
はっきり覚えていないけれど、初めて買ったブルースのレコードは多分 B.B.キングだったと思う。本当にB.B.キングは良い曲をいっぱい作ってくれていたし、好きだった。
ただ、一般的なことはさておき、ブルースファンにしてみれば、そんな彼はある意味あまりにメジャー過ぎて、ちょっと距離を置かざるを得ない側面があって(なんて勝手に思い込んで)、やっぱロバート・ジョンソンだわとか、よりオーセンティックなところにどんどん入っていたことがあったーーー。
この映画の中でB.B.キング自身が、今となっては知る人ぞ知るサンフランシスコにあった「フィルモア・ウエスト」というビル・グラハムが運営していたライヴ会場で初めて9割以上が白人というステージに立ち、その観客たちが総立ちで拍手してくれたことに対して「生涯忘れえぬ至福の瞬間だった」といった意味のことを話したとき、綿花畑で働き続けたころの話、白人に独占されていたラジオ放送を黒人ミュージシャンが自らの力で切り開いていった話、あるいはホテルにも泊めさせてもらえず、、水のみ場で水を飲むことさえ許されなかったこととか、そこに至るまでにあったであろうスクリーン上でも語られたことを思うと、つい胸が熱くなってしまった。
2003年にアメリカでブルース生誕100年を記念し、マーティン・スコセッシ製作総指揮のもと、音楽を愛する監督たちがアメリカの音楽のルーツであるブルースをそれぞれの熱き想いで綴った7本のドキュメンタリー集“THE BLUES Movie Project”の中の1本であるこの映画、 とにかくB.B.キングのステージが観れるだけでも嬉しいけれど、今なお毎日ステージをこなし"Because I'm Blues" なんてきめ台詞を吐いていた ボビー・ラッシュ、さらにはこの作品の中で進行役を担っていた ロスコー・ゴードン (彼はある意味本当にブルースしていました)の姿に感動し、アイク・ターナー、 ルーファス・トーマス、リトル・ミルトン たちも熱い思いにも共感し、 ファッツ・ドミノやリトル・リチャードの記録映像にも心動かされて、本当に個人的には心底楽しめる映画だった。
出演者みんながブルースマンだから当たり前かもしれないけれど、制作に携わったスタッフのブルースに対してリスペクトしている気持ちがちゃんと伝わってきて、そのあたりでも大いに満足させてもらった。
最後に、映画の途中で語られるツアーバスの運転手のひと言 ーー 「車の修理ぐらい自分でやるさ」「じゃないと次の坂を上れないからね」
異議なーし!
ただ、一般的なことはさておき、ブルースファンにしてみれば、そんな彼はある意味あまりにメジャー過ぎて、ちょっと距離を置かざるを得ない側面があって(なんて勝手に思い込んで)、やっぱロバート・ジョンソンだわとか、よりオーセンティックなところにどんどん入っていたことがあったーーー。
この映画の中でB.B.キング自身が、今となっては知る人ぞ知るサンフランシスコにあった「フィルモア・ウエスト」というビル・グラハムが運営していたライヴ会場で初めて9割以上が白人というステージに立ち、その観客たちが総立ちで拍手してくれたことに対して「生涯忘れえぬ至福の瞬間だった」といった意味のことを話したとき、綿花畑で働き続けたころの話、白人に独占されていたラジオ放送を黒人ミュージシャンが自らの力で切り開いていった話、あるいはホテルにも泊めさせてもらえず、、水のみ場で水を飲むことさえ許されなかったこととか、そこに至るまでにあったであろうスクリーン上でも語られたことを思うと、つい胸が熱くなってしまった。
2003年にアメリカでブルース生誕100年を記念し、マーティン・スコセッシ製作総指揮のもと、音楽を愛する監督たちがアメリカの音楽のルーツであるブルースをそれぞれの熱き想いで綴った7本のドキュメンタリー集“THE BLUES Movie Project”の中の1本であるこの映画、 とにかくB.B.キングのステージが観れるだけでも嬉しいけれど、今なお毎日ステージをこなし"Because I'm Blues" なんてきめ台詞を吐いていた ボビー・ラッシュ、さらにはこの作品の中で進行役を担っていた ロスコー・ゴードン (彼はある意味本当にブルースしていました)の姿に感動し、アイク・ターナー、 ルーファス・トーマス、リトル・ミルトン たちも熱い思いにも共感し、 ファッツ・ドミノやリトル・リチャードの記録映像にも心動かされて、本当に個人的には心底楽しめる映画だった。
出演者みんながブルースマンだから当たり前かもしれないけれど、制作に携わったスタッフのブルースに対してリスペクトしている気持ちがちゃんと伝わってきて、そのあたりでも大いに満足させてもらった。
最後に、映画の途中で語られるツアーバスの運転手のひと言 ーー 「車の修理ぐらい自分でやるさ」「じゃないと次の坂を上れないからね」
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