天五にある和菜厨房と銘打った居酒屋。店は二階にあるし、看板は小さいので、なかなか見つけにくいとは思う。店にはいると、四人がけのテーブルが二つ、角に三人がけのテーブルが一つかな。あとはカウンターの店。焼酎もそれなりのラインナップがあるみたいだったけど、今年のメンソールは焼酎には手を出さないことにしてるので、トリビーをオーダー。この店でトリビーというと、エビスビールが出てくる。
オーダーしたのは、おまかせコース(1,500円)とアラカルトで何品か。ちなみにおまかせコースは、ラタトゥーユから始まって、ざる豆腐、タケノコ&ほたるいかの唐揚げなど五品。コースの中の一皿と単品とではボリュームが違うと思うけど、ざる豆腐もタケノコも単品で5,00円なので、このおまかせコースはかなりお得だと思う。
まず特筆すべきは、サービシングの早さ。オーダーしてから出されるまでが早い。なので、作り置きしているであろうことはまず間違いないと思う。しかし、独特の旨さと、美しさがある。ラタトゥーユはしっかりとしたトマト味が利いていて、シャープでひやりとした味わい。ざる豆腐は文句なしに旨い。しっかりと大豆の味がする。しかし、どうして醤油を添えるんだろうね。冷や奴には醤油というのは判るけど、醤油が必要なのはデルタノグルコラクタンを使って作った豆腐のために必要であって、にがりを使った濃厚な味の豆腐には必要ないと思うんだけど…。突き出しとして出てきたのは、煮タケノコにもしっかりと味が染みこんでいて旨い。ただし、全体的にやや味付けが濃いように思う。自家製のベーコンが塩辛いのはやむを得ないとは思うが…。
タケノコの唐揚げは、茹でたものを揚げたという感じではなく、下味をしっかり付けたか、ダシで煮てから揚げたかのどちらかだと思う。酒のアテとしては良いかもしれないが、タケノコ自体の素材の味をじっくりと味わいという向きには、若干手を入れすぎという気がしないでもない。空豆もや小松のお浸しなどもおなじで、味が染みにくい空豆や小松菜に良くダシの味が馴染んでいると思う。酒のアテ、特に焼酎の肴とするには良いかもしれないが、料理のみを楽しみたいという場合には、若干濃いように思う。言い換えれば、ダシが主張しすぎで、素材の味が生きてこない。あるいは、作り置きするので、ある程度日持ちさせることを考えて味付けが濃くなっているのかもしれない。極めつけは、豚軟骨のポン酢風味で、豚軟骨には醤油ベースの味が付けてあるんだけど、これがポン酢と完全にケンカしてる。ただ、小松菜や空豆が生き生きとした鮮やかな緑色を保っているのは見事だと思う。
桜のパウンドケーキは目が詰まっていて濃厚で旨かった。あと、さくらの杏仁豆腐も…。日本酒も、地酒が10種類くらい置かれてる。燗をしてくれるのは非情に嬉しいんだけど、燗はそれほど上手くないような気がする。燗するなら温度計は必須だと思うけど…。
(店 名) 暖
(ジャンル) 居酒屋
(所 在 地) 北区天神橋5-8-30
(電 話) 06-6357-0303
(営業時間) 18:00-29:00
(定 休 日) ?
オーダーしたのは、おまかせコース(1,500円)とアラカルトで何品か。ちなみにおまかせコースは、ラタトゥーユから始まって、ざる豆腐、タケノコ&ほたるいかの唐揚げなど五品。コースの中の一皿と単品とではボリュームが違うと思うけど、ざる豆腐もタケノコも単品で5,00円なので、このおまかせコースはかなりお得だと思う。
まず特筆すべきは、サービシングの早さ。オーダーしてから出されるまでが早い。なので、作り置きしているであろうことはまず間違いないと思う。しかし、独特の旨さと、美しさがある。ラタトゥーユはしっかりとしたトマト味が利いていて、シャープでひやりとした味わい。ざる豆腐は文句なしに旨い。しっかりと大豆の味がする。しかし、どうして醤油を添えるんだろうね。冷や奴には醤油というのは判るけど、醤油が必要なのはデルタノグルコラクタンを使って作った豆腐のために必要であって、にがりを使った濃厚な味の豆腐には必要ないと思うんだけど…。突き出しとして出てきたのは、煮タケノコにもしっかりと味が染みこんでいて旨い。ただし、全体的にやや味付けが濃いように思う。自家製のベーコンが塩辛いのはやむを得ないとは思うが…。
タケノコの唐揚げは、茹でたものを揚げたという感じではなく、下味をしっかり付けたか、ダシで煮てから揚げたかのどちらかだと思う。酒のアテとしては良いかもしれないが、タケノコ自体の素材の味をじっくりと味わいという向きには、若干手を入れすぎという気がしないでもない。空豆もや小松のお浸しなどもおなじで、味が染みにくい空豆や小松菜に良くダシの味が馴染んでいると思う。酒のアテ、特に焼酎の肴とするには良いかもしれないが、料理のみを楽しみたいという場合には、若干濃いように思う。言い換えれば、ダシが主張しすぎで、素材の味が生きてこない。あるいは、作り置きするので、ある程度日持ちさせることを考えて味付けが濃くなっているのかもしれない。極めつけは、豚軟骨のポン酢風味で、豚軟骨には醤油ベースの味が付けてあるんだけど、これがポン酢と完全にケンカしてる。ただ、小松菜や空豆が生き生きとした鮮やかな緑色を保っているのは見事だと思う。
桜のパウンドケーキは目が詰まっていて濃厚で旨かった。あと、さくらの杏仁豆腐も…。日本酒も、地酒が10種類くらい置かれてる。燗をしてくれるのは非情に嬉しいんだけど、燗はそれほど上手くないような気がする。燗するなら温度計は必須だと思うけど…。
(店 名) 暖
(ジャンル) 居酒屋
(所 在 地) 北区天神橋5-8-30
(電 話) 06-6357-0303
(営業時間) 18:00-29:00
(定 休 日) ?