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自民党総裁選

2021年09月22日 14時27分34秒 | 日々のこと
自民党の総裁選挙が熱戦を繰り広げています。このコロナ禍において街頭演説や地方に行くことはそれほどできないでしょうから、テレビやネット、SNS上の戦い、少し大げさに言えばサイバー戦みたいになっています。

ここではどの候補者がいいのか悪いのかとか、各政策がここに問題があるとか意見や不平不満は申し上げませんが、ひとつ興味深いことがあります。それはネット調査と世論調査ではかなり方向が異なっていることです。

ネットでは河野氏、高市氏が人気ですが、新聞社などが行う世論調査では河野、岸田、高市各氏の順です。特に高市氏はネットでは人気みたいでツイッターのフォロワー数ではトップです。

このようなねじれ減少が顕著に見られるに至ったのは多分今回が初めてではないかと思います。「ネット民」は比較的若い年代の人が多いと思いますが、彼らは一番「保守的」と言われる高市さん支持が多いみたいです。世論調査ではネットに疎い方たちの意向も含まれるでしょうからこちらの方が実態を反映しているとも言えますが、問題は母集団がどういう人たちであったかということです。

でも保守とか革新ということばはもはや死語だと思います。年寄りたちは例えば共産党が最も革新的だとずっと思っているみたいですが、若い人たちから見れば党のメンバーもずっと同じで同じ主張を繰り返している同党は一番保守的に映るそうです。ですからネット民が一般的には保守的だと言われている高市さんを推すのは、革新的あるいは改革的だからというのが理由かも知れません。

ネットと世論調査、どちらが結果を反映しているのでしょうか。分かるのは一週間後です。

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2 コメント

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Unknown (やまねこ)
2021-09-23 09:36:24
こんにちは。
そうですね。一政党の総裁選が、今後の日本の舵取りにつながるのかもしれませんが、それも秋の選挙までと願いたいですね。
4人の方針を新聞でもテレビでも見ましたが、たしかに同感できる内容もあります。
 私が一番関心があるのが年金の財源についてです。ご承知のように、国民年金の財源は下手をすれば枯渇し、敢然に賦課方式に移行せざるをえません。
厚生年金と同じように、現役世代が高齢者に仕送りする方式というやり方ですね。現在のやり方でさえ、国庫負担が50%も投入されています。それを消費税アップで財源を賄うと、今回言われていました。
 いずれにしても、日本は増税が必至ということなんだと思いました。専門識者の言でも、日本は25%は無いとダメだそうです。さらに、健康保険制度も赤字で、保険料増の気配です。あらゆる保険料が増額になっていくのが日本です。
働き手が少なくなっていき、高齢者の割合が世界でも随一で増加する日本は、国民負担率の増大で、生活は増々苦しく、格差と貧困化が加速していくように思います。商売で人を雇っていれば、雇用保険料はすでに来年から大幅な増大が懸念されています。コロナの助成金で財源枯渇だからです。
・・・・・・・・・・。
4人の演説を聞いていて、空しくなりました。どの政党が選ばれても、どの政党のトップが総理になっても、日本の今後の舵取りは厳しく過酷と言わざるを得ません。別に自民党でなくとも他の党でも同様でしょう。ますます生きにくく、確実に言えることは、国民の可処分所得は確実に減ることです。
 秋以降には政権は変わるかもしれませんし、変わらないかもしれませんが、いずれにしても、どう生き抜いていくかが、国民自身に問われているのだということだと覚悟しています。
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re (nakagawa)
2021-09-23 12:34:17
私は財政の知見がなく自力で判断できませんので、いろいろある主張に対してどれかを一方的に信じないようにしています。
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