先日、義父母の金婚式お祝いで久々に小松にある料亭割烹「梶助」さんへ。
そしてその真っ当で素直に美味しく感じさせてくれる素晴らしい味と見事な器の数々に、またしてもかなりかなり感動。
まず、最初に出てきた蓮根、そら豆、サヨリ、アオリイカなどなどの季節感たっぷりの素材の味が余すことなく生かされた「お通し」だけで、もうすっかり幸福気分。
そしてそのあと、小松のお酒である東酒造の大吟醸酒「太初」の良 . . . 本文を読む
「人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)」的にソ連のアフガン侵入に対するアメリカの裏からの介入という歴史的な事実を皮肉(?)な変遷として描いた作品なのだけど、今ひとつ製作者側の立ち位置が不明で、何とも中途半端な印象大。
自分たちがベトナムで行なった蛮行を棚に上げ、アフガンでの旧ソ連軍の残虐な行為を強調し、だからこそアメリカは介入したんだという人道主義に見せかけた覇権争奪戦の裏舞台をある . . . 本文を読む
先日紹介したSNLのデジタルショートネタ、こちらで見ることができます。
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http://popculturewilleatitself.com/2008/snl-digital-short-japanese-version-of-the-office/ . . . 本文を読む
イギリスでは昔はよっぽど高級なレストランに行かない限り聞くことのなかった言葉 “Still or Sparkling?”
要するに炭酸抜き、あるいは炭酸入りのミネラルウォーター、どちらにするか? とまるでイタリアみたいにお客に訊いてくるのだけど、そんな最近のレストランのあまりよろしくない風潮に対してロンドンの夕刊紙 『 Evening Standerd 』がエコロジカルな視点も踏まえてこの2月か . . . 本文を読む
この前の金曜日の夜、ワイン好きの友人とともに最近すっかりお馴染みとなった「シャトー シノン」へ。
そして赤ワインをグラスでお願いしたところ、いつもながらにバラエティに富んだワインの数々が並び、特にこの日は通常の5本に加え、スペシャルゲストとして(?)それなりの価格設定のカベルネ・ソーヴィニョン70%、メルロー30%のボルドーワイン『 シャトー・ディッサン Chateau d’Issan 』の20 . . . 本文を読む
最近の大のお気に入り、それが何を隠そう北イタリア料理店「アルベロ」のピーゴリ。
もともとヴェネツィアのあるヴェネト地方で食べられているパスタであるこの “ ピーゴリ ”。
店主の甲斐くんが木馬のような器具に乗っかってせっせと毎日作っている、いわゆる手打ちの自家製パスタなんだけど、太さが大体 2.2mm もあって、その腰のあるモチモチとした食感が通常のパスタ麺とは大きく違い結構病みつきもの(笑)。 . . . 本文を読む
ご存知ツボヤキさんから教えてもらって、思わずガハハハと笑ってしまったのが、イギリスの人気テレビドラマ 『 The Office 』 のSNLメンバーによる日本語ヴァージョンのパロディクリップ。
実はSNL(サタディ・ナイト・ライヴ)では、テレビで放映される本編とは別に家庭用デジタルテレビで撮影され本来番組で一応使われている “ デジタルショート ” なる、よりお馬鹿なシリーズがあり、それがNBC . . . 本文を読む
映画の中でパティ・スミスも語っているように70年代当時、ロックな写真家と言えば、イコール、アニー・リーボヴィッツだったこともあって、実は生まれて初めて買ったハードカヴァーの洋書の写真集、それはトム・ウルフが序文を書き、白塗りのメリル・ストリープの写真が表紙となって83年に出版された彼女の写真集だったりしたのだ。
そんな彼女の半生を振り返るドキュメンタリーとなっている本作、時代的にやはり創刊間 . . . 本文を読む
シネモンドで映画を観たあと、ちょっとのつもりで飲みにいったところ、何故だか最終的にはとても濃~いイタリア3兄弟野郎たちと飲みまわってしまい、、それはそれで何とも濃密だった昨日の夜(苦笑)。
そんな中、その存在を改めて知ってちょいと感動してしまったのが、『ダウロ』なるスペイン産のオリーブオイル。
思えば日本のイタリア料理店ではパンとともにオリーブオイルが添えられて出てくることがいつの間にかすっか . . . 本文を読む
う~ん、オープニングからヒタヒタと続く緊張感ある隙のない演出にとにもかくにも映画的昂奮を覚えてしまった。ただ…。
ふとしたきっかけから手に入れた大金を出どころのヤバさは承知の上で持って逃亡を図るベトナム帰還兵モス。
そんなモスを追い続ける、人間的感情は微塵もないもののどこか主義が優先する律儀さを持った殺人マシーン男シガー。
そしてそんな二人の逃走・追跡劇をはたから見やりながら、時代の移り変わりを . . . 本文を読む
~ 鮨という字は魚が旨いと書くのねぇ ♪
ずっと、ずっと、ず~~と前から行きたいと思いつつ、なかなかタイミングが合わず行けてなかったご存知「みつ川」へ昨日ようやく行くことが出来た。
そしてその真っ当な美味しさに感動。
鰈
あおり烏賊
小肌
甘えび 漬け
蒸し鮑
中とろ
のど黒 炙り
穴子 煮つめ
うに 軍艦巻き
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卵焼き
福光屋の「加賀鳶」を飲みながら食べた握りの数々は独 . . . 本文を読む
昨日観た映画「4ヶ月、3週と2日」は、時代的に1984年の東ベルリンを舞台とした映画「善き人のためのソナタ」ともある程度重なるのだけど、そこで思い出したのが、あの当時ベルリンで出会ったルーマニアンのカップル、ウリとマリ。
実のところ20年も前のことなので、名前すらほとんど不確かなんだけど、おぼろげな記憶を辿ると、二人のうちどっちかはルーマニアのテレビ局に勤めていたような気がする。
そしてそんな . . . 本文を読む
舞台は1987年、チャウシェスクが大統領だったルーマニア。
かつての日本同様、「産めよ、増やせよ」が国策となっていて中絶が厳しく禁じられたいた中、ルームメイトが望まぬ妊娠をし、その非合法の中絶を手伝う女子大学生の1日を思い切り丹念に描き、当時の社会主義国家が持っていたヒリヒリとする「冷たさ」を充分感じさせてくれる、圧倒的存在感のある力作。
官僚主義が蔓延っていたあの時代の社会主義国家ならではの建 . . . 本文を読む
"Have you found joy in your life?"
"Has your life brought joy to others?"一代で10億ドルをかせぎ、大統領も挨拶に来るというほど富豪だけど自分本位で孤独な男と堅実に家庭を築き実直に生きてきたワーキングクラスの自動車整備士が、ともに末期のガンで余命6ヵ月と宣告されたのをきっかけに、死ぬ前にやり残したことを「棺桶リスト」としてリス . . . 本文を読む
昨日の夜、『もっきりや』で、70年代日本最高のライヴロックバンドだった(と個人的に強く強く思っている) “ めんたんぴん ”のメンバーだったヴォーカルの忠平さんとギターの飛田さんのライヴが行われた。
実は最初このライヴのことを知ったとき、正直言って何故今なのか?といった気持ちもなくはなく、過去の良き思い出として今回はパスしようと思っていた。
ところがライヴを見に行っている友達から途中経過メールを . . . 本文を読む