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『バッファロー'66』(映画メモ)

『バッファロー'66』(1998年、ヴィンセント・ギャロ監督)

抜群に面白い、シュールな映画である。

以前観たことあるのだが、もう一度観たくなった。

刑務所を出たビリー(ヴィンセント・ギャロ)は、分裂気味のやばい雰囲気を漂わせながら、ニューヨーク州バッファローの実家に帰る途中で、行きずりの娘レイラ(クリスティーナ・リッチ)を拉致する。

なぜか?

それは親にフィアンセを連れて帰ると嘘を言ったからである。「家では俺を立てろ」と命令されたレイラは恋人を演じるうちにビリーに好意を寄せるようになる。ちなみに両親はかなり自分勝手な人たちで、ビリーが歪んでいるのはそのせいであろう、と思わせる設定。

よくわからない理屈の復讐心に燃えるビリーは、元アメフト選手でストリップ劇場オーナーを殺そうとするのだが…

日本版キャッチ・コピーは「最悪の俺に、とびっきりの天使がやってきた」。上手い文句である。

人生は、出会いによって変えられる。そう感じさせる映画である。








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