偶然に見つけた店です。このところ、松屋町界隈によく出没するので…。長堀通りからは少し北に入ったところにあるので、長堀通りの橋のたもとには黒板に書かれた看板が置いてあったりします。乙女心をくすぐるオシャレなビストロと書いてあったような気がします。おいおい、ビストロなのに、味ではなくてビジュアルで勝負するのかと思ったりはしたんですが、そこは長年の感で、店構えを見ただけで、この店は絶対に旨いという直感めいたものはあったので、訪問しました。結果は大正解でした。ひょっとすると、予約の取りにくい店になるかも知れません。
余談ですが、店名のムーケストンとはカラビナのことです。女性シェフは山女だったそうです。
まずはカトラリーです。なぜかダックスフントでした。

ちょっと分かりにくいと思いますけど、鮑です。上に乗せられているのはアオサ、鮑に隠れて見えませんが、下には胡瓜が敷かれています。鮑と昆布というのは定番の組み合わせなんですが、鮑とアオサというのもいい感じの取り合わせでした。

前菜は、いろいろ食べてみたいというところと、季節のおすすめメニューも外したくないという贅沢なことを考えていたので、お任せ前菜を5種盛りにはせずに、あえて3種盛りとし、先の鮑を別途オーダーしたんですが、別オーダーしたタコのせビーチェです。

こちらが、前菜、お任せ3種盛りです。左から、自家製サーモンマリネ、エスカベッシュ、なめらかレバームースです。特にレバームースは、安定の旨さです。初訪問ですから、安定の旨さという表現はおかしいような気もしますが、スムーズな食感でいい感じです。そういえば、メニューになめらかメニュームースと書いてありましたな…。

今日のワインです。こちらでは、クラフトビールも置かれていたので、最初の一杯はクラフトビールにしました。画像はありませんがIPAだったような気が…。

メインです。浪速の星豚ロースト。がっつりですねえぇ。この料理を見たときに、こちらの店では前菜は軽く一品だけにして、あとはがっつり魚料理&肉料理をがっつり、当たり前ですがワインも二本という構成で行くのがいいんじゃないかと思ったりしました。乙女心をくすぐるオシャレなビストロというコピーにだまされてはダメな様な気がします。ステンドグラスがあったり、田舎の一軒家のような内装ではあるんですが、そちらではなくて料理で勝負を前面に出して欲しかったりします。ちなみに、『俺のビストロ』から独立されたそうです。

お約束のチーズの盛り合わせです。基本的に、青カビ、白カビ、ハードの3種盛りになるようです。

コーヒーの画像まであるのは珍しいですが、コーヒーです。

デセールですが、とろけるチーズケーキです。メインの豚料理からの流れで、ちょっと濃厚なものを選んでみました。

(参考)
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ビストロムーケストン