宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

ミズムシのいろいろな話

2013年06月19日 14時31分23秒 | 水虫
今日、仕事を終えて、ふと思いついて、フローズンチョコレートを飲みました。
梅雨の重だるさを解消するのに、甘い飲み物・・・と思ったのです。

冷たくて、甘くて、すこしだけざらつく感触がのどを通る時・・・・・ふと昔のさまざまな記憶がよみがえりました。
このての飲み物にはまっていたのは、相当昔です。
味覚が記憶を呼び覚ますことってあるのですね。
味覚と経験は密接に結びついて、記憶の底にしまわれていたのですね・・・・。

懐かしい思い出にひたったひとときでした

さて。

話はいっきに変わりますが。

梅雨に入り、ミズムシの患者さんが急増しています。
しかし。
ミズムシと一口に言っても、実際診療すると、さまざまな疾患が混じっています。

冬に見られるかさついたミズムシと異なり、今の時期は指の間や足の裏に水ぶくれができてそれがじゅくじゅくするタイプが多いです。
このタイプは、水疱から細菌感染を起こし、化膿して痛くなることも多いです。
ですから、単純にミズムシの治療だけでは治りにくいものがあります。
また。
市販のミズムシの治療薬でかぶれて、じゅくじゅくになっているものもみられ、これはかぶれの治療が必要です。
ミズムシが治らないとせっせと市販薬を塗り続けて、かぶれがどんどん広がっている方もいますね。
症状を正しく診断し、適切な治療をしないと、なかなか治らず、悪化して痛みで歩けない・・・なんてこともあります。

市販薬が悪いわけではないのですが、自己判断でこじらせていることも少なくないので、治りにくい場合は早めの受診がお奨めです。

じめじめの憂うつな季節です。
足のトラブルは、憂うつ気分をますます増大させますね。
早めにすっきりさせたいものですね
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