リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ヴァイス・ドレスデン版

2006年01月13日 21時25分08秒 | 音楽系
ヴァイスのドレスデン版キンコーズに取りに行ってきました。
ついに完成です。今回は表紙をちゃんとデザインして(前の版は,そっけなかったですから(笑))半透明のプラスチック板を重ねましたので,ぐっと高級に見えます。

前回は表紙用の厚紙にコピーをするとき,凹凸がある紙にはできなかったのが,今回キンコーズに行ったら,それはちゃんと出来るようになっていました。ちょっとお値段は張るけど,カラーコピーにすればできるとのこと。でも今バージョンでは表面がフラットな厚紙を使用しました。その方が半透明のプラスチック板になじむと思ったからです。

そういやキンコーズはFedExKinko'sになってましたね。確か住友金属鉱山という会社が始めた店だったと思います。アメリカでその業態が評判になって,日本でも展開させようとしたとき,どこにまず第1号店を出そうかと考えたところ,財布のヒモが固いので有名な名古屋にしようということで,第1号店が名古屋にできたそうです。名古屋で成功したら全国どこでもうまく行くと考えたらしいです。で,その後,成功して今に至るって感じですけど,いつの間にかFedExmに吸収されてしまったのかな。

2005年版を見ていると,今までの版より圧倒的にきれいに出来ています。オリジナル原稿の段階では,「シミはついているけど,読むことができる」部分が,謄写印刷やコピーをすると「シミがついていて,読めない」状態になっていることが多かったです。それが新版では,オリジナル原稿同様「シミはついているけど,読むことができる」状態になっています。これはコピーの機械の性能向上によるところが大です。オリジナルの資料性を損なわずに,実用的に読めるというのが理想でしたが,これが実現されたわけです。(もちろんシミがひどいところは完全に消して書き直しましたが)あと今回新たに加筆修正を施した部分と追加注をつけたところを加えると,ほぼ100%可読になりました。

すでに注文して頂いている方にはこれから連絡をして発送します。8月にはあげるなんて大嘘を言ってしまったので,もう忘れている方もいっらっしゃるかも。(笑)あ,このブログを読んで欲しいな,と思われた方はメイルで注文して下さい。宣伝でした。(笑)