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美ヶ原高原の焼山の滝

2015-07-05 00:02:00 | Weblog
美ヶ原高原焼山の滝へ行ったのは、
梅雨の晴れ間の2015年6月25日。
焼山の滝は、焼山の反対側にある。
焼山(やけやま)。1,907メートル。

この焼山は、レンゲツツジが咲くころに訪れる。2015年6月撮影。
春になって、焼山に牛が放牧されている。焼山は見ても、
反対側にある、焼山の滝には行ったことがない。

焼山の滝に行ってみる。雄滝と雌滝がある。
雄滝

何段もあって、ゴウゴウと豪快に流れ落ちる。
これは、見に来てよかった。場所を変えて、
上から下まで、しばらく見ていた。

雌滝

優しく落ちている。なんとまア、遠慮勝ちに!

雄滝と雌滝を同時に眺めると、

左が雄滝、右奥が雌滝。

近づいて眺めるには、右の岩へ行く。
足場は悪いが、ゆったりと眺めることができる。
水しぶきがかかり、ゴウゴウと音がする。
誰にも会わない。落ち着く。

美ヶ原高原案内図で、焼山の滝の位置がわかる。

中央にあるOが王ヶ頭2,034メートル。
上にあるFが焼山の滝、その左にYの焼山がある。

美ヶ原高原へ行くには、
ビーナスラインか、美ヶ原スカイラインになる。
霧ヶ峰から続く右のVビーナスラインで行くと、
山本小屋にP駐車して、牛伏山、王ヶ頭を散策する。

松本からは、左のS美ヶ原スカイラインで、
北アルプスを眺めながら美ヶ原自然保護センターへ行く。
「ツール・ド・美ヶ原」が開催されるルートであり、
レンゲツツジを見るときに使用する。
歩いて、王ヶ鼻や王ヶ頭は近い。

美ヶ原高原には、歩道のほかに、
いくつかのハイキングコースが広がる。
F焼山の滝へのハイキングコースも、その一つで、中央にある。
現在地の塩くれ場から、焼山沢を下って、F焼山の滝へ行くルート。

今回は、松本から、右のVビーナスラインを利用した。
山本小屋に駐車して、O王ヶ頭を目指すと、
途中に、現在地●塩くれ場がある。

F焼山の滝へのハイキングコースの写真を掲載する。
さわやかさ、涼しさを味わっていただけたら、と思う。
●塩くれ場の入口には、この案内板「焼山沢 登山道案内図」がある。

Oは王ヶ頭、Yは焼山、Eは上田側からの登山口。
現在地のS塩くれ場から、Fの焼山の滝へ行くイメージ。

この案内板の裏から牧場の中に入る。牧場を横切り、すぐに、
原生林になって、焼山沢を下ると、1時間20分で着く。
さらに、Eの登山口までは55分で行ける。しかし、
帰りは、同じ道を今度は上がってくる。

フェンスの中の牧場に入ると、がにらむ。
「ここは、オレのテリトリーだ! どこへ行くんだ?」

威厳のある牛だな! 牛は苦手だ。そさくさと通り過ぎる。後方は王ヶ頭。

牧柵に沿って下りる。

沢の水は、まだチョロチョロ。
牛が、ついてこなくてよかった!
牧場が終わり、原生林の中の焼山沢を下る。

チョロチョロだった水は、やがて、流れになる。

沢を横切るところがある。苔むした石の上を渡る。

原生林は深くなる。

湿った下り道は、滑りやすいので、注意。
木の根っこや石でズルッと滑った。尻餅を3回ついた。

流れは、小さなになって、苔むした石の間を落ちる。

樹木に囲まれ、緑の苔と白い滝。

小川は、水量が増し、そして、急流になった。


この急流の下には、
右岸に大きな滝、左岸に小さな滝があった。
初めての焼山の滝である。最初はこの右岸の滝が、雄滝だと思った。

水量も、落差も、迫力十分じゃないか!

場所によって、滝の形が変わる。

雄滝でもいいじゃないか?
(男子滝でもいいし?)
見とれていた。

左岸に小さな滝がある。これが、雌滝だと思った。

2段になっていて、真ん中をハイキングの道が横切る。

左から眺めると、

苔むした石の間を、流れ落ちる。優しい!
こちらが、雌滝でもいいじゃないか?
(女子滝でもいいし? 名前がほしい)

しかし、おかしいな?
「焼山の滝」であることを示す案内板が、どこにもない。
それに、塩くれ場から1時間ほどで着いたから、予定より10分以上も早い。

本物の雄滝と雌滝は、さらに10分ほど下がったところにあった。
途中、ヒカリ苔自生地があり、


崩壊地を横切って、


雄滝へ。本物。「焼山の滝」の案内板が、ちゃんとあったから。

奥から形を変えて、最後は、ドウドウと流れ落ちる。

雄滝の上部を見る。

ここもいい。

ときどき、雌滝に目をやる。

雌滝の裏側には、亀裂があって、⇔の白いが横に並んでいる。
「なんの花だろうな? 花弁は4枚だが」
「こんなところに、蜂や蝶は来るのだろうか?」
と思いながら。

焼山沢は、本物の焼山の滝と、
その上流にある右岸と左岸の滝、
苔の石の間を落ちる滝・・・がある。
チョロチョロ流れる水と、急流もある。
緑の原生林の中で、ひっそりと演じている。

レンゲツツジを見たり、北アルプスを眺めたり、
高原を散策するのが、美ヶ原高原の表のはなやかさなら、
焼山の滝は、原生林の中に広がるさわやかさだ。
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