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「思い」を言葉で伝える

バーンスタインに師事し、海外のオーケストラを指揮してきた大植英次さんは、「格調は高く、敷居は低く」をテーマに、誰もが楽しめる「大阪クラシック」を開催している。

ある公演で、観客の子供が演奏中にぐずりだし、他の観客が不快感を示したことがあったらしい。その雰囲気を察知した大植さんは「普段コンサートに来られない人にこそ聴いてほしい」という大阪クラシックの思いを観客に語り出した

その瞬間から観客の雰囲気は一変し、その親子に席を譲る人などが現れ、会場が一体化したという。

このエピソードを読み、「思い」を言葉で伝えることの大切さが伝わってきた。

出所:Works, No.152, p. 44-45.

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