大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

Bar 然(バー/南堀江)

2006年10月30日 00時21分21秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 太融寺にある名店『酒肴人』の系列。『酒肴人』系列店の出身者としては珍しくミナミに店がある。看板は表札程度のサイズ、入り口も茶室のにじり口を連想させる小ささ。となると、入りにくい店という印象があるんだけど、メンソールにはそれほどではなかった。で、遠慮なく扉を開ける。

 照明は暗い目で、イメージとしてはちょっとリッチ目。モノクロではないんだけど、モノクロな空間。照明の使い方で、ハイライト部分がアクセントになっている。メンソールはいつも通りにマティーニをオーダー。カウンターの上に置かれているボトルがじゃまで、手元が見えなかったんだけど、仕上げに香水スプレーでシュッシュッとする動きは見えた。とすると、ベルモット・スプレー・スタイルか?。マティーニというカクテルは、ベルモットの量を減らせば減らすほど辛口となり、通人の好む味となるといわれていて、どれほどベルモットの使用量が少ないかがマニアックに競われることがあったりした。ベルモットでカクテルグラスの内側を湿し、不要なベルモットを振り切って冷やしたジンだけを注ぐ、ベルモット・リンス・スタイルや、冷やしたジンだけをカクテルグラスに注ぎ、仕上げに香水スプレーに入れたベルモットを一吹きするベルモット・スプレー・スタイルあたりが、実際にベルモットが使われている最辛口のマティーニだと思う。さらには、マティーニと呼んでいいのかは疑問だが、ベルモットを使わない究極のマティーニも存在する。

それはさておいて、ベルモット・スプレー・スタイルのマティーニは、実はメンソールも飲んだことがないのでかなり期待で胸が高鳴った。なぜメンソールが、スプレースタイルのマティーニでも飲める人間なのかが判ったのかが不思議だった。グラスを口に運んでみると、ヘビーなマティーニではあるけど、スプレー・スタイルではないように思った。バーテンダーの野中さんによると、ジンもベルモットも冷やした状態で保管しているので、ステアはしないんだそうだ。最後のベルモット・スプレーは、香りを立たせるのが目的らしい。

 メンソールはそのあと、モルトをストレートで飲んで店をあとにしたんだけど、創作料理もいろいろとある。メンソールは、バーで食事するというのが好きではないんだけど、メニューを読んでいるだけでも結構楽しめたりする。


(店  名) Bar 然
(ジャンル) バー
(所 在 地) 大阪市西区南堀江1-11-8 第二さくらビル一階
(電  話) 06-6532-5587
(営業時間) 18:00-26:00、-28:00(金土)
(定 休 日) 第三日曜日
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こうてい麺大ちゃん(ラーメン/心斎橋)

2006年10月17日 21時14分05秒 | 麺類
 漢の皇帝が好んだという麺を再現したので、こうてい麺という名前なんだそうだ。周防町通りの一本南側にある細い路地にあるラーメンやで、カウンター七席のみ。斜め向かいが鮨屋の『尽誠』並びに『ひで』があると言えばわかりやすいかな。

 メニューには塩ラーメンと醤油ラーメンの二種類。メンソールが得た情報によると、つけ麺もあるらしい。それぞれにチャーシュー麺、ラー油麺などのバリエーションがある。素直に塩ラーメンにしておけばよかったんだけど、つい『辛』の文字の放つ色香に負けて塩ラー油ラーメンにしてしまった。ラーメンだけのつもりだったんだけど、一品メニューに蜂の巣の沙茶醤があったので、延髄反射的にオーダーしてしまった。こうなるとビールもオーダーしないとな…。沙茶醤というのは説明が難しいけど、小エビとかビルフィッシュとかと豆板醤なんかを混ぜた調味料で、独特の味と香りがある。中華料理では炒め物なんかに使う。なので、メンソールも炒め物が出てくるだろうと思ったんだけど、変化球というか和え物だった。蜂の巣の方はミミガー風に切って、それを沙茶醤と合わせてある。ビールが進む一品だったけど、ビールを飲んじゃうとラーメンの味がわからなくなるのでビールは控えめに飲み進んだ。

 まず具の方は、チャーシュー、ネギの定番どころに斬新な菊菜が乗せられていている。菊菜は歯ごたえがよい。スープの方は香り、味ともに控えめ。ラー油が表面に油膜を作るほど入ってたので、スープのみの味&香りがわからなかったんだけど、控えめであることは間違いない。スープに自信がないと、ついつい塩とかを多めにして、結果、辛口(濃い口)のスープができあがってしまうんだと思う。確かに塩を入れると、一本心が通ったような味になるのでコクが増したように感じるんだけどね。スープを変えると、ラーメンの味は劇的に変化するんで、ついスープの方に力を入れたくなるんだろうけど、たとえばスパゲッティを食べるときに、ボンゴレ・ビアンコだろうが、アリオリだろうが、漁師風だろうが海賊風だろうが怒りんぼ風だろうが、味付けが変わってるだけでメインとなる食材はあくまでもロングパスタの方であるのと同じで、ラーメンもやはり麺が主役のはずだとメンソールは考えてる。

麺の方は、やや細めのかすかに縮れ麺。腰は強い。メンソール的にはもう少し麦の香の強い麺の方が好きかなとも思うだけど、鹹水の量がかなり抑えられてるように思うので、スープとのバランスを考えるとこれでいいのかもしれない。で、スパゲッティの話に戻るんだけど、ツーといえばカーのごとくに、判で押したかのように、ペンネといえばアラビアータかブルーチーズソースなので、麺が決まった時点で相性のいいソースというのがある程度決まるんじゃないかとも思ってる。もちろん世の中には、ペンネにはペペロンチーノがベストマッチングだと思ってる人もいると思うので、それを否定しようという気はないんだけどね。でも、たとえばカッペリーニ・アラビアータってあるかもしれないけど、見たことある人います?。あるいは、食べたことのある人、います?。ラーメンの場合もこれと同じで、麺が決まった時点である程度スープも決まってしまうんじゃないかと思う。なので、麺の太さが数種類の中から選べたり、スープがあっさり系かこってり系かを選べたりするけど、店の側が『これだ』と、と考えるベストマッチングな麺とスープの組み合わせはどれなのさ?、と思ったりもするわけね。余談だけど、ペンネ・アラビアータのアラビアータは、アラビア風という意味じゃなくて怒りんぼ風という意味ね。赤くて辛いからこんな名前になったんだろうと思う。

 なんか、ラーメン談義になってしまってしまったけど、塩ラーメンを一回食べただけでは判らないこともたくさんあるんだけど、おいしいラーメン屋だと思う。トッピングとしてバターがセレクトできるので、塩バターラーメン、醤油バターラーメンとすることも可能だと思う。一品メニューもセクシーなものがいくつかあった。しかもやすいし…。ご飯系メニューもあったんだけど、メンソールはラーメン食べて、さらにご飯系メニューをオーダーするという、炭水化物過多な食事構成は苦手なので、あまり注意を払わなないので、覚えてないのだ…。



(店  名) こうてい麺大ちゃん
(ジャンル) ラーメン
(所 在 地) 大阪市中央区心斎橋筋2-1-3
(電  話) 06-6213-4488
(営業時間) 18:00-30:00
(定 休 日) 木曜日


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ガボ・デル・ポニエンテ(スパニッシュ/中之島)

2006年10月15日 21時45分39秒 | その他ヨーロッパ諸国
 『エル・ポニエンテ』系では、立ち飲みの『ゴゾ』、炭火焼きの『カルボン』に続く四店舗目が『ガボ・デル・ポニエンテ』でこちらのメインは鉄板焼き&煮込み系料理。レトロなビルの一階にあるので、天井が高くて気持ちがいい。内装の方は、客席のレトロ感と、オープンキッチンの奥に見えるステンレス製厨房機器の統一されたシャープな感じが、まるで別世界を思わせるようなコントラストを見せる不思議な空間になっている。

 まず、前菜盛り合わせから始まって、スペイン料理なら絶対に外せないムール貝の酒蒸し、続いては、メンソール的にはやっぱり外せないウサギ肉料理と豚肉料理。旨かったです。何も言うことはありません。スペイン料理なので、味付けの基本はオリーブオイル&ガーリックと言うところはあるんだけど、味の特徴としてはややきつい目に利かせた塩味だと思う。塩が利いているので、逆に味付けがシンプルに感じられるし、塩味の強弱だけで見事に味のアクセントになっている。本当のことを言うと、フィディウアも食べたかったんだけど、肉料理を食べ過ぎてオーダーできなかった。

 メンソールが感激したのがデザート類。どれもこれもみんな旨い。セクシーでブラボーだ。かなり激しく飲んだので、ソムリエが食後のリキュールを人数分用意してくれた。要は当てろと言うことらしい。最初に飲んだのはパスティスかと思ったけどアニスシード系のリキュール、二つめのグラスにはスパニッシュ・グラッパ。三つ目のグラスは、ドングリ(ベジョータ)のリキュール。ここまでは簡単だった。四つ目のグラスはシェリーだろう。オロロソかと聞くと、惜しいと言われた正解はペドロ・ヒメネスが二種類だった。シェリーだと当てたんだからいいじゃない。メンソールはソムリエじゃないんだし…。最後のグラスがどうしてもわからない。飲んだ覚えはある味。ただ、メンソールが飲んだのはイタリアのもっと苦みの強いものだったが…。答えはオレンジのリキュールだった。ちょっと、情けなかったか…。

 メンソールは、なぜか『ゴゾ』が好きになれないんだけど、『カルボン』も『ガボ』もいい店だ。ちょっと高い目だけど…。次回は是非、スペインなまこ料理かフジツボ料理を食べてみたいか…。



(店  名) CABO d EL PONIENTE(カボ・デル・ポニエンテ)
(ジャンル) スパニッシュ
(所 在 地) 大阪市北区中之島3-6-32 ダイビル一階
(電  話) 06-6449-0023
(営業時間) 11:30-14:00、17:30-22:00
(定 休 日) 日曜日
(ウ ェ ブ) http://www.ne.jp/asahi/spain/elponiente/
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洛二神(ラーメン/浪花町)

2006年10月15日 20時22分23秒 | 麺類
 豚骨系と節系の二種類のスープをブレンドしたしたダブルスープを使ったラーメンを初めて出した店として有名な店。ただし、その評価はまっぷたつと言っていいと思う。メンソールも狙ってはいたんだけど、いつも満席でやっと今回は入れた。

 ラーメンでもうどんでも、麺類を味わうときの基本はまずは香を確認すること。何だ、この甘ったるい香は…、と思ったりした。続いてスープを一口味わってみる。やっぱり甘い。確かに節系の味も香りもあるんだけど、これは醤油の味がメインだろうという感じか。最後に麺を食べてみる。麺はやや細麺のやや縮れ麺。自家製麺と言うこともあって、噛みしめるとちゃんと麦の香がする。このスープに対してなら、もう少し強い麦を使った方がいいんじゃないかと思ったんだけど、意外と、この麺とこのスープは合う。うむ、絶賛されるほどではないと思う。だが、ユニークだ。

 メンソールの隣の席には、やはり食べ歩きが好きだと思われるカップルがいて、その話が聞こえてくるんだけど、メンソールとほぼ同じ意見だった。



(店  名) 洛二神(らくにじん)
(ジャンル) ラーメン
(所 在 地) 大阪府大阪市北区浪花町4-22
(電  話) 06-6371-1088
(営業時間) 18:00-26:00
(定 休 日) 日曜日

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翠香(広東料理/夙川)

2006年10月15日 14時06分59秒 | チャイニーズ
 広東料理といえば、言うまでもなく中国の東南部にある広東省を中心として発達している料理で、広東省出身の華僑により全世界に広められたとされてる。伊勢エビやアワビなどの高級食材を使うことでも有名だし、龍虎闘料理というゲテモノ料理もあるらしい。神戸方面の中華料理店といえば、ほとんど広東料理店だと思うし、そういう意味では、日本人が一番日常的に食べてる中華料理が広東料理と言うことになるんじゃないかな。

 さて、この店の特徴は、カウンターに寿司屋のようなネタケースが置かれていて、魚介類が並べられていること。ということは、カウンターに座ればネタケースの食材を見ながら、調理方法をあれやこれやと相談しながらメニュー構成を考えるという時間を過ごすことができる。某雑誌に、「調味料を極力控えている」といった内容の店主の言葉が紹介されていたので、メンソールは「薄味の広東料理」をイメージしたんだけど、味付けに関してはごく標準的か、やや辛い目のように感じた。食べた終わってから、調味料を控えているというのは薄味という意味ではなくて、化調を極力使っていないと言うことなんかなぁ…、と考えたりした。

 とりあえずはビールをオーダーし、前菜盛り合わせをオーダーしてから、カウンターのネタケースをのぞきに行く。おすすめはミル貝とのことだったので、ミル貝を空芯菜とともに炒め物としてもらうことに決定。その後、エビはシンプルに蒸すだけの料理とし、あこう&あごの二種類の魚を清蒸にしてもらうことにした。この店の名物は、魚介類系の料理なんだけど、メンソールとしては肉系の焼き物がほしかったりしたので、豚肉のブラックビーンズソース炒めをオーダーした。

 マダムは商売上手なので、しっかりと何人前かを伝えないと、予想したよりも多い目の料理がやってくるので注意した方がいい。いっそ、予算を伝えてお任せとした方が気が楽かもしれない。マニュアル通りにしかしゃべってくれないようなところがあるので、こちらが知りたい情報を聞き出すに当たってはちょっと苦労する。ただし、サービングは下手。円卓だからわからないではないけど、座ってるメンソールの足を三度ほど踏んでくれたりした。別に、横に脚を出してたわけではないんだが…。

 締めは定番の焼飯と汁そば。これは炒飯じゃないだろう、ピラフだろうと言いたくなるような一品でちょっと拍子抜けしたか…。人気の店で、予約は取りにくかったし、テーブル席もカウンター席も満席で、メンソールも120分の制限を付けられたりもした。料理の方はというと、やはり魚介類系のシンプルな味付けの料理がおいしいと思う。極めつけは清蒸だった。値段的には、若干高めに設定してあるように思う。



(店  名) 翠香
(ジャンル) 中華料理(広東系)
(所 在 地) 西宮市相生町11-9 クレインビル一階
(電  話) 0798-70-9788
(営業時間) 11:30-14:00、17:30-21:00
(定 休 日) 木曜日(祝日の場合は翌日が休み)
(そ の 他) ディナータイムは3%のサービス料が別につく

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やまなか(スタンディングてんぷら屋/天満)

2006年10月15日 12時39分52秒 | 居酒屋系(日本酒&焼酎)
 酒好きなら誰もが知ってる大国町の『山中酒の店』の新展開がなんと天満に出現。しかも立ち飲み系天ぷら屋。メンソールは、グランドオープン三日目くらいに偶然に見つけた。メンソールが行ったのは15:00くらいだったんだけど、中休み中らしく店内には誰もいなかった。店の前には山中基康社長がいたけど…。そこで、17:00頃に再襲撃。カウンター席の一番奥に陣取った。「セクシーな日本酒をくれ」と、オーダーすると、「難しい」とか言われたので、『鷹勇』とか言ってみたら、切れてた。『奥播磨』とか言ってみたけど、切れてた。グランドオープンしたばかりなので、結構メニューにあるけど現物がないという酒が多いらしい。仕方がないので、店の奥にあるストッカーを見ながら、中段右側から順にオーダーした。

 天ぷらは10種類くらい。バナナ、パイナップルとか言ったフルーツ系天ぷらのメニューもあるが、まずはフルーツ系以外の7種類を一気にオーダーした。天ぷらは100円/一品なので、7種類食べての700円。天つゆはかなり大きな器に入れてくれるが、カウンター上には塩、抹茶塩なども置かれているので、好みに応じて使い分けることができる。天ぷら以外にも一品料理が用意されているが、こちらは500~800円といったレンジ。天ぷらを満腹になるまで食べてビール二杯くらいでもたぶん2,000円台だと思う。メンソールは日本酒をオーダーしまくったので高くついたが…。

 最後にオーダーしたのは、バナナの天ぷら。胡椒がかけられていて、胡椒の刺激とバナナの甘みのコントラストがセクシーだった。たまらずオーダーしてしまったのが、エビチリソース。こちらはストレートな辛さか病みつきの一品。ソースを最後まで飲み干したら、店主にびっくりされたりした。

 日本酒は、燗もしてくれるあたりがさすがは『山中酒の店』系列店のうれしいところ。揚げたての天ぷらって旨いし、日本酒もよいものがそろえられている。これからは活性にごりなんかも楽しみ。久々に、うれしくてはしゃぎ出したくなるような店に出会った感動と興奮があった。



(店  名) やまなか
(ジャンル) スタンディング天ぷら屋
(所 在 地) 大阪市北区池田6-12
(電  話) 06-6351-1555
(営業時間) 11:00-23:00
(定 休 日) 不定休

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ポルトガリア(ポルトガル料理/西天満)

2006年10月15日 11時01分25秒 | その他ヨーロッパ諸国
 大阪にスペイン料理店は数多くあるが、ポルトガル料理店は初出店らしいということを聞いたので、一度行ってみたいと思っていた店。それと同時に、隣国同士のスペインとポルトガリアの料理は、よく似たものだと思っていたりもした。確かにポルトガルでは、スペインと同じく魚介類を好んで食べ、米料理もある。オリーブとガーリックでの味付けも共通してる。フランスに出稼ぎに出ていた職人が帰国してワインを作ったので、ワインがやすくてうまい。ちなみにワインと一言で言ってもスティル、フォーティファイド、フレーバード、スパークリングの四種類にカテゴライズできるけど、スペインとポルトガルで、世界三大フォーティファイド・ワインを独占してたりする。フォーティファイドワインは日本語で言うと、酒精強化ワインで、発行途中でブランデーなどを添加して発酵を止めるので、アルコール度数が高くなり、未発酵の糖分が残るので甘くなる。その後、熟成させるものも多い。で、世界三大フォーティファイド・ワインというのは、シェリー、ポート、マディラ。

 ここからがスペインとポルトガルの相違点。この店『ポルトガリア』では、スピリッツ系とビール系を除いてはポルトガルの酒しかおいていない。シェリーはスペインはアンダルシア地方、特にヘレスで作られる酒なので、シェリー酒はおいてない。ポルトガルワインとポートワイン、マディラワインとなる。ポートワインは、ポルトガルにあるポルト港から出荷されたので、ポートワインと呼ばれるようになった。マディラの方は、マディラ島で作られるのでマディラ酒、マディラワインと呼ばれる。もう一つ、ポルトガルの名物としてはマスカットから作るワインがある。今回は飲まなかったけど…。

 さて、前知識はこれくらいにして、この日の夕食は、トンカツを食べるか、立ち飲み系居酒屋で済ませるかを逡巡してたんだけど、いきなりポルトガル料理が食べたくなったので、電話してみた。満席ですけど、テラス席ならあいてますとの答えだったので、『ポルトガリア』に向かう。テラス席と言っても、店の外にテーブルといすを出しただけの席。メンソールが行った頃には、店内の席も空いてたんだけど、喫煙席で食事するくらいなら、多少寒くてもテラス席で食べた方がいい。まずは、グラスで赤ワインをオーダーした。ところがこのテーブルって、地面が傾斜してるので揺れるのね。ワインがこぼれそうになったので、ペーパーマットを折りたたんでテーブルの足に挟み、揺れを止めた。ワインを飲みながらこの日の食事内容を決めていくという作業は、至福の瞬間だったりするんだけど、なんと言ってもポルトガル料理初体験なので、ウェイトレスにあれこれ聞きながら、時間をかけて決めていく。その時にわかったのは、メンソールのスペイン料理の知識は全く役に立たないと言うこと。スペインとポルトガルは隣国同士なのに、料理の見た目もよく似てるのに、味付けとかは全然異なる。ポルトガル料理の方が、味付けが薄いように思う、というのが、この日のメンソールの印象だった。

 スペインといえばたこを使った料理だけど、ポルトガルでもたこを使った料理が定番らしい。で、それをオーダー。魚介類系と豚肉系を食べてみたいと思ってて、それでもやっぱりウサギ肉料理の方に目が行ってしまう。ウェイトレスに相談してみると、ウサギ肉料理というのは田舎料理らしい。なので、都会ではあまり食べないらしい。都会料理のおすすめはこれ、と教えてくれたのがアサリと豚肉の蒸し焼き料理。ををっ、それなら魚介類系と豚肉系が一気に食べれるじゃん、ということでそれをオーダー。やっぱり米料理は食べてみたいけど、ボリュームの方が気になるので、そのあたりをウェイトレスに確認。大丈夫ですよと言われたので、米料理にもチャレンジ。おおざっぱに言うと、リゾット系とチャーハン系があって、メンソールはリゾット系がいいかなと思ってたんだけど、おすすめはこれと教えてくれたのが、鴨を使ったチャーハン系料理。鴨の皮から出る油だけを使ってオーブンで焼き上げるらしい。で、それをオーダーした。

 最初のワインとともに、突き出し的感覚でオリーブが出され、パンが出される。バゲットのようなフランス系のパンとは異なり、クラストがパリパリじゃない。食パンと同じような感じ。気泡は細かい目というか詰まり目。で、粘り気があまりない。

 たこ料理は、たこサラダと書いてあったけど、たこのマリネ風。オリーブオイルたっぷりな一品。酸味はレモンなんだけど、レモンの果肉も刻んだものが入れられているので、それが口の中に入ったときの酸味がアクセントになるというか、強烈に新鮮に感じられるのがおもしろい。

 アサリ&豚肉の蒸し焼きは、絶品だった。旨い。ただ、豚肉に若干の獣肉臭さがあるのね。メンソールは(獣肉の臭み)≒(うまみ)と思ってし、実際この豚肉はかむほどにうまみがあふれ出してくるような感じ。牛肉にだって獣肉の臭みはあるんだけど、食べ慣れてるので気にならなくなってるだけなんだけどね。でも、ダメな人はダメなんだろうとは思う。

 料理のポーションは多い目なので、このあたりでちょっと心配になったんだけど、案の定デカもチャーハンもボリュームがすごかった。プレートの底に鴨肉が並べられていて、塩釜ならぬ米釜かと言うぐらいに白飯が押し固められている。それをオーブンで焼いたという感じ。なので、見た目よりもずっとボリュームはあったと思う。鴨は脂分をとられてぱさぱさになっているので、北京だっぐのチャーハンみたいな感じ。その上にはオレンジが乗せられている。かなり苦労して食べた。というか、ワインで流し込んだような感じ。メンソールは、パサパサ系の米料理は苦手なので…。なら、オーダーするなよと言われそうだけど…。先にも書いたけど、料理はスペイン料理に比べてあっさり目の味付け。オリーブオイル&ガーリックという基本も同じ。ガーリックを食べているという意識はあまりないんだけど、結果的にはかなりの量のガーリックを食べることになるので、翌日、周囲から顰蹙を買うことは間違いない。

ポートワインやマディラワインは、充実してる。ポートワインの方は10年熟成から50年熟成まで10年刻みに用意してあり、グラスでも飲める。50年熟成のポートワインはグラスで5,000円くらいするけど…。メンソールは10年熟成ものを飲んでみたけど、正直『若い』という印象。『荒い』という印象ではなかったけど、もう少し熟成させると丸くなって旨いだろうなと思ったりした。レストランとしてだけではなく、22:30以降はバータイムとなるので、オリーブをつまみながらワインを飲むという使い方もできるようになる。いつの日か50年熟成もののポートは飲んでみたいと思う。あと、ポルトガル名物のマスカットワインも…。




(店  名) PORTUGALLIA(ポルトガリア)
(ジャンル) ポルトガル料理
(所 在 地) 大阪市北区西天満4-12-11 プラザ梅新別館一階
(電  話) 06-6362-6668
(営業時間) 11:00-14:00(ランチ)
      14:00-18:00(カフェ)
      18:00-22:30(ディナー)
      22:30-26:00(バー)
(定 休 日) 日曜日
(ウ ェ ブ) http://www.portugalia.jp/


(用語解説)
・クラスト
 パンの皮。フランスパンでは、これが命だとメンソールは思ってる。

・クラム
 パンの内側の柔らかいところ。

・すだち
 柑橘類のことではなくて、
・パンの切り口の気泡のこと。気泡が小さく均一になっていれば、「スダチがよ
い」という。


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大阪饅福堂(中華系居酒屋/今里)

2006年10月15日 06時36分12秒 | チャイニーズ
半年ほど前だったと思うけど、誰かに紹介してもらった店。メンソール宅からは徒歩圏内にある店ではあるが、メンソールの場合は、梅田~難波間の4.4km を歩くのは当たり前なので、地下鉄一駅分でもタクシーに乗ってしまう人からすると徒歩圏内と言うにはとんでもない距離かも知れない。最寄り駅は地下鉄千日前線の今里駅。二番出口を降りて、平野川の方に少し歩くと、かつては栄華を誇ったらしい商店街があるが、その入り口付近にある。栄華を誇ったらしいと言うのは、この店以外には営業している店がないんじゃないかと思うほどで、人通りのない商店街を歩くのは、ブラックホールに吸い込まれそうな怖さを感じたりもする。

さて、店名からしてメンソールは、中華料理の店だと思ってた。確かに水餃子とか春雨炒めとかの中華なメニューもあるが、中華料理にこだわっているわけではないようだし、居酒屋ということでも良いんじゃないかと思う。酒類はやはり焼酎がメイン。残念ながら日本酒の取りそろえといえば、久保田千寿の一種類のみ。燗してくれるというのが唯一の救いか…。

店は年季の入った木造家屋で、店にはいると右手にカウンター、左手側には座敷席がある。カウンター席にたどり着くまでの間に、ドリンクメニューは焼酎がメインだ。日本酒系はあまり取りそろえられてなさそうだ。といったところまでは観察できたので、メンソールのオーダーはおなじみのトリビー。最近、「トリビーって一般的に通じる言葉なんですか?」と質問を受けたが、メンソールの経験からすると半々くらいかな。あまり高級な店でトリビーと言っても通じないように思う。

オーダーしたのは、お勧めに従ってのカジキマグロの作り、もう一品がツブ貝。判ってることなんだけど、作りとビールは合わんような気がする。ちょっとオーダーをミスったか…。で、ツブ貝を食べながらビールを飲み。常連とおぼしきカップルの会話に耳を傾ける。スナックのマダムらしいので、これから同伴出勤と言うことなんだろう。マダムの方が日本酒をオーダーし、そのときに「冷やおろしはあるの?」と聞いていた。ををっ、ということは、日本酒系もそれなりの隠し球があるのか…、と期待して速攻でビールを飲み干し、日本酒をオーダーしてみる。「何があるの?」と聞くと「久保田の千寿だけなんです」との答。見事に脱力するメンソールであった。

客席担当のお姉さんがいるんだけど、これがちょっとかったるい雰囲気を持った人なんだ。かったるいと言っても気だるいという感じに近いのかな。注文とかの受け答えはちゃんとしっかりしてくれるんだけど、何となく雰囲気が気だるい。男どもが萌えるような、眼鏡かけてて三つ編みなんだけど、眼鏡外して髪を解いたらめちゃ美人なんだろうなと思わせてくれるようなお姉さんなんだな。

それはさておき、久保田の燗は、ちゃんと温度計で燗の温度を調節してくれたりする。これは嬉しい。せっかくの日本酒ということで追加オーダーしたのがマコモ茸&海老の炒め物。マコモ茸は沖縄料理なんかでよく使うと思う。これを甘煮にしてあるんだけど、珍しく青のりをふんだんに使ってあるので、それだけで海の香りがする。

続いては、胃袋を満足させるためのピリ辛春雨炒め。オーダーすると、「よろしければパクチーを…」と聞かれる。善哉。追加料金が必要でもかまへんから山盛り入れてくれ…、と言いたいのを我慢して、「大丈夫だ」とニヒルに答える。あんまり辛くなかったけど、牛肉が結構たくさん入ってて満足できる一品だった。ただ、あんまり辛くなかったというのは、メンソールにしてみればということであって、食べれないほど辛いと感じる人がいるかも知れないので念のため。メンソールは、辛くても平気だから辛くしてくれと言ってオーダーしたし…。

最後は『芋』という文字が大きく書かれた焼酎の、氷なしちょい水を飲みながら、トドメのくんたま。『おんたま』とか『くんたま』とかは、昔キリンビールと紀文がタイアップしたコマーシャルが流れてたして、それ以来居酒屋とかでもポピュラーなメニューになったような気がするけど、この店のメニューに載せられていたのは、ウズラ卵のくんたまだった。なので、5~6コのウズラくんたまが器に盛られている。芋焼酎の芋の香りもセクシーなんだけど、そのセクシーとくんたまの香りが何とも言えないハーモニーを奏でてる様な気がしたりする。



(店  名) 大阪饅福堂
(ジャンル) 居酒屋
(所 在 地) 大阪市東成区大今里西3-4-14
(電  話) 06-6972-1199
(営業時間) 18:00-26:30
(定 休 日) 火曜日
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菖蒲(割烹/曾根崎新地)

2006年10月01日 21時38分12秒 | ジャパニーズ
 今年のテーマは日本酒だったんだけど、毎年このころになると、年頭に決めたテーマに飽きてくる。日本酒の飲める居酒屋にも飽きてきたので、日本酒の飲める割烹へ。割烹と居酒屋の境目って何かと聞かれると難しいし、割烹という看板を上げていても、客が居酒屋だと思っている場合もある。

 突然飲みに行こう、割烹へ行こうと決めたので、終業後にあちらこちらの割烹へ電話で連絡してみる。さすがにどこも満席だったのであきらめてたんだけど、最後だと思ってかけた『菖蒲』に滑り込むことが出来た。

 今年のテーマは日本酒なので、一杯目から日本酒をオーダーする。日本酒は、燗用が一種類、地酒が八種類くらい置かれてる。突き出しとして出されたのは栗豆腐。

 単品でオーダーすることも出来るが、とりあえずコースで行くことに決める。おまかせセットが3,500円、おまかせコースが二種類あって5,000円と8,000円だったので、5,000円のコースにした。

 まずは作り盛り合わせなんだけど、10種類くらいの盛り合わせだったので、全部は覚えてない。それが少量ずつ、ちょっとイタリアンっぽい容器に盛られている。調味料の方も、醤油に加えて塩など三種類用意されていて、それによる味の変化も楽しめたりする。造りと言えば醤油&山葵だと思ってると、魚介類の隠された味がわからなくなってしまったりすることがあるので、たまに醤油を使わないというのは面白いかもしれない。メンソールは、造りには醤油を使わないし、使うことがあったとして、箸の先に醤油を付け、それを造りに垂らす程度。それで十分だと思うんだけどね。

 続いて椀物。これが、スパイシーで、ちょっと不思議な香りの一品だった。スパイシーと行ってもエスニックなという意味ではなくて、山椒とか木の芽とかのスパイシーさがあって、それが間欠泉的に襲ってくるので、最後まで楽しめる。

 次は蒸し物。トマト饅頭のバジルあんかけ。トマトはくりぬかれていて、中にはジャガイモ&ベーコンが入っている。それにバジルのあんかけとなると、イタリアンを感じさせてくれる。最初の造り盛り合わせと良い、和風の枠を越えて、各国料理の手法を取り入れようとする姿勢が見えるような気がする。複線を引いておくと、それが最後のはじけるんだけど…。

 焼き物は子持ち鮎。旨かったです。鮎を二匹。骨も尾びれも頭も残さず成仏させました。つまり、皿しか残らなかった。

 ここで、しい肴と思われるものが三品。コースに含まれていたのか、それともメンソールが酒好きと思って出してくれたのかは判らないけど、それぞれにセクシーな逸品で酒が進む。

 最後のごはんものは、四種類くらいの中からセレクトできる。定番もののお茶漬けなどもあるが、メンソールが選んだのは大人のカレー。兎我野町の日本酒が旨い店(和食系)で、最後にカレーという店があるが、よく似てる。メンソールがカレーをオーダーすると、大将が嬉しそうな顔をしたような気がした。「辛くても大丈夫ですか」と、聞くので、「辛いのは平気だ」、と答える。それなりに辛かった。ので、市販のカレーの辛口食べれない人には無理だと思う。濃厚で芳醇な甘みと旨みがある。メンソールは、このカレーだけ食べに通いたいと思ったりもした。

 メンソールの率直な感想を言うと、『若い』かな。決して未熟ということじゃないし、どこがどのように若いのかと言われると答えに窮する。強いていえば、将来が楽しみという感じかな。次に行くと、また別の驚きとかがあるような気がする。



(店  名) 菖蒲(しょうぶ)
(ジャンル) 割烹
(所 在 地) 大阪市北区曽根崎新地1-5-7 梅ばちビル二階
(電  話) 06-4345-7899
(営業時間) 17:30-22:00
(定 休 日) 日祝
(備  考) チゲ鍋、大人のカレーライスなどのメニュー有り

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