俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

ホリディ The Holiday

2007年03月31日 13時06分07秒 | 時系列でご覧ください
男性問題でトラブルを抱えてしまったLAとロンドンで暮らす二人の30代女性が心の傷を癒すヴァケーションとしてお互いの家を2週間交換し、そうした違うシチュエーションに身を置くことによって起こるウフフッな恋の予感... 。な~んて書くと、まるで『フォー・ウェディング』や『ノッティングヒルの恋人』、あるいは『アバウト・ア・ボーイ』、『ラブ・アクチュアリー』などのヒット作を送り続けている英国の制作会社ワーキ . . . 本文を読む

Grappa! Grappa! Grappa!

2007年03月30日 23時50分21秒 | 時系列でご覧ください
12月のオープン以来、行こう行こうと思いつつ、なかなか行くことが出来なかった木倉町のイタリアン「オステリア アルベロ 」に友人から誘ってもらってはじめて行くことが出来た。 とは言え、実は仕事が長引いたおかげで着いたのがずいぶん遅い時間だったので料理は「ちょっとだけ適当にお願い」みたいな頼み方しか出来なかったのが、いささか残念。(それでもイタリアの生ハムであるプロシュットもサラミもホワイトアスパラ . . . 本文を読む

FREE HUGS

2007年03月28日 21時42分40秒 | 時系列でご覧ください
何かと相変わらず話題の動画共有サイトYouTubeが初めて開催したビデオコンテスト「YouTube Best Video Awards 2006」の結果が発表された。 最優秀クリエイティブ賞に、以前このブログでも取り上げた(こちら) OK Go の一発撮りのPV「Here It Goes Again」が受賞したほか、胡散臭そうな忍者がさまざまな質問に答える続けるシリーズものや、海で遭難した若者が . . . 本文を読む

「ヘンダーソン夫人の贈り物」 Mrs Henderson Presents

2007年03月27日 20時25分47秒 | 時系列でご覧ください
第二次世界大戦前夜、夫に先立たれ未亡人となったローラ・ヘンダーソン(ジュディ・デンチ)は、残された遺産と時間を持て余し、通りすがりで見つけたロンドンのウエストエンド、ソーホーにある劇場「ウィンドミル」を買い取る。 そして支配人としてオランダ系ユダヤ人ヴィヴィアン・ヴァンダム(ボブ・ホプキンス)を雇い入れ、彼の提案するノン・ストップ公演が当たり、劇場は連日の盛況に。 しかし周囲の劇場がマネをし出すと . . . 本文を読む

のど黒の肝

2007年03月26日 01時30分55秒 | 時系列でご覧ください
これまで魚の「肝」と言えば、濃厚な味わいのアンコウの肝よりもカワハギの肝のほうが断然好きだった。 その肝を使った肝醤油で食べるカワハギの刺身のおいしいこと! ところが昨日、泉野の「割鮮のむら」で食べさせてもらった「のど黒の肝」、これがまた結構な味わいで、すっかり好きになってしまった。 主人の野村くんが丁寧に湯引きしていることもあって、きもー!という独特の味わいにはいささか欠けるものの、淡白であ . . . 本文を読む

伊東屋のシャープペン

2007年03月24日 14時10分35秒 | 時系列でご覧ください
この前、銀座テアトルシネマで「今宵、フィッツジェラルド劇場で」を観に行く途中、伊東屋の前を通り過ぎようとしたとき、「あれれ、ここで何か買おうとしていたんだよな」と突然思い出し、ならば中に入れば思い出すだろうと思い、取り敢えず店内に入ってみた。 だけど、されど、しかしながらだ。とにかく8階まで上がって売り場を順々に見ながら下の階に降りていったは良いものの、何を買いたかったのかトホホなくらい見事に思 . . . 本文を読む

送別会

2007年03月23日 00時13分06秒 | 時系列でご覧ください
昨日、大学を5年かけて卒業し、それに飽き足らず(というか、モラトリアム期間の延長を望んで)大学院に無理矢理進み、金沢で7年という長きにわたってアルバイトしながら学生生活を送っていた工学部のお気楽トリオの三人がついに社会人になるということで、4人だけの送別会を急に思い立って決行。 そしてまずはと「いたる」に連れて行ったところ、刺身の本当の美味しさに開眼し、未知の領域の魚である『のど黒』の存在に刮目 . . . 本文を読む

「ダーウィンの悪夢」 Darwin's Nightmare

2007年03月21日 18時00分12秒 | 時系列でご覧ください
生物多様で「ダーウィンの箱庭」と讃えられたヴィクトリア湖に、些細な試みから放たれた大食で肉食の外来魚ナイルパーチ。 在来種を駆逐しながらどんどん増え、状況は一変。新しい経済が生み落とす富と貧困、売春、エイズ、ドラッグ、ストリートチルドレン、湖の環境悪化…、さらには、輸送機が武器を積んでアフリカにやってくる疑惑まで…。 そして肴を積んだ飛行機はヨーロッパや日本へ飛び、私たちの食卓に魚を届ける・・・。 . . . 本文を読む

「 デジャヴ 」  Deja Vu  

2007年03月20日 01時59分14秒 | 時系列でご覧ください
うひょー、予告編から受けたイメージ、並びにタイトルから想像するものと、内容がここまで一致しない映画も珍しい。 でも良い意味でハリウッド、なんだかんだ言いつつもジェリー・ブラッカイマー&トニー・スコット、相変わらずのド派手な爆破シーン、一気呵成で見せる畳み掛けるテンポある演出にハラハラドキドキ、充分楽しませてくれる。 舞台はカトリーナで壊滅的な打撃を被り復興の道半ばのニューオリンズ。2月28日の . . . 本文を読む

「荒井商店」 ペルー<創作>料理

2007年03月18日 14時53分24秒 | 時系列でご覧ください
とにかく「荒井商店」なのである。 何がきっかけだったかは覚えていないけれど、ある日突然「荒井商店」に行きたくなった。 ペルー料理の店なのに「荒井商店」と、何とも人を食ったような店名もさることながら、思えば生まれてこのかた『ペルー料理』なるものを一度たりとも食べたことがないこともあって、俄然興味津々。 そこで友達に「ペルー料理、食べに行かない?」と誘い、「なんていう店」と訊かれ、「荒井商店」と答 . . . 本文を読む

バッテリー

2007年03月16日 02時44分09秒 | 時系列でご覧ください
なんだろう、久しぶりにきっちりとした日本映画らしい日本映画を見た気分。 当たり前だろうけれど、新東宝や獅子プロ時代の破天荒な演出は影を潜め、真っ向勝負の青春映画として滝田洋二郎が奇をてらうことなく手堅く撮りあげたベストセラー小説の映画化作品。 あさのあつこの原作の感想はこちらとこちら まず何よりもどれよりもとにかく演じる子供たちの見事なキャスティングに脱帽。 特にミドルティーンになろうとしてい . . . 本文を読む

新橋な夜 その3.「 RASSI'S BAR 」

2007年03月15日 23時07分08秒 | 時系列でご覧ください
勝手な思い過ごしかもしれないけれど、いろんな国で街を歩いていて(大体有色人種の人が圧倒的に多いけれど)たまたま目が合ってちょこっと笑みを返されることが良くある。 それで何となく通じ合った気になって、うちのホテルに泊まりにおいでよと誘われ、行ってみたら何のことはないその人の家だったりして、その白タクならぬ白ホテル(!?)で楽しくマドリードの夜を過ごしたり、海岸で仲良くなって夜いろんなところに連れて . . . 本文を読む

「カンバセーションズ」 CONVERSATIONS WITH OTHER WOMEN

2007年03月14日 23時35分17秒 | 時系列でご覧ください
舞台はマンハッタンのクラシカルなホテル。 ウエディングパーティの行われているバンケット・ルームで10年ぶりに再会したかつての恋人同士が、互いにぎこちない会話を重ねるうちにやがて若い頃の感情を甦らせていくさまを、男と女の違いを浮き立たせつつ描く一夜だけの再会物語。 翌朝飛行機に乗るまでといった時間限定の設定、しかもリアルな会話中心の演出とくれば、どうしたって「ビフォア・サンライズ」、「ビフォア・サ . . . 本文を読む

新橋な夜 その2.「クロンダイク・ハイボール」

2007年03月13日 02時17分10秒 | 時系列でご覧ください
「ハイランド・パーク」といってもハイランドのお酒ではないことをようやく知ったり、確かに「ラガヴーリン」はやっぱ美味しいやと実感したりと、人知れず(なのか?)密かにモルトの道をトボトボ進んでいる今日この頃(苦笑)。 そんな中、以前「広坂ハイボール」のマスターの元気くんから教えてもらったバーに先日ようやくたどり着いたのだけど、これがまさにズバッ!と、直球ど真ん中ストライクのお店だった。 何しろ有楽町 . . . 本文を読む

「今宵、フィッツジェラルド劇場で」  A Prairie Home Companion

2007年03月12日 22時22分02秒 | 時系列でご覧ください
渋滞情報やスポーツ中継に加え牛肉の相場価格など中西部のアメリカのラジオステーションらしい情報が流れてくるオープニング。 そして「ダイナー」に佇んでフィリップ・マーロウばりにケヴィン・クラインが思わせぶりな台詞を吐き、そこにヴァージニア・マドセン扮する白いトレンチコート姿の謎の美女が登場してくるあたりまで、時代設定も定かでなく、まるでフィルムノワールの雰囲気たっぷりで、ゾクゾクもの。 ところが . . . 本文を読む