯定できない、だけど現実として間違いなくある人種間の差別であった . . . 本文を読む
昨日東京ドームで“ Steel Wheels Tour ”以来、10数年ぶりにストーンズのコンサートを観た。
いやはや、飲んで、唄って、踊って、滅茶苦茶堪能してしまった ------ 。
開演が19時とあったのでその時間に合わせてドームに着くものの、なぜか前座のバンドの演奏が30分ほどあって、その後引っ張る引っ張る、結局ストーンズのメンバーが登場してきたのは、こんな遅い登場はある意味画期的とすら . . . 本文を読む
「観光でジャマイカを訪れるほとんどの人は(首都であるキングストンではなく風光明媚な)モンティゴ・ベイで飛行機を降り、その近くの高級ホテルに滞在する」というコメントが映画の中にあるように、ずっと以前、ニューヨークからエア・ジャメイカでジャマイカに訪れたとき、最初に降り立ったのはやはりモンティゴ・ベイだった。
そして乗っていた飛行機が無事ランディングしたとき、アメリカ人観光客でほぼ満席だった飛行機の . . . 本文を読む
この前、地元の映画館『シネモンド』でスーザン・サランドン、ペネロペ・クルス、ポール・ウォーカーらが出演のニューヨークを舞台にクリスマスの奇跡を描いた映画「NOEL ノエル」が上映されていた。
昨年末、普通に大都市中心に公開されたとき、世評的には若干評価が分かれていたような気がするけれど、観てきた身近な友達はみんな良かった良かったと言ってくれちゃう。
そう、予告編を観る限り、悪いわけがないぞという気 . . . 本文を読む
5年前に東京理科大学というか熱海湯近くに小ぢんまりとしてとても気持ちよいホテル『アグネス ホテル アンド アパートメンツ東京』が出来た頃、あるいはちょうど『ギンレイホール』でウディ・アレンの「ギター弾きの恋」を観たあの頃からいろいろ気になっていた街、それが神楽坂。
この前その神楽坂で12年前からタパス料理を出しているというスパニッシュレストラン『El Camino(エル・カミーノ)』(←美味しい . . . 本文を読む
日頃から仲良しにしてもらっていて、何故だか兄貴分として慕ってくれたりもしている金山くんがやっているイタリアンのトラットリア「イル・ガッピアーノ」。
そこで先日、ちょうど成田を通関したばかりの旬の走りであるホワイトアスパラガスを美味しく食べさせてもらった後、事件は起こった。
その日も店内は相変わらず満席の盛況ぶりだったため駐車場もほぼ満車状態で、最後に1台分だけ残っていたスペースに車を駐車したのだ . . . 本文を読む
1980年、中米の小国エルサルバドルは政府とゲリラの内戦下にあった。11歳の少年チャバが住む小さな町は、軍とゲリラの勢力のほぼ境界線にあり、銃撃戦がなかば日常的に行なわれている。
チャバの家にも銃弾が撃ち込まれた。そんな中でも友だちと遊び、初恋も芽生え、子どもらしく暮らすチャバ。しかし兵士が足りない政府軍は、12歳になった子どもたちを強制的に徴兵していた。やがて学校は閉鎖され、チャバの誕生日も迫っ . . . 本文を読む
この前事務所の郵便ポストに見慣れた字で書かれた封書が届いていた。
差出人は新しいお店『バル・バール』も順調に軌道に乗せ、再び『広坂ハイボール』に戻ってきた店主の元気。
中を開けてみると、ワインのラヴェルと元気らしいイラスト付きの手紙が入っていた。
実はこの前、東京から金沢にやってきた友人たちをあちらこちらへと案内し、美味しいものをたくさん食べてもらって、最後に紹介したのが元気のやっている『広 . . . 本文を読む
日本では去年公開された「さよなら、さよならハリウッド」(2002)と「メリンダとメリンダ」(2004)の間に製作されたこの映画、ウディ・アレンらしく、いつもながらにニューヨークを舞台に、ノスタルジックなジャズのナンバーが流れ、都会に住む男女間のやり取りを中心にシニカルかつコミカルに物語は進んでいく。
今回の作品、ジェイソン・ビッグス扮する主人公が離婚歴のある喜劇作家という設定で、我が儘で自己中心 . . . 本文を読む
今日友人から親戚のマリアもブエノスアイレスで見たといっていたストーンズのチケットが手に入ったから一緒に行かないかというお誘いを受けた。
思えば最初に「Paint It Black」や「19th Nervous Breakdown」に、そしてそのあと 1967年(古っ!)のアルバム“ Between The Buttons ” に収められていた曲、「Let's Spend The Night To . . . 本文を読む
「我々は複雑で難しい時代に生きている。
そして私は『シリアナ』というストーリーを通じて、この複雑な仕組みを内側から描くような方法で反映したかったんだ。」
-- スティーブン・ギャガン「CIA工作員」、「エネルギー・アナリスト」、「企業弁護士」、「パキスタン人出稼ぎ労働者」、大雑把に言ってこの4人のストーリーが並行して描かれているのだけど、その描き方が(ヘンな例えであることを承知で言えば)この前読ん . . . 本文を読む