松尾睦のブログです。個人や組織の学習、書籍、映画ならびに聖書の言葉などについて書いています。
ラーニング・ラボ
カレンダー
2016年9月 | ||||||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
1 | 2 | 3 | ||||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | ||
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | ||
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | ||
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | |||
|
goo ブログ
過去の記事
カテゴリ
最新の投稿
最新のコメント
最新のトラックバック
ブックマーク
プロフィール
goo ID | |
mmatu1964 | |
性別 | |
都道府県 | |
自己紹介 | |
大学で経営学を教えています。 |
検索
gooおすすめリンク
URLをメールで送信する | |
(for PC & MOBILE) |
自分は何者であるのか?
『おかしな男 渥美清』(ちくま文庫)の中から。
著者の小林信彦氏のところに、渥美清さんから電話があった。そのときのやり取りが以下の通り。
「その時、ぼくは、あなた方コメディアンは・・・・・という言い方をした。
電話の向う側に、暗い沈黙があった。
間を置いて、
―おれは自分をコメディアンだと思っていないんだよ。
(中略)
じゃ、何なんだ、と言い返したかった。
―役者だと思っているんだ、自分では。
あ、そうか、とすぐにわかった。
Comedianというのはぼくにとって最上級の誉め言葉なのだが、渥美清にとってはそうではないらしい。カタカナのコメディアンは彼にとって蔑称なのである。」(p.124-125)
芸人ではなく、役者。そう思われたかった渥美さん。
自分のアイデンティティをどこに求めるかは本人次第である。だから、周りがとやかく言う筋合いはない。しかし、この箇所を読んで、なんとなく寂しい気がした。
改めて「自分は何者であるのか?」について考えさせられた。
著者の小林信彦氏のところに、渥美清さんから電話があった。そのときのやり取りが以下の通り。
「その時、ぼくは、あなた方コメディアンは・・・・・という言い方をした。
電話の向う側に、暗い沈黙があった。
間を置いて、
―おれは自分をコメディアンだと思っていないんだよ。
(中略)
じゃ、何なんだ、と言い返したかった。
―役者だと思っているんだ、自分では。
あ、そうか、とすぐにわかった。
Comedianというのはぼくにとって最上級の誉め言葉なのだが、渥美清にとってはそうではないらしい。カタカナのコメディアンは彼にとって蔑称なのである。」(p.124-125)
芸人ではなく、役者。そう思われたかった渥美さん。
自分のアイデンティティをどこに求めるかは本人次第である。だから、周りがとやかく言う筋合いはない。しかし、この箇所を読んで、なんとなく寂しい気がした。
改めて「自分は何者であるのか?」について考えさせられた。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )