宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

夏こそ保湿・・・のわけ

2013年06月22日 21時40分44秒 | スキンケア
今日は、爽やかに晴れましたね

気温もそれほど高くならず、湿度もそこそこだったので、爽やかに感じました。

さて。

本日は、とてもにぎやかなクリニックでした。
多くの方を相手に、私のマシンガン病気説明がさえました
昼を大きく過ぎた頃は、血糖値も下がっていたと思いますが、元気にパワー全開でがんばりました
今日、私が熱弁をふるったのは・・・。

夏でも保湿。
いや。
夏だからこそ保湿。
というお話です。

今日、何人のかの患者さんが、
「夏は、汗ばむので、保湿は必要ないと思っていました。」
とおっしゃいました。
これは、はたして、正しいでしょうか?。

正解は。
○でもあり、×でもあります。

冬だけはかさつき、春から皮膚が潤って調子良いと感じている方は、○です。
つまり、自分の汗で潤っている方は、特別に積極的なスキンケアは必要ないこともあります。
夏、皮膚トラブルが起こらない方は、これにあたります。

しかし。
春、花粉にかぶれたり。
ひげそり負けをおこしやすかったり。
夏はアセモになりやすかったり。
ひやけ止めローションにかぶれやすかったり。
何度もトビヒになりやすかったり。
プールの塩素でかさついたり。
一年中、手荒れをくりかえしたり。
季節の変わり目に肌荒れを起こしやすいと感じたり。
・・・・・こういったタイプの皮膚の方は、一年中乾燥肌をもっていると考えられます。
これらの方は。
汗をかいても、皮膚があまり潤わず、汗によるトラブルが起こりやすいのです。
こういった方々は、夏にこそ、保湿をしっかり行うことに意味があります。

夏は汗をかきやすいので、保湿ケアをしてこの汗を皮膚にゆきわたらせ、潤いのある皮膚へと導いていくことが重要です

汗はかいてよいのです。
この汗を味方にするために。
毎日、保湿ケアをしっかりと行いましょう。

クリームでもべたつきを感じにくい塗り方のコツもあるんですよ
ご相談ください」


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