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『獄に咲く花』(映画メモ)

『獄に咲く花』(2010年、石原興監督)

密航の罪で、武士用の牢獄(「野山獄」)に入れられた吉田松陰(前田倫良)。そこで出会った女囚・高須久(近衛はな)との淡い恋物語

なお、野山獄の各牢屋には鍵はかかっておらず、囚人は比較的自由に暮らしている。ただし、基本的に無期懲役に近いので、人生を諦めている人が多い。

そこに、超ポジティブな吉田松陰が入り、学びを奨励する中で、皆が松陰ファンになっていく様子が面白かった。「どうせ外に出れないのだから、学んでも意味がない」という囚人に対し、松陰は言う。

「人間が生まれつき持っている良心、人としてどうあるべきかを突きとめることは、己の心を間違いなく豊かにするのです」

はっきり言って松陰は「かなりの変人」であるが、彼の言動を見ていると、なぜか感動してしまう。

それは「愛に満ちている」からだろう。

僕も松陰ファンになってしまったので、さっそく『吉田松陰』(池田諭著、大和書房)という本を買って読んでいる。






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