乗鞍高原の「乗鞍三滝」を見る。
「乗鞍三滝」は、S「三本滝」、Z「善五郎の滝」、
そして、B「番所大滝」(ばんどころおおたき)、である。
「乗鞍三滝」の位置関係。
エコー乗鞍・ふるさと庵の「信州 乗鞍高原案内板」から作成。
右上にN乗鞍岳、最高峰は剣ヶ峰、3,026メートルがある。
N乗鞍岳から発したR小大野川(こおおのがわ)は、乗鞍高原を左に流れていく。
「乗鞍三滝」は、R小大野川の上流から、S「三本滝」、Z「善五郎の滝」、
そして、B「番所大滝」の順にある。
左端はM松本で、前川渡から県道乗鞍岳線を右(西)に行くと乗鞍高原になり、
国道158号を直進して北へ行くと、沢渡からK上高地に至る。
中央のP駐車場、乗鞍観光センターは、
乗鞍高原の基点で、S三本滝まで7キロ。
それに、N乗鞍岳登山の起点でもあって、
右上のジグザグのE乗鞍エコーラインを走り、
終点のT畳平へ、無公害のシャトルバスが出ている。
「乗鞍三滝」の駐車場は、
S「三本滝」は、三本滝駐車場があり、
Z「善五郎の滝」は、第3駐車場が近い。
B「番所大滝」は、近くに数台の駐車場がある。
Z「善五郎の滝」と、B「番所大滝」は、
年間を通して行くことができるから、
2016年1月27日の冬の写真を掲載する。
乗鞍高原の一番高いところにあるS「三本滝」へは、
県道乗鞍岳線の上部が、冬季はクローズになって、
三本滝駐車場まで行くことができない。それで、
2008年9月10日の写真を使用する。
それでは、R小大野川の上流にあるS三本滝から見ていく。
三本滝駐車場から、歩いて20分ほどで、三本滝の案内板がある。
「三本滝」は、小大野川(こおおのがわ)、黒い沢、無名沢の、
3本の川の合流地点にある3つの滝で、
滝の落差は50~60メートル、
滝壺の標高は1,840メートル、とある。
正面にある「小大野川の滝」。
小大野川の本流をまっすぐ豪快に流れ落ちる(案内板から)。
「小大野川の滝」の右側にある「黒い沢の滝」。
小大野川の支流「黒い沢」にかかり、
黒色溶岩の上をなめるように流れる。
「小大野川の滝」の左側にある「無名沢の滝」。
無名の沢にかかり、木の間越しに、ひっそりと流れ落ちる。
三本滝は、長野県指定名勝になっている。
一か所で、3様の滝を眺めることができる。
「乗鞍三滝」の始まりの滝として、変化がある。
つぎは、S三本滝の下流にある、Z善五郎の滝。
善五郎の滝の案内板。2013年12月25日撮影。
善五郎の滝は、落差30メートル、幅10メートル。(標高1,500メートル)
善五郎の滝は氷瀑、2016年1月27日。
氷瀑は、自然の造形美を見せてくれる。
下の滝壺は、こんもりと盛り上がっている。
厳寒期には、滝壺から氷瀑を眺めることができる。
「乗鞍三滝」の中間の滝として、優美な姿を見せてくれる。
善五郎の滝は、つぎも参照してください。
「乗鞍高原の善五郎の滝は氷瀑」、2014年1月19日、
「乗鞍高原の善五郎の滝に虹」、2015年5月31日、
「善五郎の滝の季節の変化」、2016年2月7日。
R小大野川の一番下にある、B番所大滝(ばんどころ おおたき)。
番所大滝の案内板。2016年1月27日。
番所大滝は、落差40メートル、幅11メートル。(標高1,240メートル)
県道乗鞍岳線沿いにある、この案内板の奥が駐車場。その先、
ジグザグの急な坂道を、5分ほど下りると、展望台がある。
展望台を、さらに下りて、向かい合った番所大滝。
ごうごうと音を立てて流れ落ちていた。
番所大滝は、善五郎の滝のように、
全面が結氷することはないのだろうか?
2週間後の、2016年2月11日に行ってみた。
滝は、相変わらず、ごうごうと音を立てて流れ落ちていた。
中ほどにある、マントをまとった聖人は溶けかけている。
番所大滝は、全面が氷結することがないようだ。
水量が多く、せまいところから落ちるから、
全面が氷結するのは、無理だろう。
2016年1月27日の写真で、番所大滝を見ていく。
見上げた番所大滝の上部。
中ほどにある、マントをまとった聖人と、流れ落ちる滝。
静と動のコンビネーションがいい。
そして、滝壺。
氷の間に、わずかにのぞく滝壺に落ちる。
滝壺から10メートルほど下流では、氷の口が開く。
さらにその先は、左から右に流れが見える。
R小大野川である。
展望台にある案内板には、「乗鞍三滝」と、「板状節理」の説明がある。
番所大滝は、小大野川が乗鞍岳の溶岩をきざんでつくった滝で、
「善五郎の滝」、「三本滝」とともに「乗鞍三滝」ともよばれています。
< 板状節理 >
番所大滝の右手に、板を重ねたような岩石の割れ目が見えます。
これが板状節理です。この割れ目は、乗鞍岳から流れてきた溶岩が、
冷えて固まるときにできました。
板状節理は、ここから県道に戻る途中でも見ることができます。
番所大滝の右手の板状節理とは、これだろう。
板を重ねたような岩石の割れ目がある。
県道に戻る途中の板状節理。
確かに板状に積み重なっている。諏訪の鉄平石のようだ。
番所大滝は、板状節理から流れ落ちる滝。
「乗鞍三滝」の終端の滝として、荒々しい。
県道乗鞍岳線は、急坂になって、下っていく。
再び「乗鞍三滝」を掲載する。
三本滝の黒い沢の滝。2008年9月10日。
黒色溶岩の上を、なめるように流れ落ちる。
滝見台から、善五郎の滝、氷瀑。2016年1月27日。
氷瀑した善五郎の滝の頂部を見ることができる。
水の浸食によって、今でも後退しているという。
番所大滝の頂部。2016年1月27日。
八の字型に流れ落ちる滝が、なんともいい。
「乗鞍三滝」は、火山、乗鞍岳が作り出した景観を見る。
「三本滝」は、始まりの滝として、三様の変化がある。
「善五郎の滝」は、中間の滝として、美しさ、氷瀑がある。
「番所大滝」は、終端の滝として、一気に落ちる荒々しさがある。
「乗鞍三滝」は、S「三本滝」、Z「善五郎の滝」、
そして、B「番所大滝」(ばんどころおおたき)、である。
「乗鞍三滝」の位置関係。
エコー乗鞍・ふるさと庵の「信州 乗鞍高原案内板」から作成。
右上にN乗鞍岳、最高峰は剣ヶ峰、3,026メートルがある。
N乗鞍岳から発したR小大野川(こおおのがわ)は、乗鞍高原を左に流れていく。
「乗鞍三滝」は、R小大野川の上流から、S「三本滝」、Z「善五郎の滝」、
そして、B「番所大滝」の順にある。
左端はM松本で、前川渡から県道乗鞍岳線を右(西)に行くと乗鞍高原になり、
国道158号を直進して北へ行くと、沢渡からK上高地に至る。
中央のP駐車場、乗鞍観光センターは、
乗鞍高原の基点で、S三本滝まで7キロ。
それに、N乗鞍岳登山の起点でもあって、
右上のジグザグのE乗鞍エコーラインを走り、
終点のT畳平へ、無公害のシャトルバスが出ている。
「乗鞍三滝」の駐車場は、
S「三本滝」は、三本滝駐車場があり、
Z「善五郎の滝」は、第3駐車場が近い。
B「番所大滝」は、近くに数台の駐車場がある。
Z「善五郎の滝」と、B「番所大滝」は、
年間を通して行くことができるから、
2016年1月27日の冬の写真を掲載する。
乗鞍高原の一番高いところにあるS「三本滝」へは、
県道乗鞍岳線の上部が、冬季はクローズになって、
三本滝駐車場まで行くことができない。それで、
2008年9月10日の写真を使用する。
それでは、R小大野川の上流にあるS三本滝から見ていく。
三本滝駐車場から、歩いて20分ほどで、三本滝の案内板がある。
「三本滝」は、小大野川(こおおのがわ)、黒い沢、無名沢の、
3本の川の合流地点にある3つの滝で、
滝の落差は50~60メートル、
滝壺の標高は1,840メートル、とある。
正面にある「小大野川の滝」。
小大野川の本流をまっすぐ豪快に流れ落ちる(案内板から)。
「小大野川の滝」の右側にある「黒い沢の滝」。
小大野川の支流「黒い沢」にかかり、
黒色溶岩の上をなめるように流れる。
「小大野川の滝」の左側にある「無名沢の滝」。
無名の沢にかかり、木の間越しに、ひっそりと流れ落ちる。
三本滝は、長野県指定名勝になっている。
一か所で、3様の滝を眺めることができる。
「乗鞍三滝」の始まりの滝として、変化がある。
つぎは、S三本滝の下流にある、Z善五郎の滝。
善五郎の滝の案内板。2013年12月25日撮影。
善五郎の滝は、落差30メートル、幅10メートル。(標高1,500メートル)
善五郎の滝は氷瀑、2016年1月27日。
氷瀑は、自然の造形美を見せてくれる。
下の滝壺は、こんもりと盛り上がっている。
厳寒期には、滝壺から氷瀑を眺めることができる。
「乗鞍三滝」の中間の滝として、優美な姿を見せてくれる。
善五郎の滝は、つぎも参照してください。
「乗鞍高原の善五郎の滝は氷瀑」、2014年1月19日、
「乗鞍高原の善五郎の滝に虹」、2015年5月31日、
「善五郎の滝の季節の変化」、2016年2月7日。
R小大野川の一番下にある、B番所大滝(ばんどころ おおたき)。
番所大滝の案内板。2016年1月27日。
番所大滝は、落差40メートル、幅11メートル。(標高1,240メートル)
県道乗鞍岳線沿いにある、この案内板の奥が駐車場。その先、
ジグザグの急な坂道を、5分ほど下りると、展望台がある。
展望台を、さらに下りて、向かい合った番所大滝。
ごうごうと音を立てて流れ落ちていた。
番所大滝は、善五郎の滝のように、
全面が結氷することはないのだろうか?
2週間後の、2016年2月11日に行ってみた。
滝は、相変わらず、ごうごうと音を立てて流れ落ちていた。
中ほどにある、マントをまとった聖人は溶けかけている。
番所大滝は、全面が氷結することがないようだ。
水量が多く、せまいところから落ちるから、
全面が氷結するのは、無理だろう。
2016年1月27日の写真で、番所大滝を見ていく。
見上げた番所大滝の上部。
中ほどにある、マントをまとった聖人と、流れ落ちる滝。
静と動のコンビネーションがいい。
そして、滝壺。
氷の間に、わずかにのぞく滝壺に落ちる。
滝壺から10メートルほど下流では、氷の口が開く。
さらにその先は、左から右に流れが見える。
R小大野川である。
展望台にある案内板には、「乗鞍三滝」と、「板状節理」の説明がある。
番所大滝は、小大野川が乗鞍岳の溶岩をきざんでつくった滝で、
「善五郎の滝」、「三本滝」とともに「乗鞍三滝」ともよばれています。
< 板状節理 >
番所大滝の右手に、板を重ねたような岩石の割れ目が見えます。
これが板状節理です。この割れ目は、乗鞍岳から流れてきた溶岩が、
冷えて固まるときにできました。
板状節理は、ここから県道に戻る途中でも見ることができます。
番所大滝の右手の板状節理とは、これだろう。
板を重ねたような岩石の割れ目がある。
県道に戻る途中の板状節理。
確かに板状に積み重なっている。諏訪の鉄平石のようだ。
番所大滝は、板状節理から流れ落ちる滝。
「乗鞍三滝」の終端の滝として、荒々しい。
県道乗鞍岳線は、急坂になって、下っていく。
再び「乗鞍三滝」を掲載する。
三本滝の黒い沢の滝。2008年9月10日。
黒色溶岩の上を、なめるように流れ落ちる。
滝見台から、善五郎の滝、氷瀑。2016年1月27日。
氷瀑した善五郎の滝の頂部を見ることができる。
水の浸食によって、今でも後退しているという。
番所大滝の頂部。2016年1月27日。
八の字型に流れ落ちる滝が、なんともいい。
「乗鞍三滝」は、火山、乗鞍岳が作り出した景観を見る。
「三本滝」は、始まりの滝として、三様の変化がある。
「善五郎の滝」は、中間の滝として、美しさ、氷瀑がある。
「番所大滝」は、終端の滝として、一気に落ちる荒々しさがある。